土曜日の馬場情報 良馬場 Cコース
土曜日は良馬場でした、週中に雨はなく含水率は低いですね、これでも火曜日から散水しているので、土曜日に散水していたとしても土曜日と同じくらいの馬場だと思います。土曜日の8R1勝クラスのマイル戦が1:33.3、9R芦ノ湖特別が2勝クラスのマイル戦で1:33.6でした、クラスが上がって走破時計が落ちていますが、微々たるものですし気にすることはないでしょう。それ以上に気になったのは直線のバイアスです、明らかに中目よりも外の方が伸びていました。これに関しては先週と一緒ですね、明日この傾向がいきなり変わることはないと思うので、直線は外へ出しそうな馬が狙い目ですね。
◎ザダル
○アルジャンナ
▲ファルコニア
△ヒュミドール
★シュリ
☆ミラアイトーン
Xサトノフラッグ
*ヤシャマル
馬連 ⑧⑮=⑥⑦⑧⑨⑫⑬⑮⑯ 13点
3連単 ⑧⑮ー⑥⑦⑧⑮ー⑥⑦⑧⑨⑫⑬⑮⑯ 36点
逃げるのはアトミックフォース、2番手にミラアイトーン、セダブリランテス。中段の前からアドマイヤビルゴ、中段のやや前からマイラプソディ、ファルコニア。中段からヴェロックス、ヤシャマル、ガロアクリーク、中段やや後ろからエアアルマス、アルジャンナ、ザダル。中段の後ろからプレシャスブルー、ヒュミドール、シュリ、後方からサトノフラッグ、ニシノデイジー、ワンダープチュックという並びを想定。
大外枠になりましたが他に何が何でも行く馬が居ないので、外からでもアトミックフォースが逃げられると思います。ただこの馬というか武藤騎手はペースを引き上げない可能性があり、前半はスローになってしまうと思います。前半スローというのはアトミックフォースには良くないのですが。2番手はセダブリランテスとミラアイトーンで、この2頭はアトミックフォースが行かないようなら逃げてもいいはず、ただこちらも菊沢騎手と石川騎手でペースを引き上げるイメージはないですね。アドマイヤビルゴとマイラプソディが中段の前から、ファルコニアは折り合えるかどうかですね。
ガロアクリークが外から中段辺り、その内にヤシャマルが居て、ザダルとアルジャンナがその後ろ辺り、ザダルはもう少し前からかもしれませんが、休み明けなのでレース勘が戻っているかどうかですね。前走は逃げの手に出たシュリですが、今回はミルコに乗り替りでスタートも速い方ではないので、前へ行けるかどうか微妙。外枠なので出して行けばリカバリーは可能性ですが、直線勝負に賭けるようだと中段の後ろになりそう。サトノフラッグは前走前に行って凡走、2走前のAJCCでは不良馬場で内枠から下げて行って凡走、外目の枠だし前半無理をしない可能性が高いと思います。
4コーナーです、アトミックフォースの逃げならばスローからの4F戦、もしくはスローからの3F戦でしょうね。馬群は凝縮してコーナーを回ってくると思いますが、1頭捲りがありそうなのがサトノフラッグ、向正面でもペースが上がらなければ早目の捲りでポジションを上げていくかも。サトノフラッグが捲るタイミング次第では、全体がロンスパになるかもしれません。
直線L2標識付近です、アトミックフォースはトップスピードの質が高い訳ではないので、スローからの3F戦になるとこの辺りでスピードが鈍りそう、ミラアイトーンも同じ傾向はありますね。前半が余程スローになれば上がり33秒台も使えると思いますが、この2頭が33秒台の上りを使える展開だと、他馬は32秒台を使えますからね。今の府中は外目の方が伸びるし、内の先行馬は難しいレースになりそう。これはセダブリランテスやアドマイヤビルゴ、マイラプソディも一緒ですね。
直線の中目から外の馬はガロアクリーク、ザダル、シュリ、アルジャンナ、ヒュミドール辺りでしょうか。捲りを打つようならサトノフラッグが外からでしょうね。問題はファルコニアで、川田騎手はこの馬では控えて折り合い重視のレースをしています。今回に限り逃げるとは思えないので、内目で折り合って直線捌けるかどうか、川田騎手なので捌けないということはないと思いますが、むしろ折り合えるかどうかの方が不安ですね。
直線Ⅼ1標識付近です、ザダルは外目からスムースだと思いますし、トップスピードの質も持っているので、良馬場のやや高速馬場ならば外目から差し切れると思います。これに続くのがアルジャンナで、ザダルを追いかけるようなコース取りを想定しています。トップスピードの質はザダルと互角ならば差せないでしょうね。内目からはファルコニア、折り合いさえ付けば上がりは前走見せているので、あとは前の馬を捌けるかどうかと、馬場バイアスですね。シュリは1800mの距離をこなせるかどうか、ガロアクリークとサトノフラッグはトップスピードの質では見劣ると思うので、Ⅼ1のバテ差しでどこまで届くか。
ヒュミドールは条件戦のノベンバーSでこのコースを差し切り、ただこの時は前半48.3だったので、さすがにそこまで遅くなることはないと思います。この展開で差しが届くかどうかと、4コーナーから直線入り口にかけてのコース取りがポイントになりそう。ヤシャマルは府中適性が高いのですが、走破時計は褒められたものではないのでこのクラスで通用するかどうか。先行勢ではミラアイトーンの粘り込みはあるかも。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ザダル ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:美浦w37.5-12.0,強め併入、バランスは良い。
