過去5年3着以内に複数回来ている種牡馬はディープインパクト4回、ハーツクライ2回、キングカメハメハは自身が2回と後継種牡馬のロードカナロア1回、ルーラシップ1回があります。ステイゴールドは自身が1回と後継種牡馬のオルフェーブルが1回です。展開は平均バランスが1回、ハイペースバランスが2回、スローバランスが2回です。連絡みした15頭は重賞の好走歴かOP勝ちの実績がありました、今年はレッドアステルに嫌なデータですね。
輸送も鬼門で過去５年初めての関西輸送になる馬は３着以内に来ていません、過去１０年に遡っても一頭も来ていないので、牝馬の初輸送は怖すぎますね。中山牝馬Sで初輸送のミッキーチャームが凡走して、地元の阪神牝馬Sであっさり勝っちゃいましたからなおさら。今年は初輸送の馬が３頭、ルガールカルム、フィリアプーラ、レッドアステルです。
◎ダノンファンタジー
○アクアミラビリス
▲ビーチサンバ
△アイルアウェイ
★シゲルピンクダイヤ
☆クロノジェネシス
Xグランアレグリア
ｘシェーングランツ
３連複 ⑮＝①④⑦⑧⑨⑭⑯＝①④⑦⑧⑨⑭⑯ 21点
馬場状態はやや高速馬場ですね、阪神牝馬Sで1:33.6が出ていますし、直線は逃げたダイアナヘイローが上がり33.7、2番手のアマルフィコーストが33.7なのでスローペースだと前残りがあります。ただ15時から雨の予報も出ているので、馬場状態は決めきれませんね。
逃げるのはメイショウケイメイかな～っという全く自信のない展開予想です。メイショウケイメイが逃げ、内からエールヴォアでスタート決めればグランアレグリアが2番手から。ルガールカルム、ジュランビル、ノーブルスコアは岩田騎手への乗り替りで内からある程度の位置を取ってきそう、外からレッドアステル、プールヴィルで内からクロノジェネシスが折り合いに専念。ビーチサンバホウオウカトリーヌの後ろからダノンファンタジー、アクアミラビリス、ノーワン。アイルアウェイ、シゲルピンクダイヤ、フィリアプーラ、最後方からシェーングランツという想定。
休み明けのグランアレグリアがスタートを決められるかが最初のポイントですね、サウジアラビアRCでは出遅れてしまいましたが、外からリカバリーして2番手まで上がりました。あの時は少頭数でしたし、相手も弱かったので勝ち切りましたが末脚は落していましたね。出遅れてしまうと枠の並び的にもリカバリーは困難で中段で揉まれると思います。スタートを決めてしまえばメイショウにプレッシャーを掛けつつ前半59.5秒くらいで行きそう、このペースなら1着まであるかと思います。
グランが出遅れた場合はかなりのスローになりそうで、1000m61秒台だと後方待機勢は用無しになりそうです。シェーングランツは３～４コーナーで流れてくれないと厳しいと思います。いずれにしろ確固たる逃げ馬が不在でペースは緩みそうですね～。
スローペースで進んだ場合は内は大渋滞が予想されます、これは土曜の阪神牝馬Sでも内の中段勢が苦労していましたね、サラキアなどは全く追えませんでしたから。逃げ、先行でインコースを回しそうな馬はグランアレグリア以外トップスピードの質がはっきり劣るので、直線の入り口からL1標識までは内が大渋滞しそうです。クロノジェネシスは掛かる馬なのでスタートで出して行くわけにはいかない、4コーナーで上手く捌かないと今日のサラキアの二の舞になりそうです。
