2019年阪神JF 予想。


まずは馬場状態ですが土曜日は終日良馬場で行われ。11レースのリゲルSが リステッドクラスのマイル戦で1:33.3、平均バランスで勝馬の上がり3Fが34.0でした。 平均的な良馬場よりもやや高速よりの馬場だと思います。

◎レシステンシア
○クラヴァシュドール
▲リアアメリア
△マルターズディオサ
★クリスティ
☆ウーマンズハート
3連複 ④⑩=③④⑥⑨⑩⑮=③④⑥⑨⑩⑮ 16点                    3連単 ④⑩⑮=④⑩⑮ー④⑨⑩⑮ 12点

逃げるのは内枠を生かしてヤマカツマーメイドが行くか外からエレナヴァンティがどこまで競り合うかですが、エレナアヴァンティは岩田騎手なので豊騎手との逃げ争いまではしないはずで2番手で折り合うと思います。3番手に内からレシステンシア、ロータスランド、クリスティが中段の前から進めて、オータムレッド、クラヴァシュドール、中段の最内にウーマンズハート、外にルーチェデラヴィタ、ヒメサマ。中段の後ろからマルターズディオサ、ジュラペッシュ、スイートメリナ。中段を見る後方からリアアメリア、ボンボヤージ、カワキタアジンといいう並びを想定。

エレナアヴァンティの岩田騎手は逃げる場合はスローペースに落とすことが多いので、ヤマカツマーメイドに競りかけてペースが上がることはないと思います。レシステンシアは前走ファンタジーステークスで逃げ争い気味に先行して押し切っているので、豊騎手のペースが遅ければ突いていかなければトップスピードの質で見劣る可能性が高くなります。北村友騎手にこのベースメイクができるのかどうかが前半の鍵だと思います。

クラヴァシュドールが中段から、クリスティはレシステンシアを見る位置で進められそう。ウーマンズハートは内目の枠に入ってしまったので、道中は馬群の中から進めるしかないと思います、その後ろからマルターズディオサが最内をロスなく進めて直線で捌けるかどうかと言う前半戦になりそう。リアアメリアは新馬戦、アルテミスSでもスタートが遅かったので必然的に後方からになりそうです、非常にかかりやすいので前に馬を置きたいはずで中団馬群を見る位置で折り合いに専念すると思います。

4コーナーから直線入り口です、ヤマカツマーメイドがまだ先頭に立っていますが外からレシステンシアがこれに並びかけ、クリスティが続くと思います。エレナバンティ、ロータスランドはこの辺りでスピードが鈍りそうでやや下がり気味、外からクラヴァシュドールが上がり始めロータスランドに並びかけると思います。ルーチェデラヴィタが続きこの外からリアアメリアが進出開始。 ウーマンズハートは中団馬群の中外目に進路を探しながら直線に入っていく、この内にできたスペースをマルターズディオサがついて内回りりとの合流点のスペースを狙う作戦。

直線L2標識付近です、レシステンシアが抜け出しクリスティがそれに続きます、エレナバンティ、ロータスランドに前を塞がれる形になるウーマンズハートが進路を探さなくてはならなくなり追い出しが遅れそう。内回りとの合流点にできるスペースを狙うのがマルターズディオサで、ヤマカツマーメイドのさらに内へ切り込んで行ってコースをこじ開けて来られるかどうか。外からスムースな進路取りができそうなのがクラヴァシュドールで、ハーツクライの産駒なので進路変更せずに一直線に伸びるコース取りならばトップスピードの質と持続力の高さを発揮できると思います。

大外から直線にかけるのがリアアメリアで、同じディープインパクト産駒のハープスターと同じようなレースになりそう、ハープスターはこのレースで後方から捲り追い込みで2着と惜敗しているので、川田騎手の追い出しのタイミングが非常に重要になりますね。追い出しのタイミングも重要ですがリアアメリアは非常に掛かりやすいために折り合いをつけられるかどうかが問題で、アルテミスステークスでは折り合いを欠いたために直線での爆発的な伸びが見られませんでした。

直線L1標識付近です、レシステンシアが抜け出しクリスティがそれを追いかける展開、 外からスムースなクラヴァシュドール、内をこじ開けてコースが開けばマルターズディオサが伸びてくると思います、さらに大外からリアアメリアがどこまで迫れるか。ウーマンズハートはエレナバンティ、ロータスランドが垂れてきて出来たスペースを上手く捌いてどこまで伸びるかですが、ウーマンズハートはハーツクライ産駒なので直線で進路変更をしてしまうと伸びない心配があります、この辺りはビュイック騎手の手腕に頼るしかないでしょう。

では1頭ずつ見て行きます。

◎レシステンシア 好材料:マイル戦への適性。悪材料:特になし。栗東坂路37.0-11.9、単走持ったまま、バランス良い。

ファンタジーステークスの内容が非常によく逃げ争い気味にハイペースバランスを先行して押し切ってしまう非常に強い内容でした、1400mからの1F延長になりますがダイワメジャー産駒なのでマイルまでは守備範囲だと思います。調教も非常に良くタイム、バランスともに最高の出来に見えました。

○クラヴァシュドール 好材料:コース適正、距離適正。悪材料:特になし。栗東坂路38.3-12.1、単走持ったまま、バランス良い。

前走がサウジアラビアRCで牡馬相手に2着と好走しました、1着がサリオスで来週の朝日FSでも人気になる馬なので相手関係や走破時計、上がり3Fも非常に優秀だと思います。真ん中の枠に入ったので中段馬群の外目から進められることは非常に良く、ハーツクライ産駒なので直線スムーズに加速できればトップスピードの質と持続力で一着まで期待できると思っています。

▲リアアメリア 好材料:コース適正。悪材料:気性。栗東w40.0-11.9、単走持ったまま、バランス良い。

新馬戦、アルテミスSと連勝していますがともにスタートが悪く後方から、折り合いも悪く掛かりっぱなしでした、それでも勝ってしまう能力は非常に高いと思いますがGⅠの舞台でこの気性難は大きな不安材料です。 同じディープインパクト産駒で川田騎手が乗っていたハープスターとよく似たタイプなので、同じように後方から取りこぼす可能性があります。

△マルターズディオサ 好材料:距離適正。悪材料:間隔空け、初輸送。美浦P36.6-11.7、持ったまま半馬身先着、バランス良い。

新馬戦こそ逃げたもののウーマンズハートに完敗の2着だったこともあり未勝利戦からは後方からの追い込みに脚質を変えてきました、これがはまって未勝利戦、サフラン賞を連勝しています。キズナの産駒で溜めれば溜めるだけ末脚を爆発させられる特性はよく似ています、 未勝利戦で最内から伸びてきましたがこの時は新潟コースで他の馬が外へ出していたので非常にスムースでした、今回はさすがに内がぽっかりと開くとは思えないのでうまく捌けるかどうかがカギになるでしょう。調教も非常に良く美浦Pで持ったまま11秒7を出してきました、ポリトラックなのでタイムは出やすいと思いますが体調は良さそうです。

★クリスティ 好材料:持続力が高い先行馬。悪材料:騎手。栗東坂路40.2-12.3、持ったまま併入、バランス良い。

母父にクロフネがいる血統で持続力の高さが期待できる馬です、アイビーステークスでは重馬場でしたがトップスピードの質ではやや見劣ったので、トップスピードの質が問われない持続力勝負になればチャンスはあると思います。枠の並び的にはレシステンシアをマークできる位置を取れそうなので、直線でレシステンシアに付いて行けば好走する可能性がある。

☆ウーマンズハート 好材料: 距離適正、騎手強化。悪材料:初コース。栗東坂路38.7-12.3、やや強め半馬身先着、やや右傾。

枠順を見た時に最も嫌な感じがしたのがウーマンズハートで、ハーツクライ産駒なので直線は進路変更せずにスムーズに加速したいタイプです。この枠では直線で進路変更を余儀なくされそうで、自慢の末脚が削がれる可能性があります。新馬戦、新潟2歳ステークスで上がり32秒台の脚を見せていますが、 どちらも馬群の外からスムースだったことでトップスピードの質と持続力の高さを見せられたはず、直線で進路変更をした時にもこの末脚を見せられるのかどうかは未知数だと思います。

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