2020年毎日王冠:美浦w39.6-13.4、持ったまま併入、バランス良い。5着。
菊花賞:美浦w38.4-12.3、持ったまま半馬身先着、バランス良い。13着。
昨年の毎日王冠では稍重で伸びませんでしたが、メイSでは上がり最速33.2で僅差の3着、関越Sでは3馬身ちぎって圧勝でしたから長い直線、良馬場と条件が揃ったここでは突き抜けて欲しいですね。今回は昨年の毎日王冠以来で8カ月ぶりですが、この馬は非ノーザンF生産馬ながら隠れノーザンで外厩はノーザンF天栄です、休み明けは不安材料ではないと思います。
○アルジャンナ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:なし。
調教データ
今回:栗東坂路37.4-12.6,単走持ったまま、バランス良い。
2021年マイラーズC:栗東坂路37.9-12.4,単走持ったまま、バランス良い。2着。
ダービー:栗東坂路38.6-12.4、やや強め併入、バランスは良い。18着。
前走のマイラーズCで古馬重賞の目途を付けました、上がり最速で33.7とトップスピードの質だけでなく持続力も見せています。ルメール騎手なので馬場の良い外目にスムースに出してくるはずで、勝ち負けでしょうね。
▲ファルコニア ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:栗東坂路38.7-12.2,単走強め、ややフラフラしたがバランスは良い。
前走のタイムはかなり良いのですが、相手が・・・。川田騎手はこの馬で控える競馬に拘っている感じなので、折り合えるかどうかが最大の不安材料。折り合い重視で内へ行くと直線は伸びない内を走ることになり、4コーナーから上手く外に出せるかも不安ですね。
△ヒュミドール ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:美浦w39.0-12.0,単走持ったまま、バランス良い。
2021年日経賞:美浦w38.1-12.0,強め2馬身先着、バランス良い。4着。
条件戦ですがノベンバーSで差し切り勝ち、スローからの3F戦なら一足使ってくるので、スムースなら。
★シュリ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:栗東坂路38.2-12.1,単走持ったまま、バランスは良い。舌?
リゲルSでは上り33.3で差し切っていますから、スローからの4F戦で良さを見せていますね。前走は逃げる形になりましたが、少頭数で押し出されるような展開だったので、再度の逃げはないと思います。ミルコはスタート良くないので、外枠ですし差しに回れば展開が合うかもしれません。
☆ミラアイトーン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:美浦w40.2-12.8,映像無し。
2020年関屋記念:美浦w37.3-12.8、単走持ったまま、バランスは良いが汗が目立つ。5着。
先行勢からはこの馬を、1800mは巴賞で2着しています、この時の1着は1㎏軽いトーラスジェミニで0.2差なら好材料でしょう。その時以来の1800mだし、新馬戦でも1800mを逃げ切っているので、実は1800m巧者の可能性も。
Xサトノフラッグ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。
好材料:なし。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:美浦w38.1-12.8,持ったまま併入、バランス良い。
2021年金鯱賞:美浦w35.9-12.2,強め併入、バランス良い。
2021年AJCC:美浦坂路38.0-12.4,持ったまま半馬身先着、バランス良い。11着
菊花賞:美浦w38.6-12.9、持ったまま半馬身遅れ、バランス良い。3着。
セントライト記念:美浦w37.7-12.0、持ったまま併入、バランスは良い。2着。
ダービー:美浦w37.3-12.0、持ったまま併入、バランス良い。11着。
皐月賞:美浦w36.6-11.8、持ったまま併入、バランス良い。5着。
古馬になって良くないのですが、妹ちゃんのレイナスが頑張っていますし、お兄ちゃんも負けていられないでしょう。外枠を引けたので、前半は無理をせずにロング捲りがあれば、持続力を生かせると思います。
*ヤシャマル ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:美浦坂路38.0-11.8,一杯半馬身先着、バランス良いがやや首が高い。
コース適性は最高ですね、あとはこのクラスで通用するかどうかだけ。