2021年マイラーズC 予想。高速馬場で逃げられれば。


土曜日の馬場情報 良馬場  Bコース

土曜は良馬場でした、9Rのあやめ賞が3歳1勝クラス1800mで1:46.0、スローバランスで後半4Fが45.9、上り3Fは33.5です。10Rの丹波特別は古馬2勝クラス1600mで1:32.7、レースの上り3Fは33.9でL1も11.7なので前が止まらない馬場ですね。当然高速馬場なので1分31秒台に入ってくるかもしれません。

金曜に散水をしているのですが、それでも土曜日の朝には含水率が下がっているので、確認できていませんが土曜日に散水をしたとしても、馬場状態には大きな変化がないと思います。

◎パンサラッサ

○アルジャンナ

▲ボンセルヴィーソ                   

△ケイデンスコール                   

★エアロロノア                  

☆ギベオン                                    

Xラセット                          

馬連 ③⑥=③⑤⑥⑦⑩⑫⑯ 11点

3連単 ③⑥ー③⑤⑥⑦⑩⑯ー③⑤⑥⑦⑩⑫⑯ 50点

逃げるのはパンサラッサ、ダイワキャグニーとフォックスクリークが外から先行、ボンセルヴィーソも先行、中段の前からギベオン、ベステンダンク、中段やや前からカイザーミノル、中段からケイデンスコール、アルジャンナ。中段やや後ろからワールドウインズ、エアロロノア、エアスピネル。中段の後ろからルフトシュトローム、ザイツィンガー、後方からラセット、ブラックムーンという並びを想定。

逃げる可能性があるのはパンサラッサ、ダイワキャグニー、フォックスクリーク、ギベオンと4頭居ますが、今回は内目の枠を引いたうえに坂井騎手へ乗り替わるので、パンサラッサが主張すると思います。馬場を考えれば逃げ争い上等で、ハイペースバランスでも結果を出しているコンビなので、ここでも逃げる可能性が高いと思います。フォックスクリークは藤岡佑騎手で、長岡京Sで逃げて凡走しているので、無理やり逃げることはなさそうですし、ダイワキャグニーは幸騎手なので控えると思います。ギベオンもハイペースで逃げるタイプではないので、案外パンサラッサがマイペースで逃げられるかもしれませんね。

近走良くないベステンダンクが中段の前で、最内を確保できるのでコースロスなく進められそう。その後ろがカイザーミノルですね。ケイデンスコールはスタートで出して行くようになって中段が取れるようになりました、内枠ですし最内を確保。その外にアルジャンナでしょうね。エアロロノアのポジションは前のペース次第で、速ければ中段のやや後ろ辺り、遅ければ中段のやや前まで押し上げそうです。ザイツィンガー、ラセットは後ろからでしょうね。

4コーナーです、パンサラッサが先頭で中緩みが出来れば馬群は凝縮、中緩みが出来なければ隊列は縦長ですね。ベステンダンクはこの辺りで追走一杯になりそうで、ケイデンスコールが上手く捌けるかどうか。アルジャンナはカイザーミノルの後ろからで、外に馬が居なければ自由度の高いコース取りが出来そう。ザイツィンガーとラセットは外を回すと思うので、距離ロスを覚悟しないといけませんね。

直線L2標識付近です、パンサラッサはラジオNIKKEI賞でL2最速戦を逃げたバビットに対応していたので、ここでも出し抜くだけの瞬発力を見せてくると思います。ボンセルヴィーソはそこまで瞬発力が高くないので、一瞬置かれるかもしれません。この辺りでダイワキャグニー、フォックスクリークが苦しくなって、内のベステンダンクも含めてこの3頭が壁になるかもしれません。ギベオンの西村騎手が上手く捌けるかどうか、内のケイデンスコールは合流点までに自分のコースを確保できるかどうか。カイザーミノルは外からで、その外にアルジャンナ。エアロロノアは大外までには出さないと思います。ザイツィンガーがこの付近では脚色良く差を詰めてくると思います。

直線L1標識付近です、馬場を考えるとパンサラッサの逃げ切りも十分、ボンセルヴィーソがジリジリ差を詰めて、外からアルジャンナが伸びてくると思います。ザイツィンガーはL1で距離適性が出てしまいそうで、高速馬場を味方に付けられれば1F誤魔化せるかも。エアロロノアも距離適性は問題無いのですが、L1で失速する癖があるので道中のポジション次第では苦戦するかも。ケイデンスコールは内が空くかどうか、ギベオンも捌けるかどうかですね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎パンサラッサ  ・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。

