土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
<第1回中京競馬終了後、傷みの大きかった3コーナーから正面直線中ほどにかけて約4,200平方メートルの芝張替を行いました。その他の箇所は、芝馬場の損傷した箇所に洋芝(イタリアンライグラス)を追加播種しました。その後、馬場内側全周に渡り、約2週間保温効果のあるシートで養生しました。洋芝の生育に不揃いな箇所があり、部分的に先開催までの傷みが残っていますが、全体的には良好な状態です。>
馬場状態は良馬場でしたが、やや重い印象でした。10Rの恋路ヶ浜特別が2勝クラスの2000mで2:01.0、スローからの3F戦の割に上がり最速も1着エスコバルの34.0でした。3日から6日まで、8日、10日と散水しているので、水分が残って含水率が高目のようですね。風は日中2~4mの南風なので、直線が内側から風が当たる感じでやや向かい風、大きな影響はなかったと思いますが。
昨年の恋路ヶ浜特別は走破時計1:59.2、後半6Fが全て11秒台なので馬場はかなり軽かったはず。昨年土曜日の馬場状態は13.3%、11.7%、クッション値8.9。4コーナーの含水率が影響しているような本日の馬場傾向でした。昨年の日曜日は12.6%、13.5%、クッション値9.5、土曜日に散水しているかどうか不明ですが、雨はなかったようなので恐らく散水していると思います。
明日にかけては雨の心配はありませんが曇りの予報、土曜日に散水すれば更に時計の掛かる馬場になりうそうだし、散水しなくても昨年ような高速馬場にはならないのではないかと思います。
◎マリアエレーナ
○ディープモンスター
▲アラタ
△フェーングロッテン
★プログノーシス
☆ヤマニンサルバム
Xポタジェ
複勝 ②
3連複 ②=①④⑨⑩⑪⑫=①④⑨⑩⑪⑫ 15点
3連単 ②ー①④⑩⑪⑫ー①④⑩⑪⑫ 20点
逃げるのはフェーングロッテン、2番手にマリアエレーナ。中段の前からヤマニンサルバム、アラタ、中段のやや前からハヤヤッコ、ディープモンスター。中段からグランオフィシエ、ポタジェ、中段のやや後ろからワンダフルタウン、中段の後ろからバイオスパーク。後方からルビーカサブランカ、プログノーシスという並びを想定。
逃げるのはフェーングロッテン、何が何でも逃げたいタイプではありませんが、他の逃げ候補はヤマニンサルバムで、こちらも逃げ争いはしないタイプ。前の隊列はスンナリ決まりそうで、コース形態を考えてもペースはスローからの4F戦でしょうか。マリアエレーナは内からスタート悪くないので、2番手で折り合い重視でしょうね。今回は少頭数でスタート早い馬が少ないので、五分に出られるアラタ、ハヤヤッコ、ディープモンスターが中段の前から。ポタジェは先行した方が良いと思いますが、59㎏だし前半は無理をしないかも。
注目はプログノーシス、スタート良くないんですよね。どうしても遅れるのでどこまでリカバリーするかどうか。外枠なので無理にリカバリーすると、1,2コーナーで外を回されるロスを受けるので、前半は無理をせず末脚に賭ける気がします。
4コーナーです、L4からジワっとペースが上がると、ここで前を射程に入れたい後方勢は足を使うはず。他は隊列に大きな変化はないでしょうね。
直線L2標識付近です、L3から11秒台の前半に入ると思います。フェーングロッテンにマリアエレーナが並びかけ、アラタが続きその外にヤマニンサルバム。内からハヤヤッコ、中目からディープモンスター、外からポタジェとプログノーシスがスムース。
直線Ⅼ1標識付近です、L2区間でも11秒台の前半を踏んでいるはず、トップスピードの質が高くない組は苦しくなりそう。マリアエレーナが抜け出し、フェーングロッテン、アラタ、ヤマニンサルバム、ディープモンスターが2列目。その後ろからポタジェ、プログノーシスがスムース。ここからプログノーシスがどこまで伸びるか、高速馬場にはなりそうもないし、前半がスローになれば前が止まらない可能性もあり届くかどうか。
では1頭ずつ見ていきます。
◎マリアエレーナ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
愛知杯で好走している馬でコース適性は良いし、前に行けるので開幕週の馬場も合う。小倉記念で牡馬混合重賞を勝っているし、そのとき3着に下したのが同斤量のジェラルディーナ、しかも0.8秒差で相手にしていない。キレッキレのトップスピードの質があるわけではないので、開幕週だがやや重目の馬場も合うと思う。好調な松山騎手にも期待ですね。
○ディープモンスター ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
古馬の重賞は初めてだが、前走の関門橋Sを快勝しているので、位置取り次第では十分勝機があると思います。この馬もキレッキレのトップスピードの質を持っているタイプではないので、前で粘り込みパワーと持続力が活きる展開が理想ですね。
▲アラタ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険、展開。
前走中山金杯で惜しい4着、この時は3着のフェーングロッテンに1㎏あげていたので、逆転も十分に可能だと思います。トップスピードの質ならフェーングロッテンに勝ると思うので、この馬も位置取り次第ですね。
△フェーングロッテン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
開幕週で逃げる可能性が高いのがこの馬ですね、馬場がやや重い感じがするので、トップスピードの質が高くないこの馬でも十分勝負になると思います。
★プログノーシス ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:届くかどうか。
この馬はゲートでソワソワしてしまうので、どうしても出遅れて後ろからになってしまう。開幕週の馬場だけでなく、速い上がりを使えない馬場だと届かない可能性がありますね。加えてこの馬は社台F生産馬なので、休み明けで仕上がっているかどうか。
☆ヤマニンサルバム ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前走格上げ戦のOP白富士Sを3着、直線やや詰まっていたのでスムースなら2着もあったはずで、リステッドでも通用することを見せましたね。この時の2着が中山記念で3着のドーブネなので、スムースならここでも通用しても良いと思います。懸念は使い詰めで、昨年だけで11戦、さらに今年に入って2戦しているので、疲労の不安が大きいです。
Xポタジェ ・心肺機能はやや高く、パワーはやや低い、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:騎手不安、斤量。
斤量の不安もあるが毎日王冠の6着が印象悪いですね、他馬よりも1~2㎏重かったのですが、休み明けの影響もあったのかピリッとしなかった。今回も休み明けだし59㎏は嫌な感じですね。