2020年京都大賞典 予想。結構乾きそう。*訂正あり。


土曜日の馬場情報 不良馬場から重馬場

含水率 ゴール前18.6% 4コーナー18.2%

クッション値 7.2 やや軟らかめ   訂正しました。

馬場状態ですが土曜日は不良馬場から重馬場で行われました。水曜から降り始めた雨が木曜には本降り、金曜に弱まってから土曜の深夜から午前中に再度本降りに。含水率が示すようにかなり水分を含んでいて、かなり時計が掛かると思っていたら2Rの2歳未勝利戦で1:23.6、重馬場に回復した10R長岡京Sでは1:21.8と結構タイムが良いんですよね。イメージとしては1段階良い馬場状態なのかと思います。土曜のお昼からは影響がある程の雨は降っていませんし、日曜日も曇りマークですが気温が上がりそうで風もあるので、結構乾くかなと思います。良馬場と稍重の中間くらいのイメージを想定しています。長岡京Sでは外からの差し馬で決着していますから、土曜に関しては外の方が馬場が良かったはず、日曜に変化するかは未知数ですが内を空けて走るかもしれませんね。

◎パフォーマプロミス

○ダンビュライト

▲ステイフーリッシュ

△カセドラルベル

★シルヴァンシャー                                

☆グローリーヴェイズ                                

Xキセキ                             

Xキングオブコージ                                  

馬連 ①⑮=①②③⑥⑧⑬⑮⑰ 13点         

3連単 ①⑮ー①⑥⑧⑮ー①③⑥⑧⑬⑮ 24点

逃げるのはダンビュライト、2番手にステイフーリッシュ、カセドラルベルが先行。ノーブルマーズが中段の前からで、バイオスパーク、パフォーマプロミスが追走。中段やや前辺りにグローリーヴェイズ。中段からキングオブコージ、キセキ。中段のやや後ろからシルヴァンシャー、リッジマン。中段の後ろからタイセイトレイル、アイスバブル、モンドインテロ。後方からアルバート、ミスマンマミーア、ドゥオーモという並びを想定。

逃げるのはダンビュライト、昨年のこのレースも逃げて2着に残っていますから、同じような逃げになると思います。これといった逃げ馬が居ないので前半はスロー、前に行きそうなステイフーリッシュやカセドラルベルも前半から飛ばすタイプではないし、キセキが暴走でもしない限りはゆったりしたペースで入りそうですね。例えキセキが暴走したとしても、さすがに追いかけないと思うし、離れた追走集団をダンビュライトがコントロールする感じでしょうか。

前走は中段からのパフォーマプロミスが、中段のやや前からになりそうで、前に行きたい馬が少なくペースも遅いので、この辺りで折り合ってくると思います。前走福永騎手は中段を選択しましたが、これは2019年京都記念で先行して甘くなったために、修正してきたのでしょう。グローリーヴェイズは前走スタートも出なかったし、稍重表記でも重馬場以上に重い馬場でレースにならず、通常なら中段辺りを取れると思うので、川田騎手もある程度のポジションを取ってくると思います。

キセキは浜中騎手ですね、当然次走が本番ですからここで変なレースをすることはないはず、宝塚記念と同じように前半は折り合い重視、幸い内枠を引きましたから変にスタートが良くない限りは、馬群に入れてジッとしていたいはずです。キングオブコージは前走後方から、それまでは横山典騎手が先行させて3連勝していますから、馬場と展開を読んで思い切った騎乗をしてきましたね。今回は馬場も不安定ですし、どんなペースにも対応できるように中段を取ってくると思います。これでペースが遅ければ早目に押し上げ、ペースが速ければ動かずバテ差し狙いの作戦かな。

シルヴァンシャーは中段やや後ろから、前走良くなかったので、前走よりも下げるポジションを取ってくると思います。あとは後方から前半は溜めて行きたい馬達なので、中段よりも後ろは縦長の展開になりそうですね。

4コーナーです、ダンビュライトのペースは昨年と一緒なら、前半出して行って中緩みを作りロンスパ、今年は競りかけてくる馬も居ないので前半はスローの可能性もあるし、キングオブコージが早目に押し上げない限りは4F戦、昨年4F戦でシルヴァンシャーに迫られているので、スパートのタイミングを遅らせるかもしれません。それでも3F戦にはしてくるはずで、馬場次第ですがこの辺りのラップは11秒台に入ってくると思います。これを外から捲り追い込みに行くのは無謀、馬場次第ですが動きたくても動けないと思うので、隊列は変化なく直線に入ってくると思います。

この辺りで苦しくなりそうなのがノーブルマーズとバイオスパーク、ノーブルマーズは重馬場の七夕賞で3コーナー一杯、バイオスパークは2400mのオリオンSで凡走しているので、この2頭が下がってきた時にキセキが上手く交わせるかどうか。この地点で下がってこられると困りますね、直線入り口まで行けば内が空くのでスペースは有るのですが。当然キセキの後ろに居そうなシルヴァンシャーも影響がありそうです。

直線L2標識付近です、ダンビュライトが先頭キープ、ステイフーリッシュ、カセドラルベル、パフォーマプロミスがスムースに抜け出しを図ります。土曜のような外優位の馬場ならばグローリーヴェイズ、キングオブコージの追い込みも期待できますね。ただグローリーヴェイズはイジメのような斤量58㎏、キングオブコージは前走から斤量3㎏増と負担重量に泣かされる可能性があります。アイスバブル、モンドインテロも外からでしょう。

