2020年阪神JF 予想。超高速馬場になりそう。


土曜日の馬場情報 良馬場  Bコース

含水率 ゴール前10.8% 4コーナー10.1% (4:30)

クッション値 10.1 標準 (7:30)

馬場状態ですが土曜日は良馬場でした、11RのリゲルSが1:33.1、上り3Fは8着ラセットが最速で33.1、勝ったシュリは33.3で上り3位タイでした。47.7-45.4のバランスですからかなりのスローですから、後半はかなり速い脚を求められていますね。このバランスでは当然後方からでは届かず、シュリは中段やや前から、2着サトノフェイバーは2番手先行、3着レッドガランはシュリのすぐ後ろで中段からでした。3,4コーナーから直線も内から2頭目を通した4頭(4着シャイニービームまで)で上位独占。外からはアバルラータが上がり2位の33.2で7着、内からはラセットが上がり最速33.1で8着まででした。

金曜の馬場状態は良馬場、含水率はゴール前10.7、4コーナー8.9でクッション値9.7。金曜に散水をしているので土曜は若干緩んだ感じですが、それでも1:33.1が出ている、明日はさらに乾くと思います。ちなみに昨年のリゲルSは1:33.3で阪神JFは1:32.7ですから、明日も1分32秒台に入ってくる可能性はあると思います。土曜は内と外は伸び悩んでいましたが、明日はGⅠ仕様の馬場に作ってくると思うので、外も伸びると思います。

◎インフィナイト

○ジェラルディーナ

▲オパールムーン

△メイケイエール 

★ユーバーレーベン                             

☆ポールネイロン                  

Xサトノレイナス                    

Xソダシ                                    

馬連 ③⑯=③⑥⑦⑪⑫⑭⑯⑱ 13点                 

3連単 ③⑯-③⑫⑯⑱-③⑪⑫⑯⑱ 18点              

逃げるのはポールネイロン、外からエイシンヒテンが2番手まで。ナムラメーテルが3番手で中段の前からソダシ、ウインアグライア。中段やや前からサルビア、ヨカヨカ、インフィナイト。中段からジェラルディーナ、リンゴアメ、アオイゴールド。中段やや後ろからメイケイエール、フラリオナ、シゲルピンクルビー。中段のやや後ろからルクシオン、サトノレイナス。後方からユーバーレーベン、オパールムーン。

逃げるのはポールネイロンだと思います、スタート自体は五分迄ですが二の足が速いので、外のエイシンヒテンが切れ込んでこなければ突っ張って逃げられるはず。エイシンヒテンはスタート速いので、この2頭は位置を入れ替えるかもしれませんが、エイシンヒテンは松若騎手に乗り替わるとはいえ、前走がスローバランスだったので結局ポールネイロンが前に行くと思います。ナムラメーテルは逃げまではしないはずで先行狙いでしょうね、これはウインアグライア、ソダシも同じだと思います。中段の前を狙いそうなのはサルビア、スタートが速いのですんなり中段の前を取れそうですね。インフィナイトも外から切り込みつつ中段の前辺り、ヨカヨカがスタート不安定で、この位置を取れるかどうか微妙。

ジェラルディーナは中段の最内、岩田康騎手なので内で脚を溜めての1発狙いでしょうね。メイケイエールはスタートが良くなく、出して行くと掛かってしまうため中段のやや後ろ辺り、ソロっと出して出たなりでしょうね。サトノレイナス、ユーバーレーベン、オパールムーンは後方からの一発狙いでしょう。

4コーナーです、阪神の外回りは3コーナー手前に上り坂があり減速しやすい、更に3コーナーが急カーブなので中緩みが起こりやすい。ここで意識的に減速しないようにできる騎手は限られているので、ポールネイロン藤岡佑騎手でもエイシンヒテン松若騎手でも中緩みは出来ると思います。当然3,4コーナーでは馬群が凝縮して先頭から最後方まで6,7馬身に収まりそう、この地点で緩めばユーバーレーベン・ミルコが押し上げるチャンスがあり、その動きにサトノレイナスが続くと思います。今のミルコが押し上げるかどうかは半々ですね。

ここで12秒に近いラップ、もしくは12秒台に入るラップになると、内側の馬は減速を強いられますし、エイシンヒテンがポールネイロンのペースに付き合うと、ソダシも減速するはず。逆に外のナムラメーテル、インフィナイトは減速せずにスムース、外から上がればユーバーレーベン、サトノレイナス、オパールムーンもスムースに直線に入ってきそうです。

直線L2標識付近です、ポールネイロン、エイシンヒテンは前走でもL3、L2で速いラップに対応できているので、ここではまだ先頭で頑張っていると思いますが、この2頭は調教が良く見えなかったので、あまり信用しない方が良いと思います。ナムラメーテルは白菊賞で速いラップに対応できなかったので、この辺りで一杯になっている可能性があり、内目を走る馬にとってはポールネイロン、エイシンヒテン、ナムラメーテルが壁になる可能性があります。

内回りとの合流点を利用しそうなのがジェラルディーナで、現状では瞬発力が高い感じがないので、どこまで差し込めるかどうかですね。外からスムースなインフィナイト、前走は詰っていたのでスムースならこの地点で先頭を伺えると思います。外からはユーバーレーベン、この馬は札幌2歳Sで見せているようにとにかくバテナイ、キレッキレのトップスピードの質はないので、バテ差し展開で伸びてくると思います。サトノレイナスも似たような脚質だと思うので、この2頭は同じような着順だと考えています。2Fだけなら強烈なトップスピードの質と瞬発力を見せそうなオパールムーン、折り合いさえ付けば末脚は確かなメイケイエールもスムースなレースが出来そう。

