2020年朝日杯FS　予想。パワーと持続力が問われそう。

含水率　ゴール前11.7％　4コーナー8.9％　(5:00)

クッション値　10.1　標準　(7:30)

馬場状態ですが土曜日は良馬場でした、10R再度山特別が2勝クラス1800mで1:46.7、上り3Fは1番時計が33.9、勝ったクリデュエールが34.0で3，4番手の内から先行でした。走破時計自体は稍高速と言っていいレベルですが、上り3Fが平凡でしたね。これは直線だけ稍重い馬場になっているためだと思います。

金曜以降は散水していないので、先週と同様ゴール前では含水率が上がり、4コーナーでは下がっていました。この傾向は明日も続くと思うので、4コーナーまではやや高速、直線は標準というハイブリッド馬場ですかね～。

◎モントライゼ

○グレナディアガーズ

▲ホウオウアマゾン

△ドゥラモンド 

★ステラヴェローチェ　　　　　                      

☆レッドベルオーブ　　　　　　　　　　　　　　　　　

Xショックアクション

xカイザーノヴァ　　　　　　                     

馬連 ②⑭＝①②④⑤⑦⑧⑬⑭　13点  　            　  

3連単 ②⑭－②⑬⑭－①②④⑤⑦⑧⑬⑭　24点

逃げるのはブルースピリット、2番手にバスラットレオン、内からカイザーノヴァまでが先行勢、中段の前からホウオウアマゾン、グレナディアガーズ、中段のやや前からモントライゼとショックアクション。中段からテーオーダヴィンチ、アスコルターレ、中段やや後ろからステラヴェローチェ、レッドベルオーブ、ジュンスカイブルー。中段の後ろからドゥラモンド、スーパーホープ。後方からビゾンテノブファブロ、ロードマックスという並びを想定。

前走も逃げたブルースピリット、藤岡佑騎手の継続騎乗なので逃げると思うのですが、まずスタートが速くないんですよね、その上で先週ポールネイロンで中途半端な競馬をしている、まぁ指示もあったみたいですが、積極的にペースを引き上げるとは思えませんね。なのでバスラットレオンがスタート良いので、外から叩いて逃げる可能性もあると思います。前走も坂井騎手でスローに落としているので、逃げ態勢に入ってしまえばスローペースに落とす可能性は高いはず、コース形態からも3コーナー手前の上り坂で更に減速するはずなので、一団のまま進みそうです。

スタートの良いカイザーノヴァ、グレナディアガーズ、ホウオウアマゾンが2列目辺りで、前が飛ばさないと思うので、一団で進むかなと。その後ろにショックアクションとモントライゼ、この2頭も先行タイプですが、何がなんでも2番手というタイプではないですし、ここで脚を使うような騎手ではないので、出たなりで中段のやや前だと思います。ステラヴェローチェはスタート五分くらいですが、二の足がそこまで速くない感じで、前走は後方からでした。新馬戦では1番枠から前に行きましたが、行き脚が良かったわけではなかったので、内へ行って距離ロスを0にする感じでしょう、前走は不良馬場で同じようには乗らないと思います。

レッドヴェルオーブは真ん中の8番枠、外からテーオーダヴィンチとアスコルターレに切り込んで来られると嫌ですね。その外からバスラットレオン、ホウオウアマゾン、モントライゼは前に行くはずで、この3頭よりも前はないかなと思います。ドゥラモンドは中段の後ろから、新馬戦、アスター賞共にスタートが遅く、この枠では前に入られてしまいリカバリーは不可能でしょう。ロードマックスも前走後方からで2着に好走したので、岩田望騎手の継続騎乗で同じように乗ると思います。

4コーナーです、コース形態から先週の阪神JFと同じように一団で4コーナーに入ると思います。ホウオウアマゾンも外から来られなければ、スパートはしないはずで前3頭ががっちりコントロール。ですから先週に引き続き馬群は凝縮して4コーナーに入るはず、当然内の馬は加速を待たされるので、瞬発力の低いタイプは直線でトップスピードに乗るのが遅れるはず。外からはスムースですが、積極的に動く馬はいないと思います。

直線L2標識付近です、この辺りではスタートから1200m付近ですから、前の3頭はまだまだ頑張っているはず、グレナディアガーズはモントライゼが外に進路を取れば、ホウオウアマゾンの後ろを狙うはずです。ホウオウアマゾンはデイリー杯を見ても、後半勝負で信用できる馬ですし、松山騎手は先行すると上手いですからね。ステラヴェローチェは内回りとの合流点に出来るスペースを狙ってくる、カイザーノヴァは内へ行けばいいのですが、前2頭の後ろで待ってしまうと進路が無くなりそう。レッドベルオーブも4コーナーから直線入り口で早目に進路を確保しないと詰まる可能性がありますね、福永騎手は積極的に進路確保をしないので、不安がありますね。ドゥラモンドとロードマックスは外からスムースだと思います。

直線L1標識付近です、ブルースピリットは距離不安、バスラットレオンは坂不安があるので、L1で失速し始めるはず。距離不安の無いホウオウアマゾンが抜け出して、その内にバスラットレオンが下がったスペースが出来ると思うので、ここをグレナディアガーズが狙うかなと思います。外はモントライゼががっちりで、ルメール騎手がスペースをくれるはずはないですからね。アスコルターレが粘ってしまうと、レッドベルオーブの進路が狭くなりそうで、モントライゼを交わせるかどうか。そもそもレッドベルオーブは4月生まれで、このレースとは相性が良くないんですよね。

