土曜日の馬場情報 良馬場 Dコース
<今週からDコースを使用します。柵の移動に伴い、正面直線以外の傷みはカバーされ概ね良好な状態です。>
土曜日の馬場状態は良馬場、パラっと降る時間があったようですが、馬場に影響が出るような雨ではなかったですね。土曜日の12Rが2勝クラスのマイル戦で1:34.0、上がり3F最速は1着のムーンリットナイトで33.8。このレースはスローからの5F戦でL2最速11.2でした。なので持続力が問われる展開でしたね。
Dコースに替わりましたが、走破時計や上がりタイムには大きな変化はなし。直線も中目から外が良かった感じ。ただ3,4コーナーは内から2頭目まででした、上位3頭は内から2頭目を回していたし、内から3頭目よりも外を回した馬は、直線外からでも伸びて来ませんでした。
◎アドマイヤズーム
○パンジャタワー
▲ランスオブカオス
△アルテヴェローチェ
★トータルクラリティ
☆ミュージアムマイル
3連複 ②=③④⑧⑩⑫=③④⑧⑩⑫ 10点
逃げるのはクラスペディア、外からドラゴンブースト、アルレッキーノ、アドマイヤズームが先行。中段のやや前からコスモトーム、エイシンワンド、テイクイットオール。中段からトータルクラリティ、ニタモノドウシ。中段のやや後ろからダイシンラー、アルテヴェローチェ、パンジャタワー。中段の後ろからランスオブカオス、エルムラント。後方からミュージアムマイル、タイセイカレントという並びを想定。
何が何でも逃げたい馬は居ませんが、それでも先行したい馬は揃ったので、ペースはある程度流れると思います。クラスペディアは小崎騎手、ペース認識が良い訳はないので、外からドラゴンブーストが上がってきた時に、逃げ争いになることもあると思います。この2頭を見ながらアドマイヤズームとアルレッキーノ。アドマイヤズームは2番枠ですが、最内に入れないと思います。
アルテヴェローチェは中段のやや後ろ、豊騎手なのでペースを見て判断するはず。その外にパンジャタワー、松山騎手なので馬群の外に居るのは良いですね。ミュージアムマイルは後方になりそう、スタート遅いしペースが流れるようなら無理にはリカバリーしないと思います。
4コーナーで、クラスペディアが先頭で、この辺りでアドマイヤズームが並びかける。その外にアルレッキーノ、ドラゴンブースト。この2頭は中目を回すと思うので、直線苦しくなりそう。これはニタモノドウシも一緒。パンジャタワーがどこで動くかですが、3,4コーナーで中目だと危ない、逆に3コーナーから内に入れられればチャンスですね。アルテヴェローチェは内から2頭目のはず。
直線L2標識付近です、アドマイヤズームが抜け出して、アルレッキーノが追走。トータルクラリティは待たされそうですね。スムースなのはニタモノドウシ、パンジャタワー、アルテヴェローチェ。その後ろからランスオブカオス、ミュージアムマイル。タイセイカレントは大外からだと思います。
直線L1標識付近です、アドマイヤズームが抜け出し、外からはパンジャタワー。その後ろからアルテヴェローチェ、ランスオブカオス。トータルクラリティは内へ行きそう、テイクイットオールはコースが空くかどうか。3,4コーナーで中目を回す馬は伸びないかもしれませんね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎アドマイヤズーム ・心肺機能は高い、パワーは不明、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性。 悪材料:なし。
未勝利戦の内容がハイレベルで、ハイペースバランスを先行押し切り、ノーステッキで促すだけで3馬身の差を付けました。スタートから手綱を抑えていて、持っているスピードが違うことを見せましたね。レシステンシアやグレナディアガーズのようなタイプで、新馬戦のようにトップスピードの質や瞬発力勝負は良くない。前走の勝ち方からも継続騎乗の川田騎手なら不安はないと思います。
○パンジャタワー ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:なし。 悪材料:特になし。
前走の京王杯2歳Sは平均バランスですが中緩みのない消耗戦、これを上り33.8で差し切っているので、トップスピードの質だけでなく、持続力もしっかり見せました。しかもこの時は稍重で上がり33.8なので、荒れた馬場も苦にしないと思います。
▲ランスオブカオス ・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力はやや高い。
好材料:なし。 悪材料:スタート不安、クラス負けの危険。
新馬戦しか走っていませんが、スローからの3F戦でL1最速11.1、このL1は自身のものだし、L2で前を一気に捉えたので、L2でも相当速いラップを踏んでいるはず。スムースなら伸びてくると思います。
△アルテヴェローチェ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力はやや高い。
好材料:距離適性。 悪材料:特になし。
前走のサウジアラビアRCはハイペースバランスでしたが、中緩みがあっての3F戦、これを差し切ったのでトップスピードの質は持っているし、持続力もある。ただレースレベルとしては高いとまでは言えませんね。もちろんこの馬だけもう一枚ギヤを持っているかもしれませんが、中緩みがない展開になった時に対応できるかどうかですね。
★トータルクラリティ ・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:気性難。
新潟2歳Sからですが、この馬はノーザンF生産馬ですから不安はないですね。この時の2着がコートアリシアンで、阪神JF6着とピリッとしなかったので、通用するかどうか。
☆ミュージアムマイル ・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:距離適性。
2000mからの短縮で挑むのはお父さんリオンディーズと一緒ですね。スタートが遅いのでマイルのペースだとリカバリーできないはず、後方からになると思うので届くかどうかですね。