2023年関屋記念 予想。牝馬で決まるか?


土曜日の馬場情報 良馬場  Aコース

向正面から内・外回り3コーナーから4コーナー、正面直線にかけて内柵沿いに若干蹄跡が見られますが、大きな傷みは無く全体的に良好な状態です。

土曜日の馬場状態は良馬場でした、9Rの湯沢特別が2000mの1勝クラスで1:57.6、上がり3F最速は1着のオクタヴィアヌスで33.7でした。このレースはスローからの3F戦でL2最速11.0、ルメール騎手はノーステッキで7馬身差なので、本気で追ったらもっと速い上がりが出たはず。新潟外回りとしては、標準からやや速い馬場状態と見て良いと思います。

明日にかけては雨の心配が無く、土曜日に散水しても気温が高いのですぐに乾くと思うので、明日もやや高速馬場でしょう。むしろ気温が高過ぎて、馬の熱中症が心配ですね。土曜日のレースを見ると、直線は外よりも内の方が伸びている印象で、例年のこのレースとは傾向が替わりそうですね。

◎アヴェラーレ

○ララクリスティーヌ

▲フィアスプライド                          

△ラインベック                                    

★ロータスランド                                   

☆ディヴィーナ                                     

Xセルバーグ                    

3連複 ②=①⑤⑦⑧⑭⑯=①⑤⑦⑧⑭⑯ 15点   

何が何でも逃げそうなのはノルカソルカ、前走の中京記念を逃げ切ったセルバーグは逃げ争いはないと思います。なので前の隊列はスンナリ決まりそうで、ペースもあまり速くならないと思います。中段の前からフォルコメン、ラインベック、ビューティフルデイ。中段のやや前からララクリスティーヌ、サクラトゥジュール。もう1頭フィアスプライドはスタート遅い訳ではないし、外枠ではないので意図的に下げなければ中段のやや前に居ると思います。

中段からコンシリエーレ、内外入れ替わってアヴェラーレ、外からロータスランド。中段のやや後ろからミッキーブリランテ、カワキタレブリー、アナザーリリック。中段の後ろからフラーズダルム、後方からミルコのスタート不安のディヴィ―ナ、メイショウシンタケという並びぞ想定。

アヴェラーレは戸崎騎手なので、スタートさえ出れば下げないと思います。このコンビは条件戦ですが飯豊特別で2着があり、中段から進めていました。フィアスプライドも前走は中段の前から、その前は中段よりも後ろからのレースでしたが、スタート遅くないし馬場状態を考えれば下げないと思いますが。

直線L3標識付近です、このコースは直線659mでL3標識地点ですでに直線、なので4コーナーでは隊列に大きな変化はないと思います。土曜日のレースを見ていると、内も伸びているので、外に大きく広がる可能性は少ないと思います。内が伸びているというよりも、内外フラットで外へ行くと距離ロスの分だけ不利という感じですね。

ノルカソルカが先頭で、セルバーグ、ラインベック、ビューティフルデイが並びかける感じ。ララクリスティーヌはその外、フィアスプライドは中目を選択。サクラトゥジュールが本調子でなければ、ラップが上がった時に遅れそうで、アヴェラーレには内にも外にもスペースが出来そう。ロータスランド、その後ろからアナザーリリックが外。ディヴィ―ナは中目を捌きそう。

直線Ⅼ1標識付近です、新潟なのでトップスピードの質は誤魔化せますが、それでも他場で上がり3F34秒台をコンスタントに出していないと、トップスピードの質で見劣るはず。セルバーグは斤量58㎏を克服できればいいのですが、さすがに前走から3㎏増は厳しいかも。前に居て抜け出しそうなのはラインベック、その後ろからはララクリスティーヌで、この2頭はスムースだと思います。

中段からフィアスプライド、アヴェラーレが捌きながらで、外からロータスランドとアナザーリリックはスムースですが、L1で時計が掛かれば伸びる感じ。トップスピードの質を持っているディヴィ―ナは捌きながらですが、そもそも後ろ過ぎて届かない可能性もありますね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎アヴェラーレ  ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。  

・トップスピードの質は高く、持続力は高い。

好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

前走の京王杯SCで上がりF最速の32.5を叩き出して4着、瞬発力でレッドモンレーヴに見劣りましたが、トップスピードの質と持続力ではこちらが上だと思います。新潟の長い直線ならこの特性を存分に発揮できるはずだし、戸崎騎手なら後ろまで下げることはないと思うので、届かないリスクもないはず。マイルでも条件戦ですがジャスティンスカイと同タイム3着があるので、ここはしっかりと勝ち切ってくれると期待しています。

○ララクリスティーヌ  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。・休み明け良くない。

好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。

条件戦ですがこのコースで勝っているし、府中でキャピタルSを勝っているので、コース適性は非常に良いと思ます。前走のヴィクトリアMが負け過ぎの印象で、タイトになってリズムを崩したようですが、この枠だと再度揉まれる不安もありますね。休み明けもやや不安ですが、スムースなら好走してもらわないと困る1頭ですね。

▲フィアスプライド   ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料:距離適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。

前走は休み明けで凡走しましたが、この馬はダーレーの馬で休み明けは長岡Sでも凡走しているので、一叩きされて上積みが見込めます。府中の稍重で上がり34.0で勝ち切っているし、2走前のターコイズSでも上がり33.4の1番時計でタイム差ないし3着なので、ある程度のポジションを取れれば好走の可能性があると思います。

                        

△ラインベック  ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

前走の米子Sがハイペースバランスを先行して2着、前に行って好走したのは同斤量のウイングレイテストで、この馬は次の中京記念で4着、ダービー卿CTで5着と好走しているので、この馬も十分通用すると思います。このレースは前に行った馬が残ることが多いことも好材料で、外からですがしっかり先行すればチャンスあるはず。

                                    

★ロータスランド  ・心肺機能はやや高い、パワーはある、瞬発力はやや良い。

・トップスピードの質はやや高い、持続力はまぁまぁ。

・L1で12秒台に入れば好走する。・前半が34秒台かつL1が12秒台が好走条件。

好材料:コース適性。 悪材料:展開。

実績的には格上なのですが、展開に注文がつくタイプで、使える脚が短い。安定感のなさはこの辺りに起因している感じで、テン乗りの内田騎手でどういうレースになる不安ですね。

                                  

☆ディヴィーナ  ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。  

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:届くかどうか。

今年のヴィクトリアMから馬が変わったように好走しています。これが続けばここでも勝ち切ると思いますが・・・。このレースは前走中京記念で好走した馬と相性が悪く、特に斤量が増えると良くない。後ろからになるので消耗戦にならないと、届かない可能性の方が高いと思います。

                                     

Xセルバーグ   ・心肺機能は高く、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

前走の中京記念は見事な逃げ切りでしたが、このレースは前走中京記念で好走した馬と相性が悪く、特に斤量が増えると良くない。今回は吉田豊騎手へ乗り替わるし、買い難いのですが前に居るだけで押さえておきます。

   

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