2023年毎日王冠　予想。

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土曜日の馬場情報　良馬場　　Aコース

＜第3回東京競馬終了後、約31,000平方メートルの芝張替作業を行いました。その後、肥料散布・散水等の生育促進に努め、8月下旬にオーバーシードとして洋芝を播種しました。野芝・洋芝ともに順調に生育しており、全体的に良好な状態です。。＞

土曜日の馬場状態は良馬場、開幕週ということもあって速い時計が出ていました。9Rのtvk賞が2勝クラスの1800mで1:47.1、上がり3F最速は1着カナテープと2着ルージュカルミアで32.6です。クラスを考えると走破時計はまぁまぁ、上がり3Fは速かったですね。内外はフラット、後ろからも差しが届いていたので、トップスピードの質を持っているタイプなら、ポジションに関係なく届くと思います。

◎シュネルマイスター

○ジャスティンカフェ

▲フェーングロッテン             　　　　　　　      

△アドマイヤハダル             　                    

★ソングライン        　　                         

☆ウインカーネリアン                                 

X エルトンバローズ　　　　　　　　　　　　　　　　　

※エエヤン         　　　　　　　　　　　　　　　　  

3連複 ①＝⑧＝②④⑥⑦⑩⑪　6点

逃げるのはウインカーネリアンですが、フェーングロッテンも逃げたいタイプで、騎手が松若騎手。意地になって逃げ争いに行く可能性もあり、ペースは流れると思います。前2頭を見る形で中段の前からバビット、中段のやや前からノースザワールド、エルトンバローズ。中段からエエヤン、アドマイヤハダル。中段のやや後ろからシュネルマイスターが内を空けながら、と言うか直線で外に出しやすい位置に居ると思います。

バラジがもう少し前かもしれませんが、中段のやや後ろで外目。中段の後ろからソングライン、前半は無理をしないと思います。後方からジャスティンカフェ、スタート五分には出るのですが、二の足も遅いし出たなりになると思います。テュガも後ろからでしょうね。

4コーナーです、ウインカーネリアンとフェーングロッテンが並んで先頭、隊列に大きな変化はないはずで、少頭数だし特に詰まるような馬も居ないはず。シュネルマイスターが外に出してジワっとポジションを上げ始め、それにソングラインが続く。ジャスティンカフェも外からですね。

直線L1標識付近です、フェーングロッテンが粘っているところ、外からシュネルマイスターが伸びるはず。ソングラインはペース次第、中緩みがあるかないかで明暗が分かれると思います。大外からジャスティンカフェ、この馬もスムースならどこまでも伸びるので、少頭数で外も伸びる馬場なら、外に出すと思います。

では1頭ずつ見ていきます。

◎シュネルマイスター　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質は高く、持続力は驚異的に高い。

好材料：コース適性。　悪材料：なし。

展開不問でルメール騎手が乗れば取りこぼしはないと思います。安田記念は中緩みからの3F戦で、瞬発力を持っているタイプに向いたレース、ここでしっかり3着を確保したのはさすがでした。今回はウインカーネリアンとフェーングロッテンが居るので、中緩みが出来ない可能性もあるし、ソングラインに1㎏貰えることも好材料です。内枠はよくないのですが、少頭数だしルメール騎手がスムースなコース取りが出来ると思うので、大きな不安はないと思います。

○ジャスティンカフェ　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：届くかどうか、騎手不安。

この馬は詰まるかどうかだけで、スムースなら今年のエプソムC、ダービー卿CT、昨年の毎日王冠と全て好走。東京新聞杯とマイルCSは詰まって凡走したし、昨年のエプソムCは重馬場で末脚が削がれての凡走。なので良馬場でスムースなら不安はないですね。少頭数なので届かない危険はないし、休み明けでも走るので不安は少ないです。

▲フェーングロッテン       ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：コース適性。

トップスピードの質が問われる展開では危険な馬ですが、鞍上が松若騎手なので三浦騎手とやり合えば、むしろこの馬の持続力が活きるのではないかと思います。

△アドマイヤハダル　　・心肺機能は不明、パワー有る、瞬発力やや低い。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：コース適性、距離適性。　悪材料：クラス負けの危険。

トップスピードの質ではフェーングロッテンを上回っていますね、鳴尾記念で僅差でしたがコース取りの差が出ただけで、末脚はこちらが上。コースを考えればフェーンよりも上の評価で良いのですが、どう言う訳か今回外厩がドラゴンF、都大路Sの時はノーザンFしがらきなので、休み明けで仕上がっているかどうか不安ですね。

★ソングライン　　・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力は高い。

・トップスピードの質は高い、持続力はやや高い。　　

・厩舎不安。

好材料：コース適性。　悪材料：距離適性、厩舎不安。

春のマイルチャンピオンですから、コース適性は良いし実績上位ですが不安もあるんですよね～。まず展開に左右されるタイプで、中緩みがあった方がいいタイプ。今回前に行きたい馬が2頭居るので、前半から速く中緩みがないと危ないかもしれません。加えて血統的にも近親には短距離で活躍した馬が多く、1Fとはいえ距離が伸びるのは不安があります。さらに休み明けでの取りこぼしも目立ちますね、1351ターフスプリント、昨年のセントウルS、2年前の関屋記念と休み明けで凡走しています。BCマイルに行く予定のようで、ここで100％には仕上げて来ないでしょうね。

☆ウインカーネリアン 　　・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。　　

・休み明けでも走る。

好材料：距離適性、コース適性。　悪材料：騎手不安、休み明け。

最近はマイルばかり使われていますが、1800mでも3勝しているし皐月賞でも4着に好走しているので、久々の1800mで距離は問題ないと思います。不安なのは2点、まず騎手不安ですが三浦騎手の継続騎乗。中緩みを作ると凡走するので、フェーングロッテンとやり合った方がいいのですが、控えて2番手になると危ないですね。もう1点は休み明けで、東京新聞杯で休み明けを勝っていますが、この時は在厩でした。今回は外厩がコスモビューFなので仕上がりに不安があります。

X エルトンバローズ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。　　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：初古馬戦、コース適性。

※エエヤン　　・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は不明。　　　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：・・・。　悪材料：距離適性、休み明け、初古馬戦。

エルトンバローズとエエヤンは纏めて。毎日王冠では3歳馬が度々好走しますが、過去10年で好走した3歳馬は、全てGⅠで3着以内がありました。20年前まで遡っても、GⅠで3着以内がなかったのはジャスタウェイとアりゼオだけ。ジャスタウェイはNHKマイルCで6着、アリゼオは皐月賞5着でした。なのでどちらかというとエエヤンの方がいいかもしれませんが、今年の3歳牡馬は低レベルな印象があり、古馬相手に通用するかどうか不安ですね。