2019年京都大賞典 予想。開幕週で逃げ切り期待。


まず馬場状態ですが土曜は良馬場で行われ11R長岡京S1600m3勝クラス、1:33.1、レースの上り3F33.9でした。先行した2頭が1,2着と中段に居た馬が外から追い込んで3着。前、内優位の馬場だと思います、マイルの3勝クラスで1分33秒台前半なので、超高速までは行かない高速馬場という想定で。

◎パリンジェネシス

○グローリーヴェイズ

▲エアウィンザー

△レノヴァール

★アドマイヤジャスタ

☆エタリオウ

Xシルヴァンシャー

xウラヌスチャーム

3連複 ➇⑯=⑧⑨⑯=④⑥⑧⑨⑩⑪⑮⑯  16点

3連単 ⑧⑯-④➇⑨⑯ー④⑥⑧⑨⑩⑪⑮⑯ 36点

逃げるのはパリンジェネシス、内からクリンチャー、ドレッドノータスが2,3番手で先行。チェスナットコートレノヴァールが中段の前から、ノーブルマーズ、エアウィンザー、ダンビュライト、1列下がってシルヴァンシャー、グローリーヴェイズ、メートルダールが中段。中段の後ろからアルバート、リッジマン、ウィンテンダネス。ウラヌスチャーム、アドマイヤジャスタ、エタリオウが後方からという想定。

ウィンテンダネスは近走逃げていませんし、ドレッドノータスも何が何でも行くタイプではないので、パリンジェネシスが楽に逃げ体勢を築けると思います。ウィンテンダネスは菱田騎手で昨年のこのレースで逃げています、結果は6着だったので再度逃げてくる可能性もありますが、その場合はウィンテンダネスを行かせて、パリンジェネシスが単独の2番手からという隊列だと思います。

松山騎手は逃げ・先行のペース配分が非常に上手い騎手なので、前半はスローペースに持ち込んで後半4Fもしくは5Fで勝負してくるのではないでしょうか。昨年の神戸新聞杯でのメイショウテッコンのような展開ならば期待できると思いますし、2番手がクリンチャーとドレッドノータスで池添、坂井両騎手はハイペースにしたいとは思わないはず。マイペースで逃げられると思います。

レノヴァールは前走終始前に詰まってしまい凡走、この馬はハーツクライ産駒らしく瞬発力が低いので、外枠から先行出来るポジションは合っていると思います。大外枠のグローリーヴェイズはミルコなのでスタートで後れる可能性がありますね、一応中段を期待していますが、最悪もっと後ろからになってしまうかもしれません。

エタリオウはスタート良くないんですよね~、その上馬任せの横山典騎手なので出たなりの可能性が高く、後方からだと思います。同じく近走スタートが良くないのがアドマイヤジャスタですが、北村友騎手に乗り替りなので上手く中段が取れる可能性はあると思います。

4コーナーから直線入り口です、この辺りでクリンチャーが苦しくなってきそう、チェスナットコートは瞬発力が低いので、合流地点の内側に進路を取れるかどうかですね。グローリーヴェイズは外からになると思います、土曜の直線を見ているとなかなか届かないんですよね、早目に動いては来ると思うのでスムースに進路は確保できそう。後方からのウラヌスチャームやアドマイヤジャスタは内外迷いそうですね。

エアウィンザーが馬群の中で進路をどう確保するか、前にドレッドノータスが居ると下がってくるときにブレーキを踏まされてしまうリスクがあるので、早目に進路を確保したいところですね。同じくシルヴァンシャーも進路確保に苦労しそうな位置に居そうです。

直線L2標識付近です、パリンジェネシスが抜け出しているように見えますが、トップスピードの質が低いクリンチャーとドレッドノータスが下がっただけで、パリンジェネシス自体がここで加速することはないと思います。L2最速戦ではパリンジェネシスはボロ負けするのが目に見えているので、さすがに松山君もそんなことはしないと思います。外からグローリーヴェイズがバテ差す格好でジリジリと迫ってくると思いますが、届くかどうか。

レノヴァールもトップスピードの質は高くないので、どこまで粘れるかですね。このレノヴァールとドレッドノータスの後ろになってしまいそうなのがエアウィンザーで、上手く進路が空かないと凡走のリスクが・・・、同じことがシルヴァンシャーにも言えますね。今日の馬場を見る限り前、内優位の馬場なので合流点が開けるとは言え、L1では内目がごちゃつく可能性があると思います。