直線L1標識付近です、インフィナイトは道悪しか走っていませんが、前走コースが空いてからの伸びは良かったので、スムースならこの辺りで先頭に立っているはず。新馬戦ではL3から11.8-11.2-12.0と持続力も見せていますから、押し切れると思うのですが。外からスムースな組はユーバーレーベン、サトノレイナス、オパールムーン、メイケイエール。この4頭は同じ位置からヨーイドンをすればオパールムーンの末脚が一番、2番目にメイケイエールでしょうか。

ソダシはL2で上手く捌けるかどうか、ここは吉田隼騎手なので大きな不安材料ですね。内から伸びる期待が持てるのはジェラルディーナ、新馬戦から3走直線でまっすぐ走れていませんが、内枠を引いたことと岩田康騎手の騎乗なら、内ラチを頼ったレースをしてきそうで、まっすぐ走れる可能性は高いと思います。調教ではラチ沿いにまっすぐ走っていましたからね、まぁここは青田買いの要素が大きいかな~。

◎インフィナイト  ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はやや高い。・トップスピードの質は不明、持続力は不明。好材料:距離適性。 悪材料:特になし。栗東坂路37.5-12.2、持ったまま1馬身先着、バランス良い。

前走は牡馬混合のサウジアラビアRCで2着、直線で詰まってしまいスムースさを欠きながら、コースが空くや一気に前を交わして後続を突き放しています。新馬戦も不良馬場なので、良馬場への対応は未知数ですが、お母さんモルガナイトからはブラックスピネルが出ているので、ここは対応可能と思います。調教も一番良く見えました。

○ジェラルディーナ  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質は不明、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:気性難。栗東坂路39.5-12.4、単走やや強め、バランス良い。

お母さんジェンティルドンナで良血ですね、新馬戦から前走まで3戦ともスタートがイマイチで、折り合いも付いていませんでした、加えて直線でもまっすぐ走れないなど、これでよく勝ち上がったなという程の粗削り。今回は内枠を引けたので前に馬を置いて折り合いを付けられる可能性がありますし、直線も内ラチを頼れるはずでまっすぐ走れるかも。ポテンシャルは高いと思うのですが、まだまだ未完成だと思うので、青田買いの感もありますが嵌れば一発ありそう。

▲オパールムーン  ・心肺機能は不明、パワーは高い、瞬発力は不明。・トップスピードの質は高い、持続力はまぁまぁ。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。栗東坂路43.3‐12.6、持ったまま併入、バランスまぁまぁ。

ファンタジーSでヴィクトワールピサ産駒らしい瞬発力とトップスピードの質を見せてきました、同じように乗ってくればチャンスは大いにあると思いますし、横山典騎手が栗東まで調教に乗りに行っているのは何とも不気味。これが横山騎手のやる気サインなのかどうかは・・・。

△メイケイエール  ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。・トップスピードの質は不明、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:距離不安。栗東w37.9‐12.4、単走持ったまま、掛かり気味でバランスはまぁまぁ。

1400mまでしか経験していませんが、前走ファンタジーSの勝ち方を見れば、折り合いさへ付けばマイルはこなせると思います。問題はその折り合いで大外枠を引いてしまいました、この枠では出して行くわけにはいかず中段の後ろからになるはず。バテ差し展開なら十分差し切れると思いますが、スローからの前残りでは届かない可能性が高くなります。そこは豊騎手なので上手く乗ってくれると思いますが。

 

★ユーバーレーベン  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:なし。 悪材料:初輸送。美浦坂路38.6-12.5、持ったまま併入、バランス良い。

前走アルテミスSはスローバランスを後方で動かず、酷い騎乗で凡走してしまいました。これでトップスピードの質では勝負できないことがはっきりしたので、無駄な1戦ではなかったはずです。今回はミルコに乗り替りなので、札幌2歳Sのようなロンスパ狙いだと思います。大きな不安材料は初輸送ですね。

                             

☆ポールネイロン  ・心肺機能は高く、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。トップスピードの質は不明、持続力はやや高い。好材料:・・・。 悪材料:・・・。栗東坂路38.5-12.8、一杯併入、バランスはまぁまぁだがスピード感が無い。 

この馬もマイルは初めてで距離適性の不安は含んでいますね、1400mのハイペースバランスを逃げ切っているので、ここでも逃げてしまえば残る可能性は十分。調教では動いていない感じだったので、印象が悪かったです。ただし前走の調教映像を見ていないので、いつもこんなものってこともあるとは思いますが。  

               

Xサトノレイナス  ・心肺機能は不明、パワーは高い、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。好材料:距離適性。 悪材料:初輸送。美浦w39.4‐12.5、やや強め併入、バランスは良い。 

お兄ちゃんがサトノフラッグなのでキレッキレのトップスピードの質は期待できませんね、サフラン賞でもパワーと持続力でねじ伏せるようなレース振りなので、ここでも同じようなレースになりそう。今回もルメール騎手を消せないという消極的な理由で印を回しています。

                   

Xソダシ  ・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料:距離適性。 悪材料:騎手不安。栗東坂路40.0-12.9、単走持ったまま、バランスは良い。

札幌2歳Sではハイペースバランスを押し切っているように、心肺機能と持続力の高さを見せました。問題はアルテミスSで当日10RのキタサンブラックMよりも2.1も遅い走破時計、過去のアルテミスS勝ち馬の中で阪神JFを凡走している馬は、当日の馬場状態の割に走破時計が遅かったリアアメリア。今年のアルテミスSはレースレベルに疑問があります、3着のテンハッピーローズがサフラン賞2着なので、サトノレイナスと同格くらいでいいかな~。もちろん騎手不安は大いにあります。