2021年天皇賞(秋) 予想。勢いの3歳か実績の古馬か。

土曜日の馬場情報 良馬場  Bコース

土曜日は良馬場でした、先週日曜日の含水率が14.8%と13.8%なので、土曜日の13.3%と11.9%はかなり乾いてきましたね。クッション値も先週の8.6から9.2迄上がってきたので、かなり軽い馬場になってきました。土曜日の10R紅葉Sが3勝クラスのマイル戦で1:32.7、逃げたルメール騎手が平均バランスにして押し切りました。L4で緩めなければ更にタイムは縮まった印象があります。11RのアルテミスSは1:34.0、平均バランスですが中緩みからの3F戦で、上がり最速は1着サークルオブライフの33.5でした、タイム的には標準的な良馬場よりも若干早いかなという感じ。直線の内外の差はないと思います。

◎グランアレグリア

○エフフォーリア

▲コントレイル

△ポタジェ

★ラストドラフト

☆カレンブーケドール                              

Xペルシアンナイト                   

馬連 ⑤⑨=①④⑤⑨ 5点

3連単 ⑤⑨ー⑤⑨ー①④⑫⑬⑭ 10点

逃げるのはカイザーミノル、2番手にエフフォーリア、トーセンスーリヤ。中段の前からコントレイル、ポタジェ、ヒシイグアス、中段のやや前からワールドプレミア、カレンブーケドール、中段からサンレイポケット、グランアレグリア、ペルシアンナイト。中段のやや後ろからムイトオブリガード、ラストドラフト、中段の後ろからカデナ、ユーキャンスマイル、後方からモズベッロという並びを想定。

まずこのレースの展開ですが、良馬場だった過去3年はスローからの4F戦でした、逃げるとかなり苦しく、基本的に直線でトップスピードの質が問われます。前に居れば持続力でなんとかなるものの、それでもある程度のトップスピードの質がないと勝負になりませんね。

逃げ馬不在でどの馬が逃げるか難解ですね、横山家3人が出走していて、その内の武史騎手はチャンスがある存在ですから、コントレイルとグランアレグリアに対して、横山家の総力戦で挑んでくる気がします。このメンバーの中では逃げる可能性があるのはカイザーミノルとトーセンスーリヤ、この2頭に典弘騎手と和生騎手なので逃げ争いはないはず。なのでどちらが逃げるにしても、エフフォーリアを守るような位置取りをしてくると思います。

コントレイルは1枠なので引いてしまうと危ないですね、スタートは良いので引かずに中段の前でしょう、ポタジェに入られてしまうと嫌な感じですが。そのポタジェが中段の前で、これは前走の毎日王冠と一緒ですね。外からになるヒシイグアスがどこまで上がれるか、最初のコーナーでは外々を回されるので、ここで脚を使てまで前に行くかどうかですね。カレンブーケドールとワールドプレミアが出たなり、カレンブーケドールも外目の枠なので、ポジションを取りに行くと前半で脚を使てしまいますね。

グランアレグリアはスタート五分くらい、良い方ではないので前には行かないと思いますが、中程の枠なので出たなりでも中段が取れるはず。馬群の中には入れたくないと思うので、内に切れ込むことはないはず。ペルシアンナイトは切れ目に入れないと、外を回されて苦しくなりそう。ユーキャンスマイル、カデナ、モズベッロはいつも通り後方からだと思います。

4コーナーです、カイザーミノルかトーセンスーリヤが逃げて、エフフォーリアが直線スムースに抜け出す準備。ポタジェがコントレイルを内に閉じ込めるかどうかですね。この辺りはペースがジワっと上がると思うので、待たされる馬は居ないと思います。むしろ外目を回す馬はここでも足を使ってしまうはず。なのでこの地点で待てるかどうか、騎手の能力が問われそうですね。

直線L2標識付近です、カイザーミノルがまだまだ踏ん張っていて、エフフォーリアもコントレイルを意識してまだ仕掛けていないと思います。ポタジェが外に出すか、それともコントレイルを閉じ込めるかですが、エフフォーリアの後ろでも良いと思います。ここからエフフォーリアはスパートするはずですから、エフフォーリアに詰まることはないはずですし、カイザーミノルやトーセンスーリヤが下がればコースも空きますからね。大外からグランアレグリアがスムースに伸びてくるはず。

直線L1標識付近です、L2区間で10秒台に入るくらいのラップを踏むはずで、ここでカイザーミノルとトーセンスーリヤはトップスピードの質で見劣るはず。エフフォーリアが抜け出し、ポタジェが追いかけるもトップスピードの質では追走一杯くらいでしょうね。外からグランアレグリアがスムースに伸びると思います。L1はさすがにラップが落ちると思うので、ポタジェの減速率が大きくなると、何かに差し込まれるかも。

