2020年関屋記念 予想。良馬場なら逃げ切りも。


馬場状態ですが土曜日は良馬場で行われました、9Rの村上特別がマイル戦で1:33.3なので、クラスを考えれば高速馬場と見て良いでしょうね。上り3Fは勝ったテルツェットで33.9と掛かてちるように見えますが、このレースはややハイペースバランスですから、軽い馬場であると見ています。問題は今夜の天気で雨マークが並んでいます、ただしこの雨マークは前線に伴う雨雲ではなく、海上で発生するであろうにわか雨の雨雲を予想しているはずなので、断続的に降るようなことはなく積算の雨量は多くないと思います。水はけのよい新潟競馬場なので、良馬場を想定して予想を組み立てています。

◎クリノガウディー

○トロワゼトワル

▲アンドラステ

△プロディガルサン

★サトノアーサー                     

☆グルーヴィット                      

*ジャンダルム

xプリモシーン                                     

xエントシャイデン                               

 xミッキーブリランテ                     

馬連 ⑪⑱=①③⑦⑧⑪⑫⑭⑯⑰⑱ 15 17点        

3連単 ⑪⑱=⑪⑱ー①③⑦⑧⑫⑭⑯⑰ 16点

万が一重・不良まで悪化した場合は以下の買い目に。

◎クリノガウディー

○グルーヴィット

▲アンドラステ

△ジャンダルム

★ドーヴァー           

☆プロディガルサン                 

*メイショウグロッケ                                

xミッキーブリランテ                                

xサトノアーサー                             

xブラックムーン                              

馬連 ⑪⑯=②③④⑦⑧⑪⑬⑭⑯⑰ 17点

  

逃げるのはトロワゼトワル、ハーレムライン、ミラアイトーンが続き、外からプロディガルサン。中段の前からジャンダルム、クリノガウディ―、アストラエンブレムが続き、中段からグルーヴィット、アンドラステ、サトノアーサー。中段のやや後ろからメイショウグロッケ、プリモシーン、ミッキーブリランテ。中段の後ろからエントシャイデン、メイケイダイハード。後方からブラックムーン、ペプチドバンブー、ドーヴァーという並びを想定。

何が何でも逃げたいトロワゼトワルが外から切り込んでくるはずで、スタートも速いので逃げ争いは起こらないと思います。ペースに関しては平均くらいを想定していて、46.0-46.0で92秒の走破タイムを考えています。ただし前走のトロワゼトワルはハイペースバランスで凡走しているので、三浦騎手がスローに落としてしまう可能性も・・・。それでも前半46.5は切ってくると思うので、先行する馬で心肺機能に不安のあるハーレムラインには厳しい展開だと思います。

プロディガルサンは前走逃げて4着、3走前から先行するようになって安定してきましたし、前走はスタートこそ五分でしたが促して逃げられたのは収穫、ここでもトロワゼトワルに付いて良ければチャンスはあると思います。さすがに前走は速過ぎてL1手前で失速しましたが、前半46.0で入れればマイルなら持ってしまうかもしれません。

やや離れた第2集団を形成しそうなのがジャンダルム以下で、クリノガウディ―は前走スタートがやや遅く中段からになりました、今回は休み明け2走目で横山典騎手の継続騎乗なので、東京新聞杯のような位置取りをしてくると思います。グルーヴィットはクリノガウディ―をマーク、内からアンドラステが中段辺りで。近走スタートが良くないプリモシーンが中段のやや後ろ辺りになりそうで、この位置からでは届くかどうか。

4コーナーから直線入り口です、隊列に大きな変化はなく中段以降の馬は徐々に外に膨らんで進路を確保しようとするはず。スパイラルカーブなので、直線入り口は外を回す距離ロスは無視しても良いでしょうね。トロワゼトワルはここで緩めてしまうことはないと思います、ヴィクトリアMで中緩みを作らない展開で4着に激走しているので、さすがに三浦騎手も分かっていると思うのですが。

直線L2標識付近です、この辺りでハーレムラインやミラアイトーンがトロワゼトワルに付いて行けなくなると思います。内のアストラエンブレムも心肺機能が高いタイプではないし、今回は休み明けなのでこの辺りで一杯になるかと。この3頭をアンドラステとプリモシーンが上手く捌けるかどうか、後方からだとエントシャイデンも馬群に突っ込みそうで、上手くコースを確保できるかどうか。プロディガルサンが粘れれば、その外からクリノガウディ―が並びかけ、グルーヴィットはミルコなので、ギリギリまでクリノガウディ―を風除けに使うと思います。

外から差してくる組ではサトノアーサー、ミッキーブリランテ、ドーヴァ―はトップスピードの質が高くないので、前がバテないと届かないでしょうね。メイショウグロッケは雨待ち、これはドーヴァーもですね。前走大激走で大穴を空けたメイケイダイハードが、勝って馬が変われば追い込み一閃と言ことも・・・。

では1頭ずつ見て行きます。

◎クリノガウディー ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力はまぁまぁ。好材料:休み明け2走目、斤量減、左回り。 悪材料:特になし。栗東坂路38.0-11.7、単走やや強め、バランス良い。

前走は苦手な休み明けと右回り、加えて58㎏のトップハンデと3重苦でしたから、マイルへ距離が伸びるとは言え左回りで56㎏は条件好転ですね。横山典騎手の継続騎乗も好材料で、東京新聞杯のような騎乗を期待しています。馬場状態を苦にしないタイプですし、ペースの幅も広いので余程のハイペースバランスを先行でもしない限り、ここでは格上だと思います。

○トロワゼトワル ・心肺機能は高く、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。好材料:距離適性。 悪材料:特に無し。栗東坂路37.9-12.3、単走やや強め、やや右傾で首が高い。

前走はヴィクトリアM激走の反動が出た感じの負け方で、ロードカナロア産駒らしさを見せましたね。そのヴィクトリアMがよく粘りました、この時はややスローバランスだったので、もう少し引き上げていたら3着もあったかもしれません。問題は三浦騎手で、前走ハイペースバランスで逃げているので、ビビってスローに落とさないか、ここが一番の不安材料です。52㎏のハンデだったとは言え京成杯AHをスーパーレコードで圧勝していますから、すんなり平均バランス以上で逃げてしまえば逃げ切りまであると思います。

▲アンドラステ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。栗東w38.2-11.9、単走やや強め、バランスは良い。

前走は初の重賞で4着と掲示板を確保する大健闘、もちろん不良馬場というのも味方したと思います。パールSで新潟外回りを勝ち切っているのでコース適正は良いはず、ただしこの時の2着が同斤量のナルハヤなので高い評価は禁物ですが、上り33.5を使っているのでスムースなら差し込んできそう。

△プロディガルサン ・心肺機能は高い、パワーはやや低い、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。美浦坂路40.0-13.0、単走持ったまま、やや左傾で汗が目立つ。

前走は逃げて4着でした、前半800mが45.6とかなりのハイペースなので、さすがにL1で失速しましたが、3走前から先行するようになって行き脚が付いてきました。トップスピードの質で勝負できないタイプなので、前のポジションが取れるのは好材料だと思います。さすがに今回は前走程無茶なペースにはならないと思うので、マイルで粘り切れる可能性は十分にあるかと。

★サトノアーサー  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、使い詰め。栗東坂路39.5-12.3、単走持ったまま、バランス良い。  

安定していますがトップスピードの質が落ちてきたために勝ち切れないんですよね、上位陣に何かあった時に紐で押さえておきたいと思います。

                  

☆グルーヴィット   ・トップスピードの質は高くはない、持続力はある。・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。好材料:コース適性。 悪材料:良馬場への対応。栗東坂路36.5-11.8、単走持ったまま、バランス良い。  

トップスピードの質が高くないので、良馬場では切れ負けする可能性が高いと思います。ミルコ゚が継続騎乗なのでこの馬のズブさは織り込み済みのはず、ハイペースバランスになった時にバテ差してきそう。

                  

*ジャンダルム ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。・距離は短い方がいい。好材料:なし。 悪材料:距離適性。栗東坂路40.3-12.8、単走持ったまま、バランス良い。

近2走は10着10着と良いところがありませんが、昨年の京成杯AHで0.6差3着なので、軽い高速馬場とハイペースバランスを先行する展開は合っているはず。トップスピードの質で勝負すると良くないと思いますが、トロワゼトワルがある程度ペースを引き上げてくれればチャンスはあると思います。

xプリモシーン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ持続力も高い。・休み明けでも走る。好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:近走の不振。美浦w39.5-11.6、持ったまま併入、左にもたれる仕草を矯正している。

スタートがイマイチで中段よりも後ろからで届かないレースが続きましたね、福永騎手に戻りますが以前乗った時も、それほど前のポジションを取る競馬ではなかったので、出たなりになると届かない危険が増します。コース適性は良いし休み明けでも走る馬なので届く位置でレースを出来るかどうかでしょう。

                                     

xエントシャイデン  ・心肺機能がやや低いがパワーはある。・トップスピードの質はやや高く、持続力も高い。前半が速くなると後半息切れする。好材料:コース適性。 悪材料:使い詰め、クラス負けの危険。栗東w38.1-12.5、単走持ったまま、バランス良いがやや左傾。

昨年はややスローバランスで0.4差7着ですからコース適正も良いし、最近は安定していることも好材料ですね。重賞ではちょっと足りないけど、ローカル重賞ならチャンスはあると思います。東風Sから使い詰めになっているので、疲労は懸念材料だと思います。

 xミッキーブリランテ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。栗東坂路39.9-12.4、単走強め、バランスは良いが反応が悪い。 

OPに上がってからは前半のスピードに対応できず先行出来ていません、元々キレッキレのトップスピードの質があるわけではないので、先行出来ないと苦しいと思いますが、岩田騎手に乗り替わっての変わり身があるかも。 

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コメント

  1. ションボリルドルフ より:

    馬連おめでとうございますー。
    僕はクリノガウディにこだわり過ぎて1頭軸にしてしまいました(泣

    やっぱ外枠強いですねー

    • みやや より:

      ションボリルドルフさん、こんばんは~。ありがとうございます。
      前回のクイーンSの反省が生きて良かったです。クリノガウディ―は心配な負け方でしたね、厩舎が1流ではないので、1頭軸はリスクが大きかったですよね。