では1頭ずつ見て行きます。

◎パリンジェネシス 休み明けでも走る、コース適正まぁまぁ、前半スローで先行できれば。調教が見られなかったので体調は不明ですが、レイクヴィラF生産で外厩はノーザンFしがらき、休み明けの実績もありますし問題ないと思います。前走の目黒記念は前半1000m(補正して)58.6秒とさすがに速過ぎましたね、前に行った馬は軒並み大敗していたので度外視していいと思います。今回は松山騎手に乗り替りですが逃げ・先行では1流騎手と遜色ない能力の持ち主と評価しているので、乗り替りを不安視する必要はないと思います。京都コースでは好走歴が少ないのですが、2200mはやや短い可能性がありますし1000万条件で差のない3着があるので大丈夫でしょう。2400mは2-0-0-0と距離適正は最高ですから、スローバランスのマイペースに持ち込んで逃げ粘って欲しいです。

○グローリーヴェイズ 休み明け2走目でも走る、外枠で後方からになると届かない危険。美浦w39.1-12.2、持ったまま1馬身先着、左回り調教で一瞬バランス崩した。大外枠でミルコなのでどうしてもスタート不安が出てきましたね。開幕週で明らかに前、内優位の馬場なので力では圧倒的に上ですが、展開と馬場状態で取りこぼす危険はあると思います。この馬もレイクヴィラF生産馬で外厩はノーザンFしがらきですね、休み明けも不安はありませんし実績も十分です。調教で一瞬バランスを崩したように見えましたが、左回りで手前を替えるタイミングだった感じなので、右回りでは問題ないと思います。

▲エアウィンザー 休み明けでも走る、コース適正はまぁまぁ、中段からすんなりなら。栗東w38.2-11.5、やや強め併入、バランス良い。調教が良かったのでこの評価、休み明けではややピリッとしないところもありますが、真ん中の枠を引けて中段のやや前あたりを追走できれば。もちろん4コーナー出口からの進路確保が重要になるので、三浦騎手に上手く捌けるかどうかですね。

△レノヴァール 休み明け2走目で走り頃、コース適正良い、前走詰まって凡走外枠は良い。栗東坂路39.1-12.2、単走強め、バランス良い。ハーツクライ産駒らしい馬で瞬発力がない代わりに、持続力が高い馬で外枠を引けたのが大きなプラスです。前走のように詰ることはないはずで、直線中目を通してくれれば期待できそうです。

★アドマイヤジャスタ 休み明けでも走る、初古馬でクラス負けの危険はある。栗東坂路37.8-13.0、やや強め3馬身先着、バランス良い。調教の動きが凄く良かったので、この評価。ただ調教でも持続力を生かすような走りなので、近2走のように後方からでは苦しいと思います。乗り替りなので少しでも前の位置を取ってくれることを期待して。

☆エタリオウ 休み明けでも走る、コース適正は良い。後方からでは届かないかも。栗東坂路39.2-12.7、強め併入、バランス良いが見劣り。調教の動きがイマイチに見えました、結構強めに追っている割にタイムも出ていないし、パートナーに見劣っていましたからね。後はスタートですね。

Xシルヴァンシャー  休み明けでも走る、コース適正は良い。先行出来れば怖い存在だがスピードが足りない感じ。栗東w37.7-11.9、やや強め半馬身先着、バランス良い。調教は良かったし内目の枠を引けたので、中段のポジションを楽に取れそうですね。スピード負けしなければ可能性はあると思います。

xウラヌスチャーム 2カ月強の休み明けはギリギリ、後方から届くかどうか。栗東w39.5-12.4、持ったまま1馬身遅れ、バランスは良い。ノーザンF生産のルーラーシップ産駒ですが、休み明けや間隔空けてしまうとイマイチ良くないんですよね。調教もイマイチだったし脚質的にも後方からになりそうで届くかどうか不安、もちろん騎手不安もあります。しか~~~し、この馬は牡馬混合戦になると成績が良くなります、牡馬混合の場合3-1-0-1(複勝率800)、牝馬限定戦の場合1-3-0-5(複勝率444)と全く違います。