好材料:坂井騎手への乗り替り。 悪材料:クラス負けの危険、コース適性。

調教データ

今回:栗東坂路37.7-12.4,単走やや強め、バランス良い。     

2021年中山記念:栗東坂路38.4-12.1,単走持ったまま、バランス良い。7着。 

ホープフルS:栗東坂路38.1-12.5、持ったまま2馬身先着、バランス良い。6着。

前走は中段から差しに行って凡走していますが、この馬はハイペースもしくは平均バランスを先行ないし逃げて良さが出る馬。お姉ちゃんがディメンシオンなのでマイルへの短縮は期待が持てますし、中2か月で疲労の心配が無いことも好材料。この馬で何度も逃げ・先行をしている坂井騎手なので、この乗り替りは好材料だと思いますが、緩めてしまってトップスピードの質が問われると凡走の危険も。

○アルジャンナ  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ

今回:栗東坂路37.9-12.4,単走持ったまま、バランス良い。     

ダービー:栗東坂路38.6-12.4、やや強め併入、バランスは良い。18着。

前走は8か月半の休み明けでプラス18㎏、スローからのトップスピード戦になってしまい届かず、上り3Fは32.8を出しているので展開が合わなかったですね。東スポ杯ときさらぎ賞でも速い上がりを使っていますし、持続力見せているのである程度流れた方が力を発揮しやすいと思います。

▲ボンセルヴィーソ  ・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。

好材料:距離適性、コース適性。 悪材料:展開。

調教データ

今回:栗東坂路39.9-12.5,単走持ったまま、右傾でバランス悪い。     

2020年スワンS:栗東坂路38.9-12.4、やや強め、右傾でバランス悪い。11着。

好走すれども人気にならずで、マイルで連続好走中なんですよね。トップスピードの質は高くないので、パンサラッサと一緒に好走するイメージ。スローでは出番なしでしょうね。

                   

△ケイデンスコール  ・心肺機能はやや低い、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや高い、持続力もある。

・前半が速くなると後半苦しくなる。

好材料:距離適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東坂路38.7-11.9,単走持ったまま、バランス良い。     

2021年中山記念:栗東坂路39.7-12.0,単走持ったまま、まっすぐ走れずバランス良くない、やや掛かり気味。2着。 

2020年金鯱賞:栗東P37.5-11.6、単走やや強め、バランス良い。7着。 

2020年東京新聞杯:栗東坂路37.9-12.3、一杯⒉馬身先着、バランスが良くない。12着。

2019年関屋記念:栗東坂路40.1-12.0、単走持ったまま、バランス良い。14着。 

今年になってポジションを取るようになって成績が安定してきました、心肺機能はそれ程高い感じがないので、ハイペースになってスタートが良過ぎると苦しくなるかもしれませんし、前にベステンダンクが入ってしまうと捌くのに苦労するかも。ここにきて岩田騎手が乗れなくなったのも大きなマイナス材料でしょうね。

                  

★エアロロノア  ・心肺機能は不明、パワーはある、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ

今回:栗東坂路37.8-12.1,やや強め4馬身先着、バランスは良い。

3連勝で重賞初挑戦、前走も好タイムで勝ち切ったのでいきなりでも勝負になりそうですね。ただこの馬はL1での失速率が高い傾向にあるので、中緩みのない展開になると持続力が足りなくなるかも。     

                  

☆ギベオン  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く持続力の高い先行粘り込みタイプ。

・良馬場で2000mまで、渋れば1800までだったが、良馬場でもペースが上がると2000mでも長い。

好材料:距離適性。 悪材料:・・・。 

調教データ

今回:栗東w38.1-12.0,単走持ったまま、バランス良い。     

2021年金鯱賞:栗東w40.1-13.0,単走持ったまま、バランス良い。1着。 

2020年エプソムC:栗東w37.2-11.6、持ったまま併入、バランス良い。11着。

2020年金鯱賞:栗東w37.9-12.0、持ったまま併入、バランスまぁまぁ。4着。

2019年チャレンジC:栗東w36.5-12.4、持ったまま1馬身先着、バランス良い。9着。

2019年毎日王冠:栗東w37.0-11.7、強め大差、バランスは良い。7着。

前走は逃げ切り、スローの逃げに持ち込み重馬場を味方に付けられたのが大きかった、かなり嵌った印象で再度同じようなレースが出来るかどうか。ハイペースバランスでもNHKマイルCを2着しているので、心肺機能は問題ないはずだし、マイルも問題ありませんね。控えた時に捌けるかどうか、西村騎手の継続騎乗なのでここが大きな不安材料です。

                                    

Xラセット  ・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は低い。  

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ

今回:栗東坂路37.6‐12.7、映像無し。

この馬の場合はやることは一つなので、後方から届くかどうか。高速馬場で前が止まらない可能性があるので余程展開が向かないと苦しいと思いますが、パンサラッサのペースが速過ぎるようだとバテ差しが届く可能性も。 

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