コントレイルは4F戦になって、上がり33秒台を出せるかどうか。コントレイルが上がり33秒台を記録したのは新馬戦と東スポ杯2歳Sで、新馬戦はスローからの3F戦、東スポ杯はスローからの2F戦になっているので、4F戦でトップスピードの質が問われた時に対応できるかどうかですね。昨年のジャパンCがキセキが暴走気味のラップを刻んでしまったので、JRA発表のラップタイムが無意味になってしまったんですよね、なので映像から推測するしかないのですが、コントレイル自身は恐らく3F戦だと思います。これでこちらはスムースだったが、僅差の3着だったデアリングタクトはコース取りでロスがあったので、菊花賞の疲労を考えても高評価までは出来ないんですよね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎グランアレグリア  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは程々、瞬発力は高くはない。

・トップスピードの質は高く持続力はとても高い。・休み明けでも走る。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

調教データ。

今回:美浦w37.3-11.7,持ったまま半馬身先着、バランス良い。   

2021年安田記念:美浦坂路38.6-12.5,持ったまま2馬身遅れ、バランス良い。2着。

2021年ヴィクトリアM::美浦w38.0-12.5,持ったまま併入、バランス良い。1着。

2021年大阪杯:美浦w39.1-12.8,持ったまま併入、バランス良い。4着。

2020年マイルCS:美浦芝36.1-11.7、持ったまま併入、バランス良い。1着。 

2020年スプリンターズS:美浦w38.3-12.3、持ったまま併入、バランスは良いがやや迫力がない。1着。 

2020年安田記念:美浦w37.8-12.4、持ったまま併入、バランス良い。1着。 

2020年高松宮記念:美浦坂路37.5-12.3、単走持ったまま、バランス良い。2着。

内過ぎず外過ぎずいい枠に入りましたね、2000mは大阪杯で4着でしたが、これは道悪が影響したはずで良馬場ならば守備範囲だと思います。前走の安田記念は最終追い切りが杉原騎手で、陣営の油断を感じたので度外視して良いと思います。今回は最終追い切りにルメール騎手が乗りに来ていて、陣営も必勝態勢だと思います。外からスムースならばどこまでも伸びるのがこの馬の特徴で、直線が長い府中と9番枠は最高の条件だと思います。

喉鳴りの手術をしていますが、手術自体は10分ほどで終わったそうなので、大きな不安はないですね。最終追い切りもウッドで長目から追っていたので、体調面は問題ないと思います。

○エフフォーリア  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。

・トップスピードの質は高く、持続力も高い。

好材料:コース適性。 悪材料:初古馬戦。

調教データ。

今回:美浦w38.5-11.3,持ったまま併入、バランス良い。  

ダービー:美浦w38.3-11.9,やや強め1馬身先着、やや掛かり気味だがバランス良い。2着。  

皐月賞:美浦w39.7-12.4,持ったまま半馬身遅れ、バランス良い。1着。

ダービーで2着です、この時は5F戦になっていて、これでL2最速10.8のラップを3馬身位差を詰めて先頭に立っているので、自身は10.5くらいのはず。さすがにL1で苦しくなりましたが、それでも上がり3F33.4なので、トップスピードの質と持続力の高さを見せているんですよね。共同通信杯でもスローからの4F戦を圧勝したように、府中でスローからの4F戦ならば1着も期待できると思います。

▲コントレイル  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力は高い。

・トップスピードの質は高く、持続力も高い。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ。

今回:栗東坂路37.3-12.1,単走持ったまま、バランス良い。  

2021年大阪杯:栗東坂路37.2-12.3,単走持ったまま、バランス良い。3着。 

2020年ジャパンC:栗東坂路38.7-12.2、単走持ったまま、バランスまぁまぁ。2着。

菊花賞:栗東坂路38.3-12.9、単走持ったまま、バランス良い。1着。

ダービー:栗東坂路37.9-12.4、単走持ったまま、バランス良い。1着。 

皐月賞:栗東坂路38.1-12.4、単走持ったまま、バランス良い。1着。 

ホープフルS:栗東坂路37.5-12.3、単走持ったまま、バランス良いがやや首が高い。1着。

3冠馬ですからこれ以上評価を下げるのは失礼、ただ非ノーザンF生産馬ですし、菊花賞の影響があったとはいえジャパンCがイマイチでした。上位3頭の中では1地番不安ですね。福永騎手なので1枠は捌けると思いますが、ノーザン社台勢にマークされると、苦しくはなるでしょうね。

△ポタジェ  ・心肺機能はやや高く、パワーはやや低い、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ。