動く意識のある騎手で長くいい脚を使える持続力とトップスピードの質を持っているという意味で、ダノンファンタジーは阪神JFで能力は見せています。ビーチサンバもダノンよりも先に動ければいいのですが、ある程度のポジションを取れてしまうと、ダノンの動きに合わせてしまうので1着は苦しいかも。アクアミラビリスは強烈な瞬発力持っているので、直線で上手く外に出せれば差し切りまでありそう、瞬発力とトップスピードの質はダノンファンタジーよりも上だと思いますが、どこでゴーサインを出すかが難しいと思います。早過ぎれば一旦前に出ても差し返されるし、遅過ぎれば届かない。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ダノンファンタジー 休み明け２走目で走り頃、格上げ、コース適正良い。外目の枠も詰まる心配がないので良い。栗東芝11.7、単走持ったまま、キックバックが良くバランスも良い。調教の動きが非常に良く体調は良さそうです、その上でどんな展開にも対応できる自在性があることと、その自在性を生かせる騎手であることは大きな強みですね。内に詰まる心配はないので早目に動いた時に目標にされて差される危険はありますが、逆に言うと不安はそれくらいです。
○アクアミラビリス ２か月の間隔空け、格上げ、減らない方が良い。栗東坂路12.3、やや強め併入、バランス良い。エルフィンSの勝ち方が異様で、瞬発力だけならこの世代３指に入る程の強烈さ、他の2頭はクロノジェネシスとサートゥルナーリア。ダノンを目標にしそうな枠の並びもいいし、タイミング次第では頭まで。
▲ビーチサンバ ２カ月の休み明けは良い、格上げ、瞬発力が低いのでこの枠は良い。栗東坂路12.8、単走持ったままバランス良い。前走は出遅れたことでこの馬の良さが出るという皮肉なレースでしたね、瞬発力が低いために溜めるとトップスピードに乗る前に交わされてしまう。阪神JFではダノンとクロノが来てから追い出して、ハッキリと見劣っていました。何十年も溜めて乗っている福永騎手が、1日2日で変わるはずもなくここも溜めてしまう可能性が高いと思います。
△アイルアウェイ 休み明け２走目で走り頃、格上げ。ハーツ系で延長は良い。栗東坂路12.5、単走持ったまま、バランス、ピッチも良い。前走はスタートは良過ぎて先行する形で凡走してしまいました、スローバランスで良さが出るタイプなので中段の後ろ辺りから、末脚勝負なら突っ込んできてもおかしくないと思います。ジャスタウェイ産駒なので直線スムースに加速することが条件でしょうね。
★シゲルピンクダイヤ 休み明け２走目で走り頃、格上げ、減らない方が良い。栗東坂路12.3、単走やや強めややバランス悪い。前走はメイチの仕上げだったようで休み明けでマイナス体重、今回は枠の並びが良いので外から末脚勝負になると可能性あるかも。
☆クロノジェネシス ２か月の間隔空けは良い、掛かりやすいので内枠は良いが捌けるかどうかだけ。栗東ｗ11.9、持ったまま半馬身先着、かなり掛かっている。内で折り合い重視は既定路線で4コーナーから直線にかけて進路が空くかどうか。持っている能力は世代トップクラスですが、内に詰まってしまっては自慢の瞬発力を発揮しても、届かない危険が出てきます。
Xグランアレグリア 休み明けはサウジアラビアRCで大きく出遅れている、コース適正は良い。美浦ｗ12.7、持ったまま１馬身先着、バランス良いが少し太いかも。調教後の馬体重は478㎏で休み明けにも拘わらず前走よりも4㎏減っていました、それでもやや太く見えたのはまだ筋肉の張りが出ていないから?サウジアラビアRCでは休み明けで大きく出遅れていただけに、全福の信頼は置けませんね。スタートさえ決めてしまえば頭までありそうです。
ｘシェーングランツ 休み明け⒉走目で走り頃、格上げ、内枠は良くない。前走は調教から悪かった。美浦ｗ13.1、持ったまま併入、バランス良い。ツイていませんね、1枠だとどうしても最後方まで下げなくてはならず、届かないんですよね～。調教は前走のように首を振って嫌がる素振りは見せませんでした、ラスト1Fの13.1はチューリップ賞の時の12.5より遅いので、馬の気分を害さない目的でしょうか…。