2019年5月20日 気になった競馬ニュース。

5月26日のダービーに騎乗予定だった横山典弘騎手が騎乗停止です。18日の東京2R、直線で外に斜行してしまったんですね、VTRを見ましたが騎手が制御できる範囲を超えているような斜行で、ちょっとかわいそうな感じがします、全く悪意を感じられませんからね~。被害馬も居るので何らかの制裁は必要ですから仕方ない面もありますが、この時期ですからね~。同馬は平地調教注意を受けました、まっすぐ走らなかった馬に対するペナルティーで、「平地調教注意」と「平地調教再審査」があり今回は注意だけ。オルフェーブルが阪神大賞典で逸走した時は他馬に迷惑を掛けなかったが「平地調教再審査」でしたね、あの馬は前から暴れてましたからね~。

で、乗り替りはなんと横山武史騎手です、そう親が乗れないなら息子に乗らせるという事ですね。恐らく息子に相当レクチャーするでしょうが、果たしてお父さん以上の騎乗が出来るのか不安はありますね。何しろG1初騎乗だそうで緊張するなという方が無理でしょう、小倉に続いて春の新潟開催のリーディングを獲得しているので勢いに乗れれば・・・。

とても残念なニュースです、ヴィクトリアMを驚異的なレコードで快勝したノームコアですが、左第1指骨剥離骨折していたことが判明しました。復帰は未定です、骨折も深刻ではありますが命が助かって良かったです。こうなると当然のように超高速馬場への批判が出てきますが、これについて昨年興味深い発表がありました。日本ウマ科学会の一般公演で、東邦大学の菊池賢一氏の「走行タイムの年次推移と競走中の怪我の関係について」の発表で、2014~2016年で走行速度、馬場の硬度、馬場の悪化と競走中の故障に明確な関係は見られないと提示されました。もちろん超高速馬場で走った影響が全くないとは言っていませんので、蓄積疲労はあるかもしれませんからね。この辺りは今後も調査を進めて欲しいですね。

そのヴィクトリアMでスーパーレコードを演出したアエロリットは、次走戸崎騎手を背に安田記念へ向かいます。これは横山典騎手の騎乗停止前に発表されたので、昨年2着の実績を評価してのことかもしれませんね。5着とは言えスーパーレコードと0.4差ですから、足元が不安になりますがこちらは大丈夫みたいですね。この馬は牡馬相手の方が良いみたいで、中山記念でもウィンブライト相手にタイム差なしの2着ですからね~、こういうタイプは牝馬の中でもかなり強い馬で、過去にもミッキークインやスマートレイアー、ルージュバックもそうでしたね。疲労さえなければ期待できそうです。

安田記念へは京王杯SC3着のロジクライも予定しています、1400mで改めて良さを見せましたし、直線は詰ってから外に出すロスもあったので3着は立派です。問題は疲労なんですよね~、京王はSCが今年4走目で好走しているのでハーツクライ産駒の割に疲労に強いのか?、年明け以降好走と凡走を繰り返しているので、凡走でリセットされるのかな~。そうなると今度は凡走の番?

安田記念へはもう1頭ステルヴィオも参戦予定、鞍上は飛ぶ鳥を落とす勢いのレーン騎手です。昨年のマイルCS1着でマイル実績は申し分ありません、大阪杯は大敗しましたが適性よりも長い距離で先行したことが敗因でしょうね。距離短縮はプラスですし、2カ月間隔を空けたのもプラス、騎手もレーン騎手ですからプラスと不安要素は少ないですね。

更にもう1頭安田記念を目指すのがスマートオーディン、阪急杯で強烈な末脚を炸裂させて復活、前走京王杯SCは内伸びの高速馬場で大外から追い込み不発と、敗因ははっきりしています。アエロリットの作るペースならスローはありえないので、