今回:栗東P39.5-12.2,単走持ったまま、バランス良い。

2021年毎日王冠:栗東坂路39.5-13.3,単走持ったまま、バランス良い。3着。    

2021年金鯱賞:栗東芝38.1-12.5,持ったまま、併入、バランス良い。3着。

前走の毎日王冠で一応の目途は立ててきましたね、上位2頭には見劣りましたから勝ち負けまでは苦しいと思いますが、3着は十分にあると思います。

★ラストドラフト  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く持続力は高い。  

好材料:休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ。

今回:美浦w36.7-11.8,持ったまま1馬身先着、バランス良い。

2021年毎日王冠:美浦w37.5-12.0,持ったまま1馬身先着、バランス良い。13着。

2021年日経賞::美浦P37.4-12.1,持ったまま併入、バランス良い。8着。

2021年AJCC:美浦P36.5-12.1,持ったまま半馬身先着、バランス良い。3着。

2020年金鯱賞:美浦w39.6-12.7、持ったまま半馬身先着、バランスは良い。5着。

2020年AJCC:美浦w38.2-11.8、単走持ったまま、バランス良い。3着。

休み明け2走目で上積みが期待できます、内枠だと詰まる可能性があったので嫌でしたが、ギリギリ外枠にはならなかったし、直線で外からスムースならチャンスはあるはず。昨年のアルゼンチン共和国杯2着が休み明け2走目で、この馬は社台F生産馬なので上積みに期待、特にトップスピードの質が上がるので、コース適性を味方に最後に差し込んで欲しい。

☆カレンブーケドール  ・心肺機能はやや高い、パワーはやや少ない、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明け良くない。

好材料:コース適性。 悪材料:1着が期待できない。        

調教データ。

今回:美浦坂路38.1-12.7,持ったまま併入、バランス良い。

2021年宝塚記念:美浦坂路38.6-12.7,単走持ったまま、バランス良い。4着。  

天皇賞(春):美浦坂路38.2-12.9,持ったまま半馬身先着、バランス良い。3着。 

2021年日経賞:美浦坂路38.2-13.0,持ったまま半馬身先着、バランス良い。2着

2020年有馬記念:美浦坂路37.4-12.5,持ったまま併入、バランス良い。5着。 

2020年ジャパンC:美浦坂路37.4-12.4、持ったまま半馬身遅れ、バランスは良い。4着。

2020年オールカマー:美浦坂路37.7-12.8、やや強め1馬身先着、バランスは良い。2着。 

2020年京都記念:美浦w40.7-12.9、持ったまま併入、バランス良い。2着。 

2019年ジャパンC:美浦w38.3-12.7、持ったまま併入、バランス良い。2着。  

秋華賞:美浦坂路37.9-12.3、持ったまま併入、バランス良い。2着。

まず前走の宝塚記念がピリッとしなかった、L4から11.5を3連発したのですが、ここで脚が上がってしまった感じで、スピード負けした感じがしました。社台F生産馬で休み明けはピリッとしないし、この馬自身”先頭に立ちたくない病”を患っている感じなので、今回はどうでしょうか。それに加えて外目の枠を引いてしまい、どうして前半のポジション取りで脚を使ってしまう危険があります。

                      

Xペルシアンナイト  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや高く持続力も高い。・休み明けは良くない。

好材料:距離適性。 悪材料:2カ月の間隔。 

調教データ。

今回:栗東w38.2-12.1,単走やや強め、バランス良い。

2021年鳴尾記念:栗東w37.7-11.4,持ったまま3馬身先着、バランス良い。4着。   

2021年大阪杯栗東w37.7-11.7,単走やや強め、バランス良いが舌を出している。10着。

2021年金鯱賞:栗東w38.1-12.2,単走強め、バランスまぁまぁ。8着。 

2020年有馬記念:栗東w39.9-11.7,持ったまま3馬身先着、バランス良いが舌を出している。7着。 

2020年マイルCS :栗東w37.9-11.8、持ったまま半馬身先着、バランス良い。7着。

2020年富士S:栗東坂路39.0-12.3、単走やや強め、若干首を左右に振っている。4着。

2020年宝塚記念:栗東w38.0-11.5、やや強め3馬身先着やや左傾だがバランスは良い。15着。

2020年安田記念:栗東w38.4-11.6、1馬身半先着、バランス良い。9着。 

2019年マイルCS:栗東w39.7-12.8、持ったまま半馬身先着、バランスは良い。3着。 

2019年毎日王冠:栗東w37.8-12.0、やや強め2馬身先着、バランス、反応良い。4着。

前走の札幌記念のように乗ればチャンスはあるのですが、大野騎手に乗り替りですし、枠も外目なのでここでは苦しいと思いますが。

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コメント

  1. ションボリルドルフ より:

    今日の負けを取り返すべく燃えております!
    ションボリルドルフです!
    今回も参考にさせてください!
    ◎と○はボクの予想と一緒です。
    コントレイルはルメールにマークされそうだなあって思ってます。うまく自分の土俵に持ち込むことができたら…って思うのですが。
    何かファンには申し訳ないけど掲示板がやっとな気がするのです。(あくまで素人の意見です)

    穴の方は ポタジェ・サンレイポケット・トーセンスーリヤ辺りを抑えていこうと思ってます。

    グランは鉄板だと思うので今回は1頭軸
    馬連と三連単で
    1・4・5・6・8・14
    を相手に組み立てていきますー

    大きく当たりますように

    • みやや より:

      やっぱりグランアレグリアの府中適性、ルメール騎手鞍上とここは勝って欲しいですよね。
      コントレイルは正直危ないと思うので、エフフォーリアに期待しています。