2020年札幌記念 予想。ルメール騎手がカギを握る。


馬場状態ですが土曜日は良馬場で行われました、9R富良野特別が2:00.9で前半1000m59.8とハイペースバランス。これでL3は12.3迄落としていて上り3Fは36.9、勝ったアルテラローザは中段の後ろ最内でロスなく乗っていました、直線入り口で一瞬迷っているので、それが無ければもっと着差は開いたでしょうね。1~3着までディープ系産駒(3着はディープの全兄ブラックタイド)ですが、明日の札幌記念にはディープ産駒は未出走です。昨年の富良野特別が2:00.4なので馬場状態は昨年並み、このクラスになると平均バランスでも上り3F36秒台では勝負にならないと思います。

◎ノームコア

○ラッキーライラック

▲カウディーリョ

△ペルシアンナイト

★ポンデザール           

馬連 ①⑥=①②⑥⑧⑩ 7点 

3連単 ①⑥=①⑥ー②⑧⑩ 6点

逃げるのはトーラスジェミニ、トーセンスーリヤが控えて2番手、カウディーリョが3番手の外で折り合い、ドレッドノータスとラッキーライラックが中段のやや前。中段にノームコア、アドマイヤジャスタ、中段のやや後ろからペルシアンナイト。中段の後ろからブラックホールとポンデザール、後方からイェッツト、ルミナスウォリアーという並びを想定。

逃げるのはトーラスジェミニだと思います、結構適性の幅が広い馬で前半から飛ばしても良いし、スローからのロンスパにも対応できることは、2走前の巴賞で見せましたね。トーセンスーリヤが前走の宝塚記念でハイペースバランスを逃げて凡走しているので、無理にトーラスジェミニに競りかけるとは思えません。カウディーリョもハイペースバランスが歓迎の口ではないので、ペースは落ち着いて平均からややスローくらいでしょうか。

ラッキーライラックはスタートが良いので、中段のやや前辺りをすんなり取れそう、相手関係を考えると無理に内に入れて勝負所で詰まるよりは、いつでも自分で動ける馬群の外を取りそう。ノームコアはスタート普通に出れば中段、横山典騎手もペルシアンナイトの後ろというのは嫌だと思うので、ある程度は出して行くと思います。そのペルシアンナイトは前走の宝塚記念で中段のやや前から進めて凡走、ここは前には行かず昨年のような位置取りを指示されると思います。

ポンデザールは動きやすいポジション、前走向正面で動いて圧勝していますから、緩んだら動ける位置を取ってくるはず。ブラックホール、イェッツト、ルミナスウォリアーはいつも通りの後方からでしょうね。ブラックホールは内に入れてしまうと、ポンデザールの動きに乗って行けなくなりそうで、イェッツトと位置が逆の方が良いと思いますが、枠なりでポジションを取ってしまうと最内に行ってしまいそう。この辺り石川騎手が考えて乗るかどうかですね。

4コーナーです、ハイペースバランスにならない限りルメール騎手は動くと思います、向正面で12秒台に入った瞬間押し上げて行けば、3コーナーでは全体のスイッチが入りペースアップ、カウディーリョがトーラスジェミニを交わしに行けば、当然ミルコもポンデザールに一頭分外を回らせるために上がるでしょうね。この辺りで既にL2区間なのでポンデザールの押上が遅ければ、この区間でラッキーライラックは勝負を決めてしまうと思います。逆にポンデザールの押上が早く、3コーナー入り口からこの状態になると、ラッキーライラックの持続力ではL1垂れてしまうかも。

ノームコアは、ラッキーライラックが動いてできたスペースに入りそうですが、瞬発力ではラッキーライラックに見劣るので、直後には付けられずドレッドノータスに入られてしまうと厄介です。スムースに直線に入れるかどうか、ドレッドノータスが3コーナーからの引き上げに反応できるかどうかも未知数ですが、その場合は早目にドレッドノータスを交わして行くことは可能だと思います。

直線L1標識付近です、ラッキーライラックがトップスピードの質で上回り、先頭に立っていると思います。直線は中目に出すであろうノームコアが続き、カウディーリョがどこまで粘れるか。カウディーリョは近2走が直線で詰まっているので着が悪いのですが、スムースなら十分にチャンスがあると見ています。ポンデザールは11秒台のラップに対応できるかどうか、ペルシアンナイトは序盤にノームコアと位置が逆ならチャンスありでしょ。