内でノーブルマーズとバイオスパークが下がって行くと思うので、どこでこれを交わすかがキセキの課題、直線区間に入ってしまえばスペースはあるのでバテ差しが届く可能性は有ると思いますが、4コーナーで2頭が下がってくるようだと待たされてしまい、瞬発力の低いキセキには嫌な展開になりそうです。シルヴァンシャーがキセキの後ろからだと、同じく瞬発力が低いので届かない可能性が高くなりますね。

直線L1標識付近です、ダンビュライトが粘るところ、ステイフーリッシュは追い抜かない。カセドラルベルはズブイので差せるかどうか微妙なところ。パフォーマプロミスは前走の鳴尾記念で4F戦を差し切り、アルゼンチン共和国杯では3F戦を差し切っているので、どちらの展開でも対応可能だと思います。斤量苦のグローリーヴェイズとキングオブコージがどこまで差し込めるか、スムースに直線に入れるかどうかのキセキ、シルヴァンシャーも届くかどうか。中緩みの無い消耗戦になった時のミスマンマミーアの一発は要警戒ですね。

では1頭ずつ見て行きます。

◎パフォーマプロミス ・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。栗東坂路39.2-12.7、単走持ったまま、やや右傾だがバランスは良い。

前走は1年1カ月の休み明けで快勝、元々休み明けは苦にしないのでここも不安なしでしょう。天皇賞(春)3着だけでなくアルゼンチン共和国杯も勝っているのでクラス負けの不安もないし、福永騎手の継続騎乗も好材料だと思います。前走は4F戦、アルゼンチン共和国杯は3F戦で勝ち切っているので、どちらの展開でも対応可能。ただし京都記念で4着のようにL2最速戦になってしまうと瞬発力で見劣りますから、そこは福永騎手が上手く早目に動けるかどうかですね。

○ダンビュライト ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質は高くなく、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:近走の不振。栗東坂路38.5-12.6、やや強め半馬身先着、バランス良い。

昨年は1㎏軽いドレッドノータスに差されてしまい、シルヴァンシャーに0.1差まで迫られました。それでも2着は確保しているし京都記念を勝っているのでコース適性は良い。これといった逃げ馬も居ませんし、キセキが暴走しても放っておけばいいだけ、3F戦か4F戦に持ち込めば大敗はないと思います。あとは体調だけですね、去勢後にパッとしない成績が続いているので、一夏越して回復してくれればいいのですが。

▲ステイフーリッシュ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。・トップスピードの質はやや低くロンスパ向き。・休み明けでも走るが疲れやすい。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。栗東坂路41.5-13.0、単走持ったまま、バランス良い。

矢作厩舎なので中1週は不安ないでしょうね、連闘でモズアスコットが安田記念勝つくらいですから、使い方には定評があります。問題は気性面で前走も前の馬を抜きたがらない感じでした、2,3着は併せて11回ですが4着以下が8回しかない、安定感抜群ですが勝ち切れないのがこの馬の特性でしょう。

△カセドラルベル ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。栗東坂路38.2-12.2、単走やや強め、バランス良い。

松山君はこの馬を分かっていると思うので継続騎乗が最大の好材料ですね、あとはクラス負けしないかどうか。幸い速い上がりは要求されそうもない馬場になりそうですし、逃げ馬不在で前半はゆったり入れそうなので、後続の差し脚が鈍った時に粘り込めるかどうか。

★シルヴァンシャー ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ高い。好材料:コース適性。 悪材料:体質の弱さ。栗東w38.8-12.6、やや強め半馬身先着、バランス良い。

枠がね~、内に拘る北村友騎手なので4コーナーで上手く前を交わせるかどうか、瞬発力が高い馬ではないので詰まると届かないと思います。

                                

☆グローリーヴェイズ  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明けでも走る。好材料:コース適性。 悪材料:高速馬場への対応。美浦w39.4-12.7、一杯1馬身先着、バランス良い。

斤量が不安ですね、コース適性は良いので休み明けで走れる状態かどうか。調教も一杯に追われていて、仕上がっていない感じでしたからね~、もちろんこれで勝てれば秋のGⅠ戦線でも台風の目になりそう。

                               

Xキセキ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は化け物レベル。・休み明けはやや良くなく、使い減りしない。好材料:・・・。 悪材料:騎手、休み明け。栗東坂路38.4-12.7、一杯1馬身先着、バランス良いがやや重苦しい、久々の坂路。

浜中騎手もここは安全運転に徹すると思います、変なレースで暴走しようものなら・・・。内枠に入ったことで馬群に入れやすくなったし、次を考えて動かないと思うのでここは取りこぼしがありそう。時計の掛かる馬場は良いと思いますが、4コーナーから余程スムースでないと危ないという見立てです。

                             

Xキングオブコージ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険、休み明け。栗東w37.9-12.6、単走持ったまま、バランス良い。             

前走ハンデ戦の54㎏でGⅡ勝ち、3着ステイフーリッシュが57.5㎏だったことを考えると、今回はステイフーリッシュに対して1㎏重くなるのは嫌な感じです。どこまで馬場が回復するか分かりませんが、稍重でも結構苦労しそうですし良馬場まで回復しても、差しに回ると届かない可能性は条件戦で見せていますからね。横山典騎手の継続騎乗ですが、前走に引き続き難しい判断を迫られそうです。

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