2021年AJCC 予想。道悪で意外なレースになるかも。


土曜日の馬場情報 重馬場  Cコース

含水率 ゴール前10.5% 4コーナー9.5% (5:30)

クッション値 10.4 やや硬め (7:00)

馬場状態ですが土曜日は5Rから芝のレースが始まり稍重でスタート、11Rから重馬場に悪化しました。明日も終日雨予報で雪の可能性もあるとのこと。土曜の傾向としては全体時計もかかっていますが、それ以上に上り3Fがかなり遅い。11R初富士Sでは1:50.6、上り3Fは勝ったドナアトラエンテが36.9。12R古馬1勝クラス2200mが2:20.3、上り3Fは勝ったマイネルミュトスが37.0とかなり掛かっています。この2Rは後半一度も11秒台に入っていないので、明日も重馬場ならば11秒台のラップを求められない可能性があります。

◎サトノフラッグ

○アリストテレス

▲ヴェルトライゼンデ

△タガノディアマンテ 

★ステイフーリッシュ                           

☆ウインマリリン                  

 Xサンアップルトン                  

xモズベッロ                    

xラストドラフト                  

馬連 ①⑨=①②④⑦⑧⑨⑩⑫⑮ 15点               

3連単 ①⑨-①④⑦⑨-①②④⑦⑨⑩⑫⑮ 36点

逃げるのはジェネラーレウーノ、ウインマリリンが2番手、ジャコマルが外から3番手辺りで先行。ステイフーリッシュが中段の前からで、その外にタガノディアマンテ、マイネルハニー。中段やや前からノーブルマーズ、ラストドラフト、ナイママ。中段からヴェルトライゼンデ、アリストテレス。中段やや後ろからサトノフラッグ、ベストアプローチで中段の後ろからサンアップルトン、ランフォザローゼス。後方からモズベッロとソッサスプレイという並びを想定。

三浦騎手から武藤騎手へ乗り替わるジェネラーレウーノは、乗り替わっているからこそ何が何でも逃げるはずで、ペースは引き上げてくるはず。問題は道悪想定で武藤騎手が適正なペースを刻めるかどうか、これはかなり不安がありますね。さすがに遅くはならないと思いますが、速過ぎる場合は1頭で単騎逃げの形、もしくはウインマリリンとジャコマルが加わって3頭で逃げる形もあると思います。この形になると追走集団をコントロールするのはステイフーリッシュ石橋騎手、スローに落とし過ぎても外目に位置するルメール騎手が動くと思うので、追走集団が届かないということはないと思います。

タガノディアマンテは前走ステイヤーズSで逃げに出て2着、スタートは五分でしたが1周目の1,2コーナーで上がって行って逃げ態勢だったので、初手からこの位置が取れるかどうかは未知数。ただし前走前で粘っているので、津村騎手の継続騎乗も考えると、ここで中段から差しに回る可能性は低いと思います。マイネルハニーが外からどこまで前に行けるかですが、ナイママへの援護の為にも押して押して前に行きそう。ラストドラフトとノーブルマーズは出たなりでしょう。

アリストテレスは中段からで、いつでも外に出せる位置を確保するはず。ヴェルトライゼンデがその内で、インコースに拘ると詰まる可能性がありますね。サトノフラッグは弥生賞のイメージだと思うので、馬群の切れ目から外へ出そうとするはず。アリストテレスを見る位置に居れば、アリストテレスの動き出しに合わせられるはず。サンアップルトンは中段の後ろ、モズベッロは後方からでしょうね。

4コーナーです、ジェネラーレウーノとジャコマルがこの辺りで苦しくなるはずで、ウインマリリンは上手く捌けないと待たされてしまいますね。タガノディアマンテが先頭列に並びかけその外にアリストテレスが上がっているはず、これにサトノフラッグが続く形。ステイフーリッシュとヴェルトライゼンデも上手く捌けないと待たされる位置、この2頭はどこまでインに拘るかですね。

直線L1標識付近です、この地点でアリストテレスが抜け出しサトノフラッグが続く、タガノディアマンテが粘り込むところを、ステイフーリッシュ、ラストドラフト、ヴェルトライゼンデ、サンアップルトン、モズベッロがバテ差しを狙う。内を上手く捌ければウインマリリンが先に抜け出しているはず、これはエリザベス女王杯で見せていますね。ただエリ女の時はノームコアの内が空いたので、今回はジェネラーレウーノとジャコマル2頭が、スペースを空けてくれるかどうか。

