2022年ジャパンC　予想。府中は庭。

土曜日の馬場情報　良馬場　　Cコース

＜3コーナーから4コーナー、正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。＞

馬場状態は良馬場、金曜日に散水してゴール前はやや含水率が上がりました。土曜日は曇りで気温も上がらなかったので、恐らく土曜日は散水しないと思います。もし土曜日に散水するようなら、外国馬へのサービズでしょうね。昨年の方が土曜日の含水率が低く、散水していないのでこのままだと思います。

土曜日のキャピタルSを昨年と比べると、昨年は1:33.0、上がり最速はエアファンディタの33.8。今年は1:32.5、上がり最速はトリプルエースの33.2です。含水率は今年の方が高いのですが、クッション値が今年の方が高かったです。この馬場ならば昨年同様やや高速という感じですね。

◎ハーツイストワール 

○ヴェルトライゼンデ

▲シャフリヤール　　                   

△ヴェラアズール　　　　　　　　　　　　　　    

複勝　⑩　　　　　　　　   　           

3連複 BOX　③⑥⑩⑮　4点　　　　　　　

3連単　⑩－③⑥⑮－③⑥⑮　6点

逃げるのはシムカミル、2番手にユニコーンライオン、テュネス。中段の前からテーオーロイヤル、ボッケリーニ、中段のやや前からヴェルトライゼンデ、ハーツイストワール。中段からヴェラアズール、カラテ、シャフリヤール、中段のやや後ろからグランドグローリー、デアリングタクト、リッジマン。中段の後ろからトラストケンシン、ダノンベルーガ、後方からオネスト、ユーバーレーベン、シャドウディーヴァという並びを想定。

外国馬のシムカミルとテュネスがスタート早いようで、枠も良いので前に行きそう。ユニコーンライオンがどこまで主張するか、逃げ争いになるかどうかですね。中段の前からテーオーロイヤルとボッケリーニ、この2頭は外からなので1コーナーまでに足を使いそう。中段のやや前を取りそうなのがヴェルトライゼンデ、スタート五分に出るので控えなければ中段のやや前で最内を取れそう。

ハーツイストワールはスタート五分に出て、二の足も速い方なので前に行けそう。自身よりも内の馬で前に行きそうなのは、逃げたいシムカミルとテュネス、スタート五分に出そうなヴェルトライゼンデ、スタートイマイチなヴェラアズールとデアリングタクト、控えそうなグランドグローリーとトラストケンシンなので、ヴェルトライゼンデの外かその前に入ってしまうかも。

カラテとデアリングタクトが中段狙いだと、シャフリヤールは外を回されそうで、内に潜り込めるかどうか不安。前走の天皇賞(秋)でもやや行きたがっていたので、馬群の外を回すと掛かる危険もありますね。ダノンベルーガも出しては行かないと思うので、中段の後ろになってしまうかも。

4コーナーです、前3頭がどんなペースで行くのか分かりませんが、速ければ行かせてメイン集団はスロー、テーオーロイヤルは菱田騎手なのでペースは分かりませんが、ヴェルトライゼンデとハーツイストワールは適正なペースで行くはず。スローからの4F戦でこの辺りからジワジワペースが上がるイメージ。なのでメイン集団は馬群が伸びずに、一団で直線に入りそう。

直線L2標識付近です、スローからの4F戦であればL3区間は11.0くらいのはずで、速いラップを踏んでしまうと苦しくなる馬は、この辺りで追走してもL2以降で苦しくなると思います。この辺りで持ったまま追走して、追い出しのタイミングを見ている馬が本線、土曜日のキャピタルSでララクリスティーヌが見せたようなレースですね。ヴェルトライゼンデは内から、ハーツイストワールは中目に出すと思います。シャフリヤールは外からでしょうね。

直線Ⅼ1標識付近です、Ⅼ2で10秒台に入ると対応できるのは、ヴェルトライゼンデ、ヴェラアズール、ハーツイストワール、シャフリヤール。テーオーロイヤルはやや見劣り、ダノンベルーガが伸びてきそう。デアリングタクト、カラテ、ユーバーレーベンは追走まで。

ここからトップスピードの質を持っていて、なおかつトップスピードを維持する持続力を併せ持つヴェルトライゼンデ、ヴェラアズール、ハーツイストワール、シャフリヤールが抜け出し。ダノンベルーガは距離が持つかどうか、ダービーを見るとL2までかな～っと。デアリングタクト、カラテ、ユーバーレーベンは距離は持つと思いますが、前が減速しないと届かないと思います。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ハーツイストワール　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

・スタートで右に寄れることがある。好材料：コース適性。　

悪材料：クラス負けの危険。

前走GⅡで2着の実績ですが、府中が大好きな馬で府中は距離に関係なく2-6-1-1と好相性。前走のアルゼンチン共和国杯でも前でアクシデントがあり、決してスムースではない中で2着確保。コース適性の良さと好調な豊騎手の継続騎乗、相手関係を考えても勝ち切れるのではないかと。

○ヴェルトライゼンデ　　・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料：コース適性。　悪材料：クラス負けの危険。

このコースは内枠が優位なので、まず枠が良い。レーン騎手へ乗り替りも好材料だし、ダービー3着でコース適性も良いので好走期待。この馬は左回りが良いようで、1-1-1-0と全て3着以内なので、この馬の1着も十分ありますね。

▲シャフリヤール　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーある、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

好材料：コース適性、休み明け2走目。　悪材料：特になし。

ダービー馬ですし昨年のこのレース3着と、コース適性は最高ですね。前走は海外帰りの休み明けでパドックから煩かった、一叩きされてガス抜きできていれば勝ってもおかしくない。ただ外目の枠に入ってしまったことと、ディープ産駒の古馬でGⅠを勝てるかどうか。

△ヴェラアズール　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：クラス負けの危険。

前走の京都大賞典は初の重賞挑戦で圧勝、2走前にこのコースを勝っているし、ムーア騎手への乗り替りも好材料。内枠を引けたことも大きいし、すんなり回ってくれば突き抜けそう。1点気になるのが血統で、母父クロフネの牡馬はGⅠになるとイマイチ、ステファノスくらいしか活躍馬が居ないので不安。