2023年天皇賞(春)　予想。連覇濃厚。

土曜日の馬場情報　良馬場　　Aコース

＜先週の競馬による傷みは少なく、引き続き良好な状態です。＞

土曜日の馬場状態は良馬場でした、土曜日の16時頃から小雨が降り始めています。明日の午前11時くらいまで降る予報で、深夜から明け方に雨量が多くなりそうです。改修して暗渠管の配置も工夫したようで、水捌けに関してはかなり自信のあるコメントが出ていますが、それでもパンパンの良馬場は見込めず、稍重くらいではないかと。

◎タイトルホルダー

○ディープボンド

▲ボルドグフーシュ             　　　　　　　 

△ディープモンスター         　         　　　

★マテンロウレオ                                

☆ジャスティンパレス　                        

Xアスクビクターモア                            

3連単 ③ー①②⑥⑦⑬⑭ー①②⑥⑦⑬⑭　30点

逃げるのはタイトルホルダー、スタートも良く二の足も速いのですんなり逃げ体勢ですね。アフリカンゴールドが「逃げたい」というコメントでしたが、スタート自体は良くて五分、二の足が遅いので前に行くだけでハナを叩くまではないかと。2，3番手先行はそのアフリカンゴールドと、アスクビクターモア、ディアスティマもスタート良い方なので、この2頭は前に行くでしょうね。アフリカンゴールドが最初の3，4コーナーでも諦めなければ、単騎の逃げもあると思いますが、タイトルホルダーは宝塚記念で2番手から勝ち切っているので、引いて2番手もあると思います。

中段の前からディープボンド、内にジャスティンパレス、この2頭もスタートは良い方で、ジャスティンパレスは前走も前に行って勝ち切っているので、同じように乗ってくるはず。中段のやや前からになりそうなのがディープモンスター、メロディーレーンは前走スタートが決まらなかったのでスタート次第ですが、五分に出ればこの辺り。エンドロールは外枠なので、内に切れ目があるかどうかですね。

中段がアイアンバローズ、ブレークアップ、シルヴァーソニック、この辺りは前半のペース次第でばらければ2列縦隊、バラけないと外の馬は内から3頭目を回されそうですね。中段のやや後ろからボルドグフーシュ、前走はいつもよりも前で競馬をして、末脚が発揮できなかったので、馬場を考えても消耗戦のバテ差しに賭けてきそう。その内にヒュミドール。サンレイポケットとマテンロウレオが中段の後ろ、前者はミルコでスタート不安、後者は横山典騎手なので展開を読んでバテ差し狙いではないかと。

向正面の直線の終わりから3コーナー入り口にかけて上り坂があります、京都芝外回りはここでペースが落ちやすく、マイルCSなんかもここで緩んで4F戦になりやすい。タイトルホルダーは4F戦よりも5F戦の方が良いはずで、前走も5F戦に持ち込み圧勝でした。なので残り1000m付近からペースアップしたいはず、ただ京都はその部分が上り坂です。タイトルホルダーがどうこうではなく、横山和騎手がここで怖がらずにペースアップできるかどうか、今回のレース最大のポイントがここだと思います。

4コーナーです、タイトルホルダーがロンスパに持ち込めばアフリカンゴールドが苦しくなり下がると思います。ディアスティマもそろそろ怪しくなると思うので、外からディープボンドが交わしに行き、ディープモンスターが内から追走するかどうか。アフリカンゴールドが下がると、ブレークアップやシルヴァーソニックは外を回して上がって行くはず。距離ロスがどの程度影響するかどうか。

直線L2標識付近です、タイトルホルダーがリードを築いて直線に入り、内からアスクビクターモア、ジャスティンパレス、、中目からディープボンドに続いてディープモンスター。外からシルヴァーソニック、ボルドグフーシュ、マテンロウレオが追い込み。内からアイアンヴァローズ、ヒュミドール、サンレイポケット。この辺りは外へ広がると思うので、詰まることはないと思います。

直線L1標識付近です、タイトルホルダーが先頭でリードを広げ、2番手はディープボンド。タイトルホルダーの得意の展開なら、11秒台の前半のラップにはならないはずで、アスクビクターモアやジャスティンパレスは馬場状態も加味して苦しくなりそう。ディープモンスターが粘れるかどうか。外からボルドグフーシュが届くかどうかですね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎タイトルホルダー　　・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：特になし。

雨も降るしパンパンの良馬場にはならないはずで、この馬のペースになれば圧勝まであると思います。上り坂区間でペースを引き上げられるかどうか、ここがポイントですが、横山和騎手もテン乗りではないし、積極的な騎乗をするので不安は少ないと思います。

○ディープボンド　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：騎手不安。

馬場が少しでも重くなればこの馬の出番、とにかくずぶくスピードがないので、早目に追い出すことですね。前走みたいに待ってしまうと凡走すると思いますが、今回はタイトルホルダーがレースを作ってくれるので、付いて行けばいいだけ。これなら和田騎手でも問題ないと思うのですが。

▲ボルドグフーシュ　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：特になし。

前走は前半ポジションを取りに行って末脚が鈍りました、なので今回はバテ差し狙いに徹すると思います。血統的には道悪は問題ないと思うし、展開的にバテ差しが効きやすいと思うので、スムースなら出番はあるはず。

△ディープモンスター　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：クラス負けの危険。

菊花賞で5着の実績がありますから、久々の長距離戦ですが適性はあると思います。内枠を引けたし、ロスなくスムースなら。

★マテンロウレオ　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：・・・。　悪材料：距離適性、クラス負けの危険。

長距離適性は不明ですが、横山典騎手なので展開を読んで3着くらいを狙ってくるかも。

☆ジャスティンパレス　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：特になし。

前走の阪神大賞典ではL2で詰まってから再加速して快勝、フィエールマンのような動きを見せました。同じディープ産駒だし軽い高速馬場の方が良いと思うので、馬場が悪化すれば不安が出てきますね。

Xアスクビクターモア　　・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：特になし。

この馬もディープ産駒で軽い高速馬場の方が合いそうだし、前走はスタート出なかったので不安はありますね。