ステラヴェローチェは内が空くかどうか、バゴの産駒なので内をこじ開ける闘志は持っているはず、ただ首が高い走法なので速い上がりを使えるかどうか。ショックアクションとカイザーノヴァは、下がってくるブルースピリットとバスラットレオンを捌けるかどうか、池添騎手は良いとして戸崎騎手は若干不安ですね～。外からスムースならドゥラモンドがどこまで伸びるか、ロードマックスは1F長いと思います。

では1頭づつ見て行きます。

◎モントライゼ　　・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料：・・・。　悪材料：初距離。栗東w38.5-12.4、単走やや強め、バランス良い。

マイルは初めてなので距離が持つかどうかは未知数ですが、前半はかなり遅くなりそうで距離不安は展開的に解消できそう。前走休み明けでプラス14㎏ですし、この馬は新馬戦からずっと汗が目立っていたので絞り切れずに走っていたはず。これで京王杯2歳Sを勝ち切っているわけですから、メイチで仕上げてくれば上積みはあるはずです。ルメール騎手の継続騎乗、このレースと相性の良いダイワメジャー産駒であることも好材料でしょう。この馬は4月産まれですが、阪神に移ってからの朝日杯FSで4月産まれが3着以内に入ったのはダノンプレミアムとシャドウアプローチで、この2頭は馬体重が490㎏以上でした。モントライゼも恐らく490㎏以上で出てくると思うので、4月生まれでも問題ないと思います。

○グレナディアガーズ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料：・・・。　悪材料：クラス負けの危険。栗東坂路37.8-12.6、持ったまま半馬身先着、手前を替える時にややバランス崩す。

フランケル産駒で持続力が期待できる馬ですね、新馬戦から仕上がっていない感じで、使いつつ良くなってきたように思います。特に前走は未勝利戦でしたが走破時計が1:20.4、当日のファンタジーSが1:20.1でレコードタイムでした。これを持ったまま圧勝しているので、追えばもっと速いタイムが出たはずです。川田騎手が継続騎乗なのでも期待の表れで、チャンスが無いと思えば他場へ乗りに行くはずです。牡馬にしては450㎏台と小柄なのが不安ですね～。

▲ホウオウアマゾン　　・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料：コース適性、間隔開け2走目。　悪材料：・・・。栗東坂路39.3-12.6、持ったまま併入、バランスまぁまぁ。

前走デイリー杯2歳Sはレッドベルオーブと同タイムでクビ差、レコードタイムですから高評価ですね。加えてこちらは休み明けでプラス12㎏ですから、完全に太目残しでした。本番へ向けて仕上げてくれば上積みはレッドベルオーブよりも上だと思うので、こちらの評価を上げました。松山騎手は差・追込よりも、逃げ・先行の方が上手いので、コース適性、上積みも含めて期待です。

△ドゥラモンド　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は不明。・トップスピードの質は不明、持続力は高い。好材料：距離適性。　悪材料：クラス負けの危険、初輸送。美浦w40.4-12.8、持ったまま併入、バランス良い。

初輸送が不安材料ですが、手塚厩舎なので先週ユーバーレーベンが初輸送を克服して3着に好走、初輸送のコツを使えんでいるかもしれないので大きな不安はないです。スタートが良くないので届くかどうかだけです。

★ステラヴェローチェ　　・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力は不明。・トップスピードの質は不明、持続力はまぁまぁ。好材料：コース適性。　悪材料：良馬場への対応。栗東坂路38.5-12.0、単走持ったまま、やや首が高いがバランスは良い。

スタートは五分くらいですが、二の足は決して速くないので外から来られるとリカバリーしにくいはず。前走と調教の映像からも首が高い走法で、トップスピードの質には不安が残ります。ただバゴの産駒なので馬群を割る闘志は持っているはずですし、距離も不安はないので、後は騎手のやる気次第ですね。

☆レッドベルオーブ　　・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。好材料：コース適性。　悪材料：特になし。栗東w37.4-12.5、持ったまま併入、バランス良い。　　　

4月生まれで前走の馬体重が460㎏台、さすがにここで490㎏以上にはならないはずで、これは嫌なデータです。お兄ちゃんも同じローテーで凡走したし、ここも揉まれると危ないかも。前走はレコードタイムで勝ち切りましたが、ホウオウアマゾンとはクビ差ですし、上積みを考えるとホウオウアマゾンを上に取りました。福永騎手がスムースな競馬を出来るかどうかですね。

Xショックアクション　　・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料：距離適性。　悪材料：クラス負けの危険、休み明け。栗東坂路38.0-11.9、単走持ったまま、大きく右に寄れたがその後はバランス良い。　　

休み明けが大きな不安材料ですね、新潟2歳Sからぶっつけ本番という臨戦過程は、昨年の阪神JF4着だったウーマンズハートと一緒、しかも同じゴドルフィン生産で大久保厩舎も1流厩舎ではないですから、ここは嫌な感じがします。調教では良いタイムが出ていましたが、右に大きく寄れるシーンが見られたので、この辺りは若さなのか久々の影響なのか。

xカイザーノヴァ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは不明、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料：なし。　悪材料：クラス負けの危険、距離適性。栗東坂路39.1-12.9、一杯併入、首が高く見劣り。

昨年グランレイを無印にして痛い目に遭ったので、池添騎手を押さえます。