では1頭ずつ見て行きます。

◎ノームコア ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:距離適性。 悪材料:スタートの悪さ。札幌ダート38.0-12.4、持ったまま半馬身先着、バランス良い。

レースを作りそうなトーラスジェミニが前走ハイペースバランスで4着だったので、今回は競ってくる馬も居ないことから平均かややスローくらいに落ち着かせる可能性が高いと思います。こうなるとルメール騎手の仕掛けが早くなり、一瞬の切れで勝負を決めるラッキーライラックよりも、長くトップスピードを維持するノームコアにチャンスがありそう、もちろん序盤の位置取りが重要で、ペルシアンナイトに入られてしまうと苦しくなると思います。内枠なのでスペースさえあればリカバリーはしやすいと思いますし、乗り慣れている横山典騎手なので上手くポジションが取れれば。

○ラッキーライラック ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。・阪神でのL2最速戦が得意。・休み明けは良くない。好材料:距離適性。 悪材料:特になし。札幌芝33.7-11.7、単走持ったまま、バランス良い。

能力的には牝馬トップクラスですから圧勝してもおかしくないと思います、ただ持続力勝負になると甘いところがあるし、ルメール騎手はそこを見抜いているはずなので、今回は周りにイジメられそうですね。それだけ強いという事ですが。トーラスジェミニが平均くらいで引っ張ってくれれば、L2で勝負を決めてしまうはずなので、ルメール騎手のタイミング次第ということになりそう。トーセンスーリヤが遅れて2番手を取れれば、どんな展開でも圧勝だと思いますが。

▲カウディーリョ ・心肺機能は未知数、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。札幌ダート38.6-12.6、単走持ったままバランス良いがやや首が高い。

近2走が直線詰まって着を悪くしているので見直したい、今回は少頭数で6枠8番と出たなりで先行してしまえば詰まることはないはず、小倉ですが関門橋Sで4F戦をL1が12.0で纏める持続力を見せていますから、全体の仕掛けが早くなればチャンスあると思います。ノームコアが取りこぼすようなら2着も可能性あると思いますが。

△ペルシアンナイト ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はやや高く持続力も高い。・休み明けは良くない。好材料:コース適性。 悪材料:騎手弱化。札幌芝36.5-12.1、持ったまま1馬身先着、バランス良い。

昨年は外から上がっていて0.3差5着と適性は見せています、前走は馬場が合わず大敗しましたが、牝馬2頭を別にすればここでは格上です。昨年よりも短い間隔で出走できることも好材料ですが、騎手が大いに不安でこの評価にしました。

★ポンデザール ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険、距離適性。札幌ダート42.0-13.6、単走持ったまま、バランス良いがやや重苦しい。        

愛知杯の負け方が印象悪く、向正面で12.6から12.2-12.0とペースが上がった時に手応えが悪かった、馬場も重かったのでこのペースで苦戦したのかもしれないが、重馬場で12.0のラップに対応できないようでは、このクラスでは悪い意味で怖いですね。前走は強かったがこの時は9Rの北辰特別で1:47.5が出ている馬場なので、札幌にしてはかなり軽い部類に入るはず。これで2:37.6だと2000mのスピードに対応できるのか、かなり疑問。一応押さえ迄かな~。

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コメント

  1. ションボリルドルフ より:

    馬連HITおめでとうございます!
    2週連続すごいですね。

    僕は前回に引き続きラッキーライラック1頭軸にしてしまい外してしまいました!
    今回ワイドは買っていなかったので…。

    ノームコアもペルシアンナイトも買ってたので悔しいです!

    • みやや より:

      ションボリルドルフさん、こんばんは~。馬連だけですが何とか当たって良かったです、ありがとうございます。
      印回していただけに悔しいですよね、馬券に落とし込むのは難しいですね。トリガミ覚悟で手を広げてみるのもありかと思うので、エア馬券でも手を広げた買い目を記録してみたらどうでしょう。私もトリガミが嫌で1頭軸にして何度も痛い目を見たもので、お気持ちお察しします。