2019年天保山S 予想。重馬場ならスピード能力が問われそう。

まず馬場状態ですが金曜発表時点で不良馬場、土曜は朝から曇りの予報ですが、回復しても重馬場まででしょう。重馬場になれば当然ペースは速くなるはずで、想定走破時計は1分21秒台まで入ってくる可能性もあります。

◎ファッショニスタ 

ヌーディーカラー 

フュージョンロック 

ヴェンジェンス 

ダノンフェイス 

スマートアヴァロン

馬連 ②=③⑥⑧⑨⑫ 5点

3連複 ②=③⑥⑧⑨=③⑥⑧⑨ 6点

3連単 ②-③⑥⑧⑨-③⑥⑧⑨ 12点

逃げるのはファッショニスタだと思います、外からスズカコーズラインが切り込んできて2番手まで、テーオーヘリオス、フュージョンロック、サヴィがこの外辺りまで。ダノンフェイス、ヌーディーカラーが内目を取れそう。ここからやや馬群が空きそうでヴェンジェンス、トウショウカウント、ヒロブレイブ、ニットウスバルが中段まで。後方からアシャカダイキ、ヒデノインペリアル、スマートアヴァロン、カフェリュウジンという並びを想定。

前走前半34.3のハイペースバランスで逃げたファッショニスタは引き続き川田騎手なので、これ以上遅いペースはないと思います。このペースでは外からスズカコーズラインが来ても、ハナを叩くのは無理だと思うので、ペースはファッショニスタが作ると思います。フュージョンロックが3番手ですが、この馬は前半があまり速くない方が良いタイプで、ファッショニスタのペースになると苦しくなるかも。ヌーディーカラーはその後ろからになりそうで福永騎手なので無理はしないはず。

直線入り口です、フュージョンロックはサヴィをどかしながら外に進路を取ってくるはず、これに続くのがヌーディーカラーでしょうね。ダノンフェイスは岩田騎手なので最内から空くかどうか、ヴェンジェンスは外に進路を取りたいはずですが、この想定ではヌーディーカラーの後ろからになりそうですね。

直線L1付近です、フュージョンロックがサヴィを捌けないと、このように詰まる可能性が出てきますね。むしろヌーディーカラーが外に進路を取ってしまえば差しやすくなる。ダノンフェイスとヴェンジェンスはコースが空くかどうかですね、ともに瞬発力は高くないので詰まると凡走の危険が増してしまいます。スマートアヴァロンは休み明けで仕上がっていれば、外からスムースに加速して伸びてきそう。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ファッショニスタ  心肺機能、持続力は高い、トップスピードと瞬発力は低い。前走は前半34秒台で逃げて圧勝。休み明けでも走る。引き続き川田騎手で先手を取れそうな枠も優位ですね、前走の2着がシヴァージで準OPではかなり強い1頭、これを3馬身ちぎってきたのは高評価ですね。シヴァージを物差しにすると、鳴門Sでヌーディーカラーとフュージョンロックが僅差の勝負をしているので、この2頭には頭1つ抜けていると思います。

○ヌーディーカラー  前走は後方からになりトップスピードの質が足りずに凡走、2走前にフュージョンロックに勝っているので、すんなり先行できれば。前走は後方からになってトップスピードの質で見劣り、福永騎手に手が戻るので先行策に戻すと思う、シヴァージとの比較でファッショニスタより下、フュージョンロックよりも上の評価。

▲フュージョンロック  2走前にヌーディーカラーに僅差だが負け、シヴァージを物差しにするとファッショニスタよりも下。心肺機能がやや低いので前半が35秒台なら。ファッショニスタのペースでは苦しくなる可能性はあるが、重馬場になって脚抜きが良くなればペースをごまかせるかもしれない。直線のコース取りは北村友騎手なので甘くなる可能性はある(制裁点の関係で)。

△ヴェンジェンス 心肺機能、持続力は高い、トップスピードはまぁまぁで瞬発力は低い。前走は前半33.8のハイペースバランスを中段やや後ろから差し切り。内枠を引いたので直線でスムースに加速できるかどうかでしょうね。

★ダノンフェイス  乗り替りで先行させる可能性がある、トップスピードが問われない展開なら。近走は後方から届かない競馬が続いているが、本質的には中段から粘る方が合っている、3年前に乗っていた岩田騎手も中段より前で競馬をしていたので、枠の並びからも出して行ってインコースが取れそう。直線で上手く捌ければ怖い1頭。

☆スマートアヴァロン  1400は稍重なら良いが、前が止まらないと届かない。休み明けはあまり良くない。先行勢が強力で止まらない可能性はある、直線外からスムースなら3着までなら。