2019年天皇賞(秋) 予想。女王に逆らうべからず。


まず馬場状態ですが土曜は8Rから良馬場でした、9R神奈川新聞杯2勝クラス1400mで1:20.6、勝ち馬の上り3F33.4。11RアルテミスSが1:34.4、リアアメリアの上り3Fが33.0でした。この時点で高速馬場と言っていいと思うので、明日は雨の予報もないので超高速馬場を想定しています。

◎アーモンドアイ

○ワグネリアン

▲スワーヴリチャード

△ユーキャンスマイル

★サートゥルナーリア

☆ダノンプレミアム

Xアエロリット

3連複 ②=④⑤⑥⑨⑩⑭=④⑤⑥⑨⑩⑭ 15点

3連単 ②ー⑭-④⑥⑨⑩ 4点

逃げるのはアエロリット、アーモンドアイがジャパンCの時のようにスッと出て2番手、ダノンプレミアムがその外から、スワ―ヴリチャードがスタート決めれば3番手からでその外にワグネリアン、アルアイン。スティッフェリオ、サートゥルナーリア、ウィンブライトが中段、ケイアイノーテック、ゴーフォザサミット、ドレッドノータスが中段の後ろから。ユーキャンスマイル、ランフォザローゼス、マカヒキ、カデナが後方から。

外枠に入ってしまったワグネリアンですが、どこまで前に行けるかで着順を大きく変えそうです。過去10年14番枠よりも外に入った馬の成績は0-1-3-12、複勝率25%なのであまり悪くはないんですよね。ただ道中の位置取りが重要で先行して内目に入れたのが2014年イスラボニータ3着、後方から追い込みに徹したのが2015年ステファノス2着、イスラボニータ3着、ショウナンパンドラ4着でした。ワグネリアンが中途半端な位置取りをしてしまうと、凡走の危険が増しますが、ダービー以降スタートが安定して先行出来るようになっています。ここでビビらず先行出来れば嫌う必要はないでしょうね。

アーモンドアイ、スワ―ヴリチャードは内枠なので、包まれるのを嫌うはずでジャパンCの時のように先行すると思います。ダノンプレミアムはスタートが良いのでアーモンドアイを内に入れる感じで進めて、先にスパートするかどうかですね。川田騎手もダノンプレミアムの瞬発力はよく分かっているはずなので、出来ればスローで溜めたいはずでアエロリットからやや距離を置くかも。

4コーナーから直線入り口です、この辺りはまだまだ隊列が崩れないはずでダノンプレミアム以下は一団で直線に入ると思います。土曜は内も外も伸びていたので、ダノンプレミアムは外に出すことはないと思います。

直線L2標識付近です、アエロリットはまだリードを保っていると思います。ここからアーモンドアイが加速をするのはジャパンCの時と一緒、ダノンプレミアムがL3で出し抜きで先に追い出すか、アーモンドアイの仕掛けを待つのかは分かりませんが、先に仕掛けておかないと苦しくなるでしょうね。ただ川田君もアーモンドアイにはさんざん苦杯を舐めさせられているので、真っ向勝負で負かしに行くなら、出し抜きよりもL2で瞬発力勝負をしてくる気がします。

この辺りで苦しくなりそうなのがスティッフェリオ、ゴーフォザサミット、ドレッドノータス、アルアイン、ウィンブライト辺りで、ユーキャンスマイルのコース取りは一か八かになると思いますね。上手くインコースが空いてくれれば、新潟記念のように抜けてくると思います。

問題はペースでアエロリットは前半58.0くらいで行くと思います、これを1秒離れて追いかけるとダノンプレミアムの位置で59.0、サートゥルナーリアの位置で59.3くらいで、ここから緩めない息の入らない展開になると思うんですね。この展開はダノンプレミアムとサートゥルナーリアは未経験で、果たしてこの厳しいペースを克服できるのか。この2頭は心肺機能が高いのか低いのか不明です、サートゥルナーリアは皐月賞で平均バランスを克服しているので高いとは思うのですが、それ1度だけでこの時もL1最速なので本当に心肺機能が高いのかやや不安ですね。ダノンプレミアムは全く分かりません。

直線L1標識付近です、アエロリットがこの辺りで苦しくなるかな~、クロフネ産駒なのでまともなペースで走ってくれば残り1Fで苦しくなるはずですが。ダノンプレミアムとサートゥルナーリアの心肺機能が低ければこの辺りで苦しくなるはずで、替わってワグネリアンがジワジワ上がるかどうか。ワグネリアンは瞬発力が低いので、この辺りでアーモンドアイには引き離されているはず。内からスワ―ヴリチャードがジャパンCの時のようにジワジワと。ユーキャンスマイルがコースを見つけて伸びてくると思いますが、左手前でバランスが悪い時に上手くコントロールできるかどうかですね。

では1頭ずつ見て行きます。

◎アーモンドアイ 好材料:休み明けでフレッシュ。悪材料:無し。美浦w37.3-12.2、持ったまま1馬身先着、バランス良い。疲れやすいロードカナロア産駒なので休み明けは良いですね、ノーザンF生産馬で休み明けが問題ないのははっきりしていますし、ここに照準を向けている時点で必勝態勢。ルメール騎手の変幻自在の手綱さばきもプラス材料で、ジャパンCの時のように先行出来れば負ける可能性は低いでしょうね。

○ワグネリアン 好材料:適度な間隔でフレッシュ、コース適正。悪材料:特になし。栗東坂路39.3-12.8、単走持ったまま、バランスは良い。調教が緩かったのは気になりました、ダービーと大阪杯の時はラスト1F12.4で上がっていましたから、ちょっと緩めですね。ダービーで心肺機能と持続力を生かして勝ち切ったので、アエロリットのペースは合うと思います。外枠でもすんなり先行出来れば、内から2頭目あたりで3,4コーナーに入れるはずで、大きなロスはないと思います。

▲スワーヴリチャード 好材料:休み明けでフレッシュ、コース適正。悪材料:騎手弱化。栗東w37.7-12.2、持ったまま2馬身先着、掛かり気味だがバランスは良い。休み明けでも走る馬ですしコース適正は最高なのでチャンスは十分でしょう、騎手も今秋調子が良いですから期待できると思います。ジャパンCの時のようにアーモンドアイをマークする位置を確保できれば、持続力は十分あるので残り目もあると思いますね。ジャパンCの時にアーモンドアイからやや離されたので、間に何頭か入るかもしれないのでこの評価。

△ユーキャンスマイル 好材料:適度な間隔、距離適正、コース適正。悪材料:特になし。栗東芝38.2-12.0、持ったまま半馬身先着、口向き悪い。間隔空けてフレッシュな状態で挑めますし、コース適正も良いと思います。内目の枠で最内からロスなく運んで直線勝負ならばチャンスはあるでしょう、変に勝ちを意識して早仕掛けになると凡走の危険が出てきますね。無欲に3着狙いくらいの時が一番怖い馬です。

★サートゥルナーリア 好材料:距離適正。悪材料:休み明け2走目。栗東w37.5-11.7、単走持ったまま、バランス良い。コース適正は問題ないと思います、府中は2度目ですし慣れもあるでしょう。ロードカナロア産駒の休み明け2走目、特に前走好走した後の2走目は不安がありますね、スプリンターズSのイベリスやファンタジストがどうしても気になります。心肺機能は皐月賞だけ走ることができれば対応できると思うのですが。

☆ダノンプレミアム 好材料:休み明けでフレッシュ、コース適正。悪材料:ハイペースへの対応。栗東w37.3-12.0、やや強め5馬身先着、バランス良い。休み明けでも走るのは再三見せているので不安はないと思います、コース適正は悪くはないと思うんですが、4コーナー出口でスッと出し抜くコースの方が良いとは思います。どうしても2歳時のサウジアラビアRCで終い甘くなったのが気になるんですよね、平均バランスくらいで先行した時に息が持つのかどうか、サンプルの少ない馬なのでここでしっかり見極めたいと思います。

Xアエロリット 好材料:休み明け2走目。悪材料:距離適正。美浦w38.5-12.9、単走持ったままバランス良い。クロフネ産駒なので2000mは1F長いと思うんですよね~、超高速馬場になれば1F克服できる可能性はあると思いますが、それでも相手が相手なので結構難しいかな~。