パフォーマプロミスはC・デムーロ騎手で有馬記念。アルテミスS勝ちのシェーングランツ、アイビーS勝ちのクロノジェネシスは阪神JFに。香港マイル参戦のリスグラシューはモレイラ騎手。エポカドーロが有馬記念回避。
アルゼンチン共和国杯1着のパフォーマプロミスはC・デムーロ騎手で有馬記念に参戦予定です。この馬はステゴ産駒で中山は得意コース、昨年のグレイトフルSも勝っていますし、コース適正は良いですね～。問題は枠とスタートです、元々ゲートが速くなく2の足で先団に取り付くのがこの馬のパターン。宝塚記念ではいつも通りのスタートでしたが、隣のダンビュライトとのポジション争いに敗れ中段の後ろからになってしまい凡走。戦績を見ても道中は中段より前に居ないと好走できません。外目の枠から早目にリカバリーして、できれば1週目のホームストレッチで内に入れたいですね。C・デムーロ騎手なのでポジションは取りに行くと思いますが、高速上がりで差し切るというよりバテずに粘り込むタイプのこの馬で、貯めずに早目のスパートが出来るかどうか。課題はありますが力は通用すると思います。
アルテミスSで1着のシェーングランツは引き続き武豊騎手で阪神JFの予定です。この馬はスタートが遅いんですよね、ゲートの出だけでなく2の足も遅くリカバリーできないので後方からになってしまう。これは大きな弱点なのですが、反面直線では高い瞬発力を生かして一気にトップスピードに乗せてそれを長く維持できる非凡さも持ち合わせています。阪神JFが行われる阪神外回りは、内外に差が無ければ外からでも追い込みが効くコースですから、上手く足を溜めて届くかどうかでしょう。デビュー以降ずっと体重を減らしてしまっているのは心配ですが、こればかりは当日パドックを見て見ないと分かりませんね。
ソウルスターリングの半妹で父ディープインパクト、欧州の心肺機能とパワーにディープの柔らかさと瞬発力を上手くミックスした感じ。スタートさえまともに出てくれれば凄い馬になりそうですが、藤沢厩舎なのであまり強く矯正はしないかもしれませんね。こういう馬は古馬になって瞬発力が落ちてくると勝ち切れなくなるので、狙うなら2，3歳の内がいいかも。
アイビーS勝ちのクロノジェネシスも阪神JFに、騎手は引き続き北村友一騎手の予定です。この馬はスタートはまぁまぁ、2の足は速い方なのでポジションは楽に取れます。過去2走は内枠だったので折り合いに不安はありませんでしたが、それでも騎手が気を抜くと行きたがる素振りを見せていました。外目の枠だと折り合いに不安がありますね。それから騎手ですが、アイビーSでは直線で酷いコース取をしていたので、フルゲートで内枠だと詰まる危険、外目の枠だと折り合い不安とイマイチ信用できませんね。過去2戦を見ても武器はバゴ産駒らしい高い瞬発力なので、ハイペースになるより、スローでしっかり折り合わせてL2から差し切る展開が理想ですね。
香港マイルヴァ―ズに参戦のリスグラシューは引き続きモレイラ騎手です。再三書いていますが、疲労が…。初の海外遠征で環境が変われば疲労をごまかせることもあるので、好走の可能性もありますが、馬券は買わないでしょうね。
昨日お伝えしたマイルCS4着のカツジですが、京都金杯の予定だそうです。阪神Cより明らかに展開が向く可能性が高いですからね。L2最速戦でここまで好走しているので当然の判断でしょう。
残念なニュースはエポカドーロの有馬記念回避ですね。菊花賞では後味の悪い消化不良なレースになってしまいましたから、得意な中山コースでの復活を期待していたのですが、理由はよく分かりませんが次走も未定だそうです。距離は長距離でも走りそう、すんなり先行して自分のペースん持ち込めば強いので、来年は大阪杯から天皇賞春まで期待しています。
最後にモレイラ騎手の話、今週はサトノダイヤモンドでジャパンCに騎乗予定ですが、制裁点が溜まっています。現在25点、これで来年の短期免許の期間が通常3カ月から2か月に短縮されてしまいます。さらに30点を超えると短期免許を取得できなくなります。無理な競馬は控えるはずで、内の方が明らかに伸びる現在の馬場では、強引にインコースを取りに行けないと思いますのでやや割引です。
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