2020年毎日王冠 予想。府中は内から乾く。


土曜日の馬場情報 不良馬場

含水率 ゴール前20.5% 4コーナー19.5%

クッション値 7.0 やや軟らかめ

馬場状態ですが土曜日は不良馬場でした、21時頃まで雨が降っていましたが、それ以降明日に掛けては雨が降らないと思うので、急激に乾いて行くと思います。ただJRAがクッション値を発表するようになって馬場はハッキリ軟らかめ、タイムが出ない馬場になったのは中山開催で証明済みです。ついでに府中は内から乾きます、これは暗渠管が入っているので、馬が踏んだ部分がスポンジを絞ったように排水されるためだと思います。

◎サリオス

○コントラチェック

▲トーラスジェミニ

△アイスストーム

★ザダル                                    

☆カデナ                                     

Xサトノインプレッサ                   

Xダイワキャグニー                                  

馬連 ①⑨=①③④⑤⑥⑧⑨⑩ 13点         

3連単 ①ー⑨ー③④⑤⑥⑧⑩ 6点           

3連単 ⑨ー①③ー①③④⑤⑥⑧⑩ 12点

逃げるのはトーラスジェミニ、コントラチェック、ワンダープチュックが2,3番手先行で、その後ろにダイワキャグニー。中段にカイザーメランジェとサリオス、中段の後ろからアイスストーム、ザダル。後方からサトノインプレッサ、サンレイポケット、カデナという並び。

逃げるのはトラスジェミニでコントラチェックは控えると思います、逃げ争いが良くないことは前走で見せているので、内枠を生かして前に馬を置き折り合いをつけるのではないでしょうか。前走先行させて勝ち上がったワンダープチュックも、ここは乗り替わっていますが先行指示が出ているはず。ダイワキャグニーもエプソムCで先行押切ですから、前に行くと思います。

この先行勢のペース次第でサリオスの位置取りは変わるはず、前が速いと思えば間隔を空けて追走集団の前から、遅ければダイワキャグニーの直後だと思います。この辺りのペース認識はルメール騎手なので、変幻自在で正確無比。カイザーメランジェが長期休養明けで追走できるかどうか。サリオスが中段を確保すると、その後ろの馬は動きにくいですね。サリオスに対して勝ちに行こうと思えば、前に居ないと勝負になりませんが、ザダル、サトノインプレッサ、カデナは追い込みタイプなので、ここで脚質転換して前に行くとは思えません。アイスストームが内枠を生かしてサリオスの直後に付けられると、ルメール騎手をマークする形になり騎手の能力差が無くなりますね。

4コーナーです、トーラスジェミニが先頭で中緩みを作るかどうかがポイント、中緩みを作ってくれればコントラチェックにはありがたい展開ですね。この辺りでカイザーメランジェが追走一杯になりそうで、これを交わすためにザダルやサトノインプレッサはその外からになりそうです。カデナは内へ行けるかどうか。

直線L2標識付近です、トーラスジェミニがどこまで粘れるかは馬場状態次第ですね、乾き過ぎるとスピード不足で交わされてしまうと思います。コントラチェックはトーラスジェミニの手応えを見て、どこで交わすかがポイント。早目に交わして後続にリードを築きたいはずで、サリオスが来てからゴーサインを出すようでは凡走の危険も。

サリオスはカイザーメランジェが下がって出来たスペースに入りそう、ここはルメール騎手なのでスムースなコース取りが出来そうですね。休み明け3走目のワンダープチュック、去勢明けのダイワキャグニーがどこまで粘れるか。アイスストームはサリオスにコースを作ってもらう形か、サリオスの瞬発力に付いて行けずに内へ行くかですね。

カイザーメランジェが減速するために、後方勢は外へ進路を取るはず。内から乾いていくことを考えると、外へ行くとスピードが鈍るかもしれませんね。特にサトノインプレッサはトップスピードの質が低いバテ差し型なので、外の進路で更にスピードが鈍ると届かない可能性が高くなりますね。

直線L1標識付近です、馬場状態次第でトーラスジェミニの粘り込み、コントラチェックの流れ込みは十分あるでしょうね。サリオスは当然ここから差し切ってくれないと困ります。あとは追い込み勢ですね、ザダル、サトノインプレッサ、カデナが外から届くかどうか。ダイワキャグニーが去勢明けで粘れるかどうか。アイスストームは内が空いたら一気に台頭しそうです。

では1頭ずつ見て行きます。

◎サリオス ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質は高く、持続力も高い。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。美浦芝39.2-12.2、押さえて併入、やや掛かり気味。

古馬初対戦ですが54㎏で走れるのは恵まれていますね、ルメール騎手への乗り替りも当然プラス材料です。朝日FSの勝ち方が圧巻でしたし、皐月賞もダービーもコントレイル以外には付け入る隙を与えていません。コース適性も良く、少頭数で外を回される不安もありません。ここは負けられないでしょうね。ただ調教でやや掛かり気味だったことがちょっと気になりました。

○コントラチェック ・心肺機能は高く、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力もまぁまぁ。好材料:・・・。 悪材料:クラス負けのの危険。美浦w40.3-12.9、持ったまま半馬身先着、バランス良い。

この馬の場合は中緩みが出来るかどうかだと思います、この展開の助けが要るので本命にはしにくいのですが、トーラスジェミニしか逃げ馬が居ないので今回はチャンスだと思います。フラワーCが強かったので自分の形に持ち込めればこのクラスでもやれるはず、フェアリーキングが母系に入っているのでサドラーズウェルズと同系、トップスピードの質で勝負するタイプではないことは再三見せている、馬場が乾き過ぎないことも条件になるかも。

▲トーラスジェミニ ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。・トップスピードの質は低く、持続力は高い。好材料:・・・。 悪材料:クラス負けの危険、コース適性。美浦坂路38.0-13.1、単走強め、躓いている。

不良馬場のエプソムCで3着ですからコース適性は良いと思います、あとは馬場状態ですね、乾き過ぎればスピード負けすると思いますが、逃げて内から粘ってしまう形は十分考えられます。

△アイスストーム ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ高く、持続力も高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。栗東w38.3-12.0、単走やや強め、バランスは良い。

内枠から中段の内を確保できるようならチャンス、特にサリオスの直後を取れればルメール騎手を目標に出来るので、騎手不安は消えます。コース取りもサリオスに付いて行ければスムースですし、内へ行ってコースが空くようなら馬場を味方にスルスルということも。

★ザダル ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。美浦w39.6-13.4、持ったまま併入、バランス良い。      

メイSで3着がありコース適性は高いですね、この時はアイスストームが豊騎手の神騎乗で差し切っているので、3着でも高評価でしょう。関越Sでも速い上がりで完勝していますから、長い直線は好相性。問題は馬場状態で外まで乾くのかどうか、内から乾いて外が渋ったままだと届かないことも。

☆カデナ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。栗東坂路39.3-13.1、単走強め、手前を変えるたびにバランスを崩している。  

三浦騎手ですね、まぁやることは一つなので騎手は誰でもいいと思いますが、コース取りをどうするか。外へ行くと届かないと思いますし、内へ行って詰まることもあるので不安は大きい。この馬は終い確実にいい脚を使ってきますし、休み明け2走目で斤量もマイナス2㎏、馬場さえ高速馬場になれば走り頃なのですが。        

                           

Xサトノインプレッサ ・心肺機能は不明、パワーは高い、瞬発力は不明。・トップスピードの質は低い、持続力は高い。好材料:・・・。 悪材料:スピード負けの危険、休み明け。栗東w39.4-12.3、単走やや強め、バランス良い。      

社台F生産馬なので休み明けがどうかですね、元々トップスピードの質は高くないので、馬場悪化は良いのですが乾いて行く馬場で外を回した時は届かない危険も。この馬の場合は乾かない方が良いのですが。

             

Xダイワキャグニー ・心肺機能は高く、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質は高くはなく、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:蓄積疲労、去勢明け。美浦坂路37.6-12.2、強め単走、右傾で修正しながら。エプソムC時美浦w38.8-12.4、持ったまま併入、首を大きく右に傾けバランス悪い。 

今回は去勢明けがどうか、馬場が乾き過ぎるとトップスピードの質で見劣ると思うので、この馬にとっても乾くよりは渋った方が良いですね。調教を見ているとエプソムC時と変化はないので、いきなり走ってきても驚けません。

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