休み明けでピリッとしないのがウインマリリン、ラストドラフトですね、この2頭は余程仕上がっていない限り厳しいはず。サンアップルトンとモズベッロは体調次第で馬体重に注目。

では1頭ずつ見ていきます。

◎サトノフラッグ  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。美浦坂路38.0-12.4,持ったまま半馬身先着、バランス良い。

調教データ

菊花賞:美浦w38.6-12.9、持ったまま半馬身遅れ、バランス良い。

セントライト記念:美浦w37.7-12.0、持ったまま併入、バランスは良い。

ダービー:美浦w37.3-12.0、持ったまま併入、バランス良い。

皐月賞:美浦w36.6-11.8、持ったまま併入、バランス良い。

今回は坂路での最終追い切りでした、理由は分かりませんがタイムは悪くなく、元々休み明けを苦にしないタイプ、コース適性も良く道悪は弥生賞で圧勝しています。戸崎騎手の継続騎乗も好材料で、上がって行くであろうアリストテレスをマークする形なら、差し切りもあると思います。アリストテレスが調教イマイチだったので、先着できると期待しています。

○アリストテレス  ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力はまぁまぁ。好材料:距離適性。 悪材料:特になし。栗東w38.6-13.2,やや強め半馬身先着、軽く躓いている。

調教データ

菊花賞:栗東w38.3-12.1、持ったまま併入、バランス良い。

菊花賞でコントレイルと同タイムですから、コントレイルを物差しにすればこのクラスでも十分に通用するはず。過去の3冠世代が古馬になってパッとしなかったのは、3冠馬に対して大差で負けていたからで、菊花賞で同タイムのレースをしたこの馬には当てはまらないジンクスだと思います。不安なのは調教の動きが悪く、1週前はパートナーに遅れ、最終追い切りでは半馬身先着したものの、反応、タイム共に良くありませんでした。バランスも良くなく、軽く躓くような動きが2度程見られましたし、完調には見えませんでした。更にルメール騎手の<芝・古馬混合重賞+主要4場+良以外>だと1-2-1-5、勝率0.111、連対率0.333、複勝率0.444と<芝・古馬混合重賞+主要4場+良馬場>の8-0-2-5、勝率0.533、連対率0.533、複勝率0.667。明日の条件はルメール騎手と言えども成績が下がっています。調教と馬場状態が最大の不安材料ですね。

▲ヴェルトライゼンデ  ・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料:コース適性。 悪材料:初古馬戦。栗東w38.2-11.9,強め半馬身先着、バランス良い。

調教データ

菊花賞:栗東w37.4-11.7、やや強め半馬身遅れ、バランスは良い。

神戸新聞杯:栗東w38.2-11.9,やや強め併入、バランス良い。

ダービー:栗東坂路39.6-12.2、やや強め1馬身先着、バランスは良い。

皐月賞:栗東w38.8-12.0、強め半馬身先着、バランスは良い。

ホープフルS:栗東坂路39.4-12.0、やや強め1馬身先着、バランス良い。

この馬は1カ月以上間隔空けると好走するタイプで、お兄ちゃんのワールドプレミアも連続好走するタイプではないですね。ホープフルS2着が2か月、スプリングS2着が3カ月弱、ダービー3着が1か月半、神戸新聞杯が休み明けでした。皐月賞8着は1カ月弱、菊花賞7着も1カ月弱でした。コントレイルとの着差を考えればチャンスはあるはずですが、初古馬戦や道悪が新馬戦と萩Sなので判断しにくいですね。皐月賞は間隔が短かったので、稍重を理由には出来ないと思います。

△タガノディアマンテ  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く持続力はまぁまぁ。 ・血統的に重馬場は合いそう。好材料:・・・。 悪材料:距離適性。栗東坂路39.9-12.3,強め併入、バランス良い。 

調教データ

菊花賞:栗東w38.5-12.0、持ったまま半馬身先着、バランスは良い。

セントライト記念:栗東坂路41.0-12.5、持ったまま半馬身先着、バランスは良い。

この馬の場合は11秒台を2連発してしまうと、そこで一杯になってしまうという特徴ですね。そこを克服したのが前走のステイヤーズSで、前半が遅いうちに前に行ったことで、11秒台のラップを要求されませんでした。道悪になれば11秒台のラップを要求されない可能性があるので、適性が合う可能性が出てきました。

★ステイフーリッシュ  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。・トップスピードの質はやや低くロンスパ向き。・休み明けでも走るが疲れやすい。好材料:コース適性。 悪材料:骨折明け。栗東坂路38.1-12.6,一杯併入、バランス良いが反応悪く見劣り。

調教データ

京都大賞典:栗東坂路41.5-13.0、単走持ったまま、バランス良い。

オールカマー:栗東坂路39.1‐13.0、強め併入、バランスは良いが進んでいかない感じ。

大阪杯:栗東坂路38.3-13.2、一杯1馬身遅れ、バランスは良いがコントレイルの見劣り。

京都記念:栗東坂路38.3-12.6、持ったまま併入、バランス良い。

2020年AJCC:栗東坂路38.7-12.9、持ったまま併入、バランス良い。

骨折休養明けですが剥離骨折で軽度だったようですね、調教では坂路で一杯に追っているので、脚元の不安はないはず。元々調教では動かないタイプで、好走したレースでも最終追い切りのタイムは良くありませんでした。コース適性も良いし、京都記念で重馬場を3着しているので道悪も不安なし、石橋騎手の重賞成績がイマイチなことが不安材料でしょうか。

☆ウインマリリン  ・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力は低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力はまぁまぁ。好材料:コース適性、距離適性。悪材料:騎手不安、休み明け。美浦w39.4-12.7,やや強め半馬身先着、バランス良い。

調教データ

エリザベス女王杯:美浦w38.5-12.2、持ったまま併入、バランス良い。

秋華賞:美浦w38.2-11.8、強め2馬身先着、バランスは良い。

オークス:美浦w39.1-11.8、やや強め併入、バランス良い。

コース適性は良いしスクリーンヒーロー産駒で道悪は期待値が上がります、しかし休み明けが良くないんですよね~。最終追い切りでもタイムが良くないので大きな不安。馬体重が大きく増えているようだと更に不安が増す。

                  

 Xサンアップルトン  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。美浦坂路37.5-12.3,やや強め併入、バランス良い。   

調教データ

オールカマー:美浦坂路39.1-12.4、やや強め併入、やや右傾。

日経賞:美浦坂路39.1-12.4、やや強め併入、やや右傾。

休み明けが良くないんですよね~、オールカマーは骨折明けでしたが、早春S2着が2か月半の間隔でプラス18㎏、駒ケ岳特別7着が4カ月弱の休み明けでプラス20㎏なので、今回2か月半の間隔で馬体重が大きく増えていると不安。

               

xモズベッロ  ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:体調、騎手不安。栗東坂路39.5-12.8,強め3馬身先着、大きく右傾でバランスは良くない。 

調教データ

有馬記念:栗東坂路39.9-13.1,強め半馬身遅れ、バランス良くなく見劣り。

宝塚記念:栗東坂路38.5-12.1、強め併入、バランスがやや悪く見劣り。

天皇賞(春):栗東坂路39.0-13.0、強め1馬身先着、バランス悪い。

日経賞:栗東坂路38.8-12.5、強め併入、バランスやや悪い。

昨秋裂傷の影響で使えずに、有馬記念がぶっつけ本番。長期休養明けにも拘わらずマイナス10㎏で大敗、この辺りは1流厩舎ではない影響でしょうね。宝塚記念を3着に好走しているので、コース適性は良いし道悪もプラス材料。最終追い切りは先着していますが、大きく右に首を向けていてバランスが良くなかったし、タイム比較でも宝塚記念の時まで戻っている感じがしませんね。加えて北村宏騎手ということも不安になる要素です。

xラストドラフト  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。美浦P36.5-12.1,持ったまま半馬身先着、バランス良い。

調教データ

金鯱賞:美浦w39.6-12.7、持ったまま半馬身先着、バランスは良い。

2020年AJCC:美浦w38.2-11.8、単走持ったまま、バランス良い。

この馬も休み明けが良くなく、ケフェウスS8着が6カ月の休み明け、金鯱賞5着が2カ月弱の間隔、オクトーバーS8着が6カ月強の休み明けでした。昨年のこのレース3着なのでコース適性は良いはず、三浦騎手は不安ですがそれ以上に休み明けが気になりますね。

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