2019年NHKマイルC 予想。前日の雷雨の影響があれば高配当も。


まずは馬場状態からいきましょう、土曜の東京は10,11,12Rが中止になるほどの雷雨に見舞われました。積算の雨量は15㎜程ですが、これに雹の分が加算されているのかは不明です。気温もお昼には24度を超えていたものが10度も下がって14度台でした、その後も気温は上がらなかったので寒い状態で夜に入ります、当然馬場は乾きにくいはずで、明日の朝は稍重まで回復するかどうかだと思います。明日は晴れ予報で気温も20度を超えるようなのでどんどん乾くとは思いますが、パンパンの良馬場までは回復しないと見ています。よって稍重から良馬場でも時計は掛かると思います。

◎ダノンチェイサー

○ヴァルディゼール

▲イベリス

△グランアレグリア

★クリノガウディー

☆グルーヴィット

Xアドマイヤマーズ

xヴィッテルスバッハ

3連複 ③=①④⑥⑦⑧⑮⑰=①④⑥⑦⑧⑮⑰ 21点

3連単 ③-⑥⑦⑧-①④⑥⑦⑧⑮⑰ 18点

逃げるのはイベリスかワイドファラオだと思う、内から主張していけばイベリスかなと思います、ワイドファラオも何が何でもってタイプではないので意外にペースは落ち付くかも。内からプールヴィル、ダノンチェイサー、グランアレグリアの頭を抑えるようにアドマイヤーズが外から切り込んできそう。内枠の逃げ・先行馬を行かせると中段は空きそうでグルーヴィット、ヴァルディゼールは中段の前目を楽に取れそう。ロードグラディオ、ファンタジスト、ミッキーブラック、ケイデンスコールまでが中段。後方からマイネルフラップ、トオヤリトセイト、ハッピーアワー、カテドラル、ヴィッテルスバッハという想定。

今日の雨と雹は全ての騎手に強い印象を残していると思います、当然馬場は重いと予想しているはずで、イベリスにしろワイドファラオにしろハイペースで逃げることはないと思います。アドマイヤマーズは平均バランスで良さが出るタイプのはずで、スローバランスは良くないと思いますが、絶不調のミルコなのでペースよりも対グランアレグリアに集中しそう。なのでペースはさほど上がらないのではないかと思っています、前半800m47秒くらいかな~。

ダノンチェイサーは川田君なのでグランアレグリアを内に入れない位置取りをしてくると思います、コーナーでグランに脚を使わせる作戦ですね。プールヴィルもテンが速い訳ではないので、クリノガウディ―と位置取りが逆になる可能性はあると思っています。

4コーナー出口です、アドマイヤマーズとグランアレグリアはかなり外を回されそう、内を突きそうなのがヴィッテルスバッハで、この馬はシンザン記念でも内を突いて勝ち切っているので、馬群を割る闘争心は持ち合わせています。グルーヴィットも内を行いてくれば楽しみな1頭です。

東京競馬場の傾向として内から乾くというのがあるんですよね、これは暗渠管の配置のせいだと思います。馬が踏む内のコースがスポンジを絞るように乾いていくのに対して、外のコースは自然乾燥するだけなので時間差が出来るのでしょう。明日の馬場が内優位になれば外を回すグランやアドマイヤには苦しい展開になるかも。当然外から差してくる組も苦しくなるはずでカテドラル、ヴィッテルスバッハ、ハッピーアワーも上手くコースと選ばないと伸びないと思います。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ダノンチェイサー  休み明けはしがらき仕上げで不安なし、ハイペースバランスでも対応できている。栗東w11.6、持ったまま2馬身先着、バランス良い。調教が非常に良くて休み明けの心配はないなと、きんもくせい特別がハイペースバランスでこれを掛かりながら先行して2着、最後に後方からバテ差しのマイネルサーパスに差されたが、全く別の競馬をした馬なので仕方ない。同じように先行したルタンブルが11着でこの馬が忘れな草賞で2着していることからもレースレベルは低くない。きさらぎ賞でもスローバランスだが時計の掛かる馬場でしっかり勝ち切って、タガノディアマンテはともかく3着のランスオブプラーナや4着のヴァンドギャルドを寄せ付けていない。戦績だけ見るとGⅢ勝ちだけというのは物足りないが、ダノックスとノーザンファームで調整しているのでしょうし、調整する程の能力を認識しているともいえる。先行脚質で大崩れしないのも安心材料かな~。福島で走っているので輸送は懸念していないのですが、天栄に滞在してから直接福島競馬場に入ったとしたら、長距離輸送の不安はあるかも。

○ヴァルディゼール  休み明け2走目で走り頃、初輸送。シンザン記念でハイペースバランスを勝ち切っているのは良い、前走は直線詰まってレースになっていない。栗東坂路12.5、単走強め、バランスは良い。調教は問題なし、シンザン記念の勝ち方が良かった、ハイペースバランスを中段のインから、直線は合流点で空いたところを突き抜ける瞬発力は見せたし、馬群を割る闘争心も見せた。前走は直線で詰まってレースになっていない、これで外を回すような騎手ではないので、今回も内で勝負してくると思います、捌けるかどうか。

▲イベリス  格上げ、初輸送とロードカナロア産駒の休み明け3走目は疲労不安。近2走が人気以上に激走していてストレスがありそう。栗東w12.2、単走持ったまま、バランスは良い。調教は問題なし、この馬も初輸送の懸念はありますね、休み明け3走目で調子落ちが無ければ。逃げてしまえばハイペースにすることは無いし、馬場の良い内を通れるのはアドヴァンテージになると思います、外差しの馬が届かなければチャンスがありそうです。

△グランアレグリア  コース適正良い、休み明け2走目で走り頃。ハイペースバランスが不安材料。美浦w12.4、持ったまま2馬身先着、バランス良い。調教も良かったし本来であれば本命を打つべきなんだろうけど、枠的と馬場を考えて不安が出てきました。朝日杯FSでアドマイヤに寄られて怯んだように、外から伸び伸び走った方が良いタイプ、ルメール騎手はこのことを分かっているので桜花賞でも馬群の外々を回して、気分良く走らせていました。無理に内に入れるようなことはしないと思いますので、直線の外が乾かないようだと苦しくなることも。

★クリノガウディー  短縮、休み明け3走目、平均バランスで凡走しているのでこのレースでは苦しい。栗東坂路12.1、単走強めバランスは良い。調教は良かったと思います。朝日杯FSでスローバランスから、上手く内で我慢して抜け出したレースを再現できそうな条件だなと思います。スローバランスになりそうな馬場で直線も内優位ならチャンスはあるかも。

☆グルーヴィット  格上げ、延長、ハイペースバランスには対応できる。2カ月の間隔空けは良い。栗東坂路12.2、持ったまま半馬身先着、バランスは良い。調教は問題なし、内の逃げ・先行馬を行かせて最内の中段やや前のポジションを取れそう、あとはこの馬のトップスピードの質があるのかどうかだけですね。

Xアドマイヤマーズ  短縮、休み明け2走目で走り頃、ダイワメジャー産駒で平均バランスは良い。栗東坂路12.9、単走持ったまま、バランスは良い。枠がね~、内枠なら対抗でもいいんだけど、どうしても外々を回されてしまうのが懸念材料。もちろん乾いて平均バランスになればチャンス十分ですね。

xヴィッテルスバッハ  格上げ、平均バランスで負けているので消耗戦になってどうか。栗東w12.6、単走持ったまま、バランス良い。この馬も外々を回されるはずで馬場の影響は受けそう、乾いてしまえば差し切りも十分あると思います。