2020年セントライト記念 予想。青葉賞組を高評価。


馬場状態ですが土曜日、日曜日は良馬場で行われました、含水率は日曜日でゴール前9.0%、4コーナー11.4%とかなり乾いていますね。クッション値は10.5なのでやや硬めですが、時計は左程速くなく標準的な良馬場と言ったところ。10Rの御宿特別が2勝クラスのマイル戦で1:34.6、クラスを考えても速いとは言えませんね。12Rの1勝クラス1200mでも1:09.6なので、含水率とクッション値からすると疑問の有る時計でした。

明日ですが、今夜雨の予報もありますが、ほとんど降らないと思うので良馬場想定です。気温も上がりそうにないし、くもりで日差しもないようなのでこれ以上高速化することもないと思います。よって標準的な良馬場想定で良いと思います。

◎ヴァルコス

○フィリオアレグロ

▲ダノンファスト

△サトノフラッグ

★ガロアクリーク                                    

☆バビット                        

馬連 ④⑩=④⑤⑥⑦⑨⑩ 9点            

3連単 ④⑩ー④⑤⑩ー④⑤⑥⑦⑨⑩ 16点

逃げるのはバビット、外からココロノトウダイ、ピースディオン、ラインハイトが先行勢。マイネルソラスがその後ろで、中段勢がガロアクリーク、フィリオアレグロ、リスペクト、ヴァルコス。中段の後ろからサペラヴィ、サトノフラッグ。後方からダノンファストという並びを想定。

逃げるのはバビットですが、ココロノトウダイやラインハイト、ピースディオンも前に行きたいはず、この3頭は何が何でも逃げたいとは考えていないと思うので、競り合いまではないと思いますが、バビットもゲートが速い訳ではないので五分に出てから、先手を取るまでかなり足を使いそうですね。ラインハイト北村友、ピースディオン田辺騎手は先行できればいいという位置取りだと思いますが、外枠のココロノトウダイ丸山騎手は、少しでも前で内目を回りたいはずなので、多少競りかけてでも出して行くかもしれませんね。

先行勢を見ながらになりそうなのがガロアクリークとフィリオアレグロで、この2頭が中段勢をコントロールする形でしょうか。リスペクトはルメール騎手が馬の力を勘案して内でロスなく、ヴァルコスは初手は動かず向正面で下りを利用して捲くる形かなと。スタートが改善していなければサトノフラッグも後ろからになると思うし、初芝でこそない物の芝未知数のダノンファストは後方からでしょうね、横山典騎手なので少頭数を考えて末脚に賭けると思います。

4コーナーから直線入り口です、バビットが逃げているところ外からヴァルコスが捲り追い込み、もしくはヴァルコスの押し上げに押し出されたガロアクリークがヴァルコスの前かもしれませんね。この2頭はこの辺りで先頭列に並んでいると思います、さらに外からサトノフラッグが追走、サトノフラッグのスピードだと一瞬置かれる可能性もあるので、もう少し後ろかもしれませんね。ダノンファストは横山典騎手が自分のタイミングでスパートすると思います。

フィリオアレグロは先に動かないとラインハイトを交わすのに待たされそう、この辺りは力の違う馬が混走しているので、コース取りが難しくなりそうですね。同じく内目を回りそうなリスペクトも、スムースなコース取りが出来るか怪しいですね。

直線L1標識付近です、この地点では先捲りのヴァルコスかガロアクリークが先頭に立っていると思います、ガロアクロークは非ノーザンF生産馬なので、休み明けはどこまで仕上がっているか心配ですね。権利は持っているのでメイチでは仕上げてこないはずだし、向正面でヴァルコスの押し上げに反応できるか、出来たとして直線粘り切れるか不安があります。

サトノフラッグは外からスムースなので、この馬のトップスピードの質でどこまで来られるか。フィリオアレグロは直線入り口でのコース取り次第、この馬はサトノクラウンの下ですが、サトノクラウンも3歳の内はトップスピードの質が低くはなかったので、まだ大丈夫かな~・・・。ダノンファストは横山典騎手のタイミングで届くかどうか、前走だけでなく青竜Sの2着も良かったので、パンパンの良馬場ではスピード不足の心配もありますが、上がり34秒台で届くなら一発に警戒ですね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ヴァルコス ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。好材料:・・・。 悪材料:休み明け。栗東坂路39.7-12.7、単走やや強め、バランス良い。

青葉賞の内容を評価して本命にしました、青葉賞は5F戦を外から捲って行って2着、11秒台半ばを連発している中なので、自身は11秒台の前半に何度か入っていたはず。持続力に関しては非凡なものを見せましたね、流石ノヴェリスト産駒と言う感じでした。3F戦やL2最速戦になればトップスピードの質と瞬発力で見劣る可能性が高いので、三浦騎手が上手く乗ってくれれば。青葉賞のような乗り方で良いと思いますけどね、4F戦くらいを力でねじ伏せるような乗り方が、この馬の力を引き出せると思います。ノーザンF生産馬なので休み明けは問題ないはずですが、間隔空けるとスタートが遅れがちなので、上手く修正してくれれば。

○フィリオアレグロ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:・・・。 悪材料:・・・。美浦w39.5-13.0、持ったまま2馬身先着、バランス良い。相手はサリオス。

この馬も青葉賞3着でしたね、ヴァルコスとは違って内からコースロスなく乗ってスルスル伸びてきますた。サトノクラウンの下なのでバテずにジリジリ来るところはお兄ちゃんそっくり。ミルコの剛腕とも合っていると思うし、ノーザンF生産馬で休み明けを苦にしないと思います。

▲ダノンファスト ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料:・・・。 悪材料:・・・。美浦w40.4-12.8、持ったまま半馬身先着、バランス良い。

ダートで好成績を上げて再度芝に挑戦してきましたね、新馬戦ではサトノフウジンと0.1差ですから、芝がダメってことはないと思います。前走も古馬2勝クラスで圧勝でしたし、青竜Sが高評価でデュードヴァンとタイム差無し2着、3着に下したタガノビューティーが朝日FSでグランレイとタイム差無し4着、上りはタガノビューティーよりも速いので、好調な横山典騎手の手腕に期待ですね。

△サトノフラッグ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:スピード負けの危険。美浦w37.7-12.0、持ったまま併入、バランスは良い。

ディープインパクト産駒らしくない馬で、とにかく切れない、速い上がりを使えないにもかかわらず、スタートが遅く先行出来ずに届かないというタイプですね。明日の馬場は高速馬場ではないので、中段よりも前に行ければチャンスはあると思いますが、新馬戦以来の戸崎騎手がどう乗るか。この馬の場合は休み明けでも不安はないですね。

★ガロアクリーク ・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。美浦w38.2-12.7、やや強め2馬身先着、バランス嵌まぁで首が高い。 

スプリングS1着、皐月賞3着ですからコース適正は抜群ですね、不安要素は2カ月強の間隔空けの水仙賞を取りこぼしていること、この馬は非ノーザンF生産馬なので休み明けは不安です。幸い高速馬場にはなりそうもないので、前目のポジションから持続力を生かす展開になればチャンスはあると思います。                

                   

☆バビット ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。好材料:・・・。 悪材料:斤量増、初コース。栗東坂路41.1-12.6、単走やや強め、バランスは良いがやや重苦しい。 

前走は急遽内田騎手が乗って鮮やかな逃げ切りでしたが、稍重で平均バランスだったことを考えると、ナカヤマフェスタの血がドンピシャで嵌った感も否めません。  この馬も2か月半の休み明けで、非ノーザンF生産馬であることが不安材料、未勝利戦で4カ月強の休み明けを勝っていますが、さすがに未勝利戦では参考外でしょう。前走はハンデ戦で53㎏だったし、ここでこの馬の本当に力が見られそうですね、良くも悪くも。