2020年菊花賞　予想。無敗の3冠馬誕生を全力で応援する。

土曜日の馬場情報　稍重

含水率　ゴール前11.8％　4コーナー11.4％　(5:30)

クッション値　8.5　標準　(7:00)

馬場状態ですが土曜は稍重でした、10Rの壬生特別が2勝クラス1200mで1:10.0でしたから、標準的な稍重でしたね。雨は金曜のお昼まででそれ以降は降りませんでしたし、土曜も晴れていましたからもっと乾くかと思いましたが、意外にも時計は掛かっていました。日曜日も晴れ予報なので乾いて行くと思いますが、それでもパンパンの高速馬場にはならないと思います。やや重いくらいの良馬場を想定しています。

◎コントレイル

○ヴェルトライゼンデ

▲サトノインプレッサ

△ディープボンド

★ディアマンミノル　　    　　　　　　　　　　     

3連単 ③ー⑤⑥ー①②④⑤⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱　32点

逃げるのはキメラヴェリテ、離れた追従集団の前からバビット、ディープボンド。中段の前からガロアクリーク、コントレイル、中段やや前からアリストテレス、ディアマンミノル、ヴェルトライゼンデ。中段からサトノフラッグ、レクセランス、中段やや後ろからヴァルコス、ビターエンダー、中段の後ろからサトノインプレッサ、ターキッシュパレス。後方からロバートソンキー、ブラックホール、マンオブスピリットという並びを想定。

逃げるのはキメラヴェリテでしょうね、バビットに楽逃げさせないために出走するようなものなので、外枠でも出遅れても行くだけは行くはず。特にこのコースはスタート後すぐに3コーナーなので、先頭に立つにはテンからかなり飛ばさないといけないはずで、かなり速いラップを踏むはず。バビットは好調な内田騎手なので、この速いラップには付き合わないと思います。今日もモズダディーでスマイルカナに付き合いませんでしたからね。かなり間隔が空いての第2先行でしょうね。

ノースヒルズにしてみても、キメラヴェリテを行かせて、バビットに第2先行の形を取らせるのは理想的だと思います。どうしたってバビットはキメラヴェリテを捕まえに行くわけで、それは後ろの馬の格好の目標になりますからね。もしバビットが距離適性などの問題でキメラヴェリテを掴まえに行けないければ、ディープボンドが掴まえに行くでしょう。

コントレイルは内へ行くことはないはず、なるべく外に馬を置きたくないはずで、初手ではディープボンドがコントレイルの外に張り付いてガードするかも。隊列が落ち着いたところでディープボンドがコントレイルの前に入る作戦もあると思います。コントレイル自身もスタートが良いし、ポジション取りは自由度がありそう。ガロアクリークが前走同様バビットの後ろから、アリストテレスは最内に入って距離ロスを最小限にするはず。

ヴェルトライゼンデはスタートがそこまで良くないので、中段の前辺りを取れるかどうか、内枠なので五分に出ればそれほど遅れることはないと思いますし、コントレイルを見る位置に居ないと勝負になりませんからね。だからと言ってコントレイルの外に張り付くとなると、大きな距離ロスになりますからそれもないと思います。前走の末脚を見ればコントレイルの前を取りに行くこともないでしょう。

キメラヴェリテを行かせるとしても、バビットも極端にスローに落とすことはなく馬群は縦長、サトノフラッグとヴァルコスが中段辺りでしょうね。ヴァルコスは岩田騎手へ乗り替りなので、内へ拘ったレースをしそう。向正面で動くとすればブラックホールとマンオブスピリットだと思いますが、残り1000m位にはペースが上がると思うので、動くに動けなくなる可能性が高いと思います。

3コーナーから4コーナー付近です、キメラヴェリテがこの辺りで一杯になれば当然バビットが交わしに行きます、ガロアクリークが続きアリストテレスもスムースだと思います。この地点はコーナー区間で遠心力で外に膨れて、内にもスペースが出来るはずですし、バビットがペースを引き上げているはずなので、流れたた中でスペースがあるので詰まるような馬は出ないと思います。バビットがモタモタしていても、ディープボンドが動いてバビットに追い出しを駆けるはずで、コントレイルもスムースに直線に入っていくはず。

ヴェルトライゼンデはこの辺りでコースを確保し始めて、ダノングロワールの外に出すと思うので、その内にサトノフラッグが入ってくるかな。外から押し上げてくるのはブラックホールとマンオブスピリット、直線入り口の合流地点のスペースを狙いそうなのがヴァルコスの岩田騎手で、この地点ではひたすら我慢して一発を狙いそう。

直線L2標識付近です、バビットとディープボンドが先頭で直線に入ってきたところ、コントレイルがディープボンドの外に出して加速体勢。ヴェルトライゼンデが続き、サトノフラッグとサトノインプレッサがその後ろから外に上手く出せるかどうか。内を狙いそうなヴァルコスは瞬発力が問われそうで、届くかどうか。3000mのレースなので直線で詰まるようなことはないと思うので、明日どのコースが伸びるのかで、内へ行くのか外へ行くのか結構ばらつきそう。

直線L1標識付近です、コントレイルが瞬発力であっさり抜け出し、ヴェルトライゼンデは瞬発力ではコントレイルに対抗できないので、ここでは引き離されてしまうと思いますが、持続力は高いのでここからの粘りはコントレイルと互角、なのでコントレイルを逆転するのは不可能と考えています。3着以下は大混戦でどの馬が3着にきてもおかしくないと思います。もちろん距離適正もありますし、先週の馬場でもハッキリ外が優位だったので、馬場次第ではどこからでも3着くらいには突っ込んできそう。ただ3着に来そうなのは最後まで動かなかった馬で、向正面やコーナーで動くと直線では伸びないのではないかと思います。

では1頭づつ見て行きます。

◎コントレイル　・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力は高い。・トップスピードの質は高く、持続力も高い。好材料：なし！　悪材料：なし！栗東坂路38.3-12.9、単走持ったまま、バランス良い。

前走の神戸新聞杯が圧巻の内容で、抜け出す時も追い出したというよりも、抑えていた手綱を緩めただけという感じで、その瞬間に他馬を置き去りにしていましたし、抜け出してからも全く追っていないので能力が違い過ぎるかなと。もちろん初めての距離ですがそれは全馬一緒、余程長距離適性の高い馬でもいない限り同世代に負けるイメージは沸きません。素直に無敗の3冠馬誕生を見届けたいと思います。

○ヴェルトライゼンデ　・心肺機能は不明、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料：血統。　悪材料：特になし。栗東w37.4-11.7、やや強め半馬身遅れ、バランスは良い。神戸新聞杯では栗東w38.2-11.9。

コントレイルが居なかったらと考えた時の最先着候補はこの馬でしょうね、ダービー2着のサリオスが居ない以上は、2着確保は至上命題だと思います。未対戦のバビットが厄介ですが、バビットの調教が良く見えなかったので、ここはしっかり2着を確保してくれると思います。

▲サトノインプレッサ　・心肺機能は不明、パワーは高い、瞬発力は不明。・トップスピードの質は低い、持続力は高い。好材料：休み明け2走目。　悪材料：特になし。栗東w38.0-12.2、単走持ったまま、バランス良い。

毎日王冠からという異例のローテーですが、ダービーでヴェルトライゼンデと同タイムの4着なら十分チャンスがあるはず。社台F生産馬で休み明けは良くなく、叩いて上積みも期待できますし、パンパンの高速馬場になりそうもない事も好材料ですね。

△ディープボンド　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質は低く、持続力はまぁまぁ。好材料：休み明け2走目。　悪材料：特になし。栗東坂路38.6-12.3、単走持ったままやや首が高いがバランスは良い。

ヴェルトライゼンデとはダービーで0.1差、神戸新聞杯でも0.2差と常に接戦なので、ここでも粘り込んでの3着は十分に考えられると思います。ただ神戸新聞杯でははっきりとトップスピードの質で見劣ったので、ヴェルトライゼンデの位置取り次第では、今までにないくらいの着差が付きそうな感じもします。先行して安定した着順が取れるという意味では、非常にバランスの良い馬でチャンスは十分にあると思います。コントレイルが居なければこの馬がノースヒルズの大将格ですからね～。

★ディアマンミノル　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料：・・・。　悪材料：クラス負けの危険。栗東w38.4-12.3、持ったまま3馬身先着、バランス良い。　

金山特別から馬が変わった感じがしていて、一番成長と勢いを感じる馬ですね。馬群をこじ開ける闘志はお父さんのオルフェーブル譲りで、内枠を引けたのは大きなアドバンテージだと思います。