2020年京都牝馬S 予想。


まずは馬場状態ですが土曜日のレースなので全くわかりません、金曜日の発表では良馬場ですが明日はお昼頃から雨のマークが出ています。降水確率は60%から70%なので降るのかどうかも未知数ですね。 降ったとしても小雨程度で稍重程度を想定しています。

◎リナーテ

○アルーシャ

▲ノーワン

△サウンドキアラ

★ビーチサンバ

☆シゲルピンクダイヤ

Xドナウデルタ

xメイショウショウブ

3連複 ①③=①②③⑦⑬⑭⑯⑰=①②③⑦⑬⑭⑯⑰ 36点

3連単 ③-①②⑦⑬⑭⑯⑰ー①②⑦⑬⑭⑯⑰ 42点

逃げるのはメイショウケイメイ、2番手にメイショウグロッケ、その外にメイショウショウブ、モアナが外から4番手辺り。 内からビーチサンバ、プールヴィル、サウンドキアラが中段の前から、ディメンシオン、アマルフィコースト、ドナウデルタが中段のやや前、ディアンドル、アルーシャが中段から。中段のやや後ろからリナーテ、リバティハイツ、 ノーワン、後方からになりそうなのがプリディカメント、シゲルピンクダイヤ。

メイショウの馬が3頭も出てきて、そのうちの一頭にこのレースが最後の重賞になりそうな四位騎手が騎乗します。厩舎が違うのでメイショウの3頭が連携することはないと思いますが、 この3頭が前でレースを作るのではないかと思います。 メイショウショウブは無理に逃げることはないと思います、グロッケについては1600~1800で好走する馬なので、ケイメイが短距離馬のスピードを生かして先頭に立つのではないかと考えています。

モアナはシュタルケ騎手なのでメイショウの3頭を叩いてまで先頭に立つとは思えません、ビーチサンバも逃げ争いまではしないはずでプールヴィルと中段の前から進める、 サウンドキアラは大外枠なので多少スタートで遅れてもリカバリーはしやすいはずです、中段の前目につけて進めると思います。ドナウデルタ、アマルフィーコースト、 ディメンシオン、ディアンドルあたりが中段を形成、アルーシャが中段のやや後ろから外に出すタイミングを計ると思います。ルメール騎手の後ろから進めそうなのがリナーテで、ルメール騎手が作る進路を豊騎手が追走して、ゴール前で差し切ると言う作戦ではないかと思います。

 ノーワンは外目の枠に入ってしまったのでどの位置からレースをするか未知数ですが、中段のやや後ろであまり後ろすぎない位置を取ってくると思います、もう一頭ポジションが分からないのがシゲルピンクダイヤで、後方からの追い込みで結果を出してきた馬ですが、前走は中段よりも前で競馬をして3着でした、外目の枠に入ったのでペース次第では前に行くことも十分にあると思います。

4コーナーから直線入り口です、メイショウケイメイ、メイショウグロッケ、メイショウショウブの位置関係は変わらず、それぞれがやや外に出しながら直線に入ってくると思います、コーナーでの距離ロスの関係でモアナやサウンドキアラがやや下がり、ビーチサンバ、プールヴィルが中段の前に進出、 外からのノーワンが押し上げて、アルーシャとリナーテが外に出しつつ上がってこられるかどうか。内は相当に荒れているので、さらに雨も降ってしまえばほとんどの馬が大きく内を空けて直線に入って行くと思います。

直線L2標識付近です、メイショウケイメイ、メイショウグロッケ、メイショウショウブが並んだところにサウンドギアラが並びかけてくると思います、モアナがこの辺りで下がり始め、ドナウデルタがその外から上がってくると思います。内から中目に進路を取るビーチサンバとプールヴィルは前が開くかどうか、外に出せればアルーシャとリナーテがスムースなコース取りで進出を開始すると思います。ノーワンはトップスピードの質はまあまあですが持続力は高いのでここからじわじわ伸びるはず、シゲルピンクダイヤは後方からになれば外を回してバテ差し、前目にポジションを取っているようであれば、どこまで粘れるかですね。

直線L1標識付近です、メイショウケイメイとメイショウグロッケがこの辺りで後退、前半のペース次第ではメイショウショウブが抜け出し、心肺機能と持続力の高さを生かして粘り込みを狙うはず。馬群は大きくばらけると思うので、ビーチサンバやドナウデルタは詰まることはないと思います。外からアルーシャとリナーテが追い込み、シゲルピンクダイヤがそれに続いてくるという展開を予想しています。

では1頭ずつ見ていきます。

◎リナーテ ・心肺機能と瞬発力の両立型でパワーが少ない。・トップスピードの質は高く持続力も高い。・間隔空けても走る。好材料:コース適正、騎手強化、休み明け。 悪材料:56㎏の斤量、体調。栗東坂路38.7-12.4、単走やや強め、やや右傾。昨年の2着馬でコース適性はとても高いですし、豊騎手への乗り替わりも好材料です。京王杯SCではタワーオブロンドンと0.1差2着、キーンランドCではダノンスマッシュと0.1差、タワーオブロンドンとはタイム差なしの3着に好走していますので、牝馬限定のこのメンバーでは実績が完全に一枚上です。京阪杯は5着に敗れましたがジャパンカップの裏開催で、仕上げがやや甘かったと思います、最終追い切りが栗東坂路で39.8-12.7、単走持ったままとかなり緩い調教でした。休み明けでも好走できることは昨年のこのレースが2ヶ月の間隔空け、京王杯SCが3ヶ月の間隔空けで好走しているので、全く不安はありません。56㎏の斤量は初めてなので走ってみないと分かりませんが、500㎏近い大型馬なのでこなしてくれるのではないかと思います。 

○アルーシャ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。美浦w39.5-13.1、持ったまま1馬身遅れ、バランスは良い。昨年の4着でコース適性の高さは見せています、2ヶ月の間隔空けの後2走目になるので仕上がりにも不安はありません。内枠に入ってしまいましたがルメール騎手なのでうまく外に出すか、当日の馬場状態を把握して伸びるコースを選択してくれると思います。 

▲ノーワン ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質は低く持続力はある。好材料:コース適正、距離適正。 悪材料:ムラのある成績。笹田厩舎の馬で仕上げが雑なのかスワンSではプラス16キロと走れる状態ではありませんでした、 阪神Cではさらに4㎏増えていましたが5着に好走しています、この時は直線入り口でやや待たされているので、それがなければさらに着順は良かったはずです。馬体重だけで好不調を判断できないので、買い時が難しいのですが、阪神Cの末脚を見れば重賞でも通用する実力はあると思います。その阪神Cが2ヶ月の間隔空けで好走しているので、今回の2ヶ月の間隔空けも問題ないと思います。

△サウンドキアラ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、心肺機能はまぁまぁ。好材料:コース適正、1400mへの短縮。 悪材料:距離適正。栗東坂路37.8-12.0、単走やや強め、バランスは良い。前走は牡馬混合の京都金杯を勝ち切っていますが、今回は斤量が2㎏増えます。 加えて久々の1400mで前半のスピードに戸惑う可能性も十分にあり、稍重になる可能性も含めてこの評価にしました。

★ビーチサンバ  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質は高く持続力も高い。好材料:短縮。 悪材料:特になし。栗東坂路39.9-12.3、単走持ったまま、バランス良い。初めての1400mですがクロフネ産駒なので距離の不安はないと思います、雨が降って道悪になった時に適正を外してしまう可能性があることと、内枠を引いてしまったために上手く外に出せなかった時に凡走の不安が出てきます。 クイーンCやローズSの好走からもクラス負けの不安はないので、休み明けでも好走実績があり不安要素が少ない馬です。 

 

☆シゲルピンクダイヤ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁで持続力は高いバテ差し型。好材料:・・・。 悪材料:初距離、2カ月強の間隔。栗東坂路38.1-11.9、単走やや強めバランスは良い。前走のターコイズSも2ヶ月の間隔あけでした、今回はさらに2ヶ月半の間隔が空いています、この馬は非ノーザンF生産馬なのでどうしても休み明けは不安があります。後方からの追い込みで結果を出してきた馬が、前走は中段から進めて早めにスパートをする競馬をしてきました、今回どのような作戦を立てているのか不明なのが不気味な点です。

Xドナウデルタ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:距離適正、コース適正。 悪材料:前走1着の反動、クラス負けの危険。栗東坂路37.4-12.1、単走やや強め、バランスまぁまぁ。ロードカナロア産駒なので前走が条件戦とはいえ勝ち切ってしまったことはやや不安があります、ただし1400mは高い適性を見せているので、いきなりの重賞挑戦でも好走できるのではないかと期待しています。

xメイショウショウブ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力もそこそこ。・トップスピードの質はやや低い、持続力は高い。・休み明けは不明、疲れやすい。好材料:コース適正、距離適正。 悪材料:騎手不安。栗東w38.9-12.1、単走持ったまま、バランス良い。四位騎手の最後の重賞になると思いますので、メイショウのオーナーさんが恩情で乗せてくれたのかなと思います。阪神Cを見ても行くだけ行ってどこまで粘れるかという脚質なので、とにかく前半からハイペースにできるかどうかが好走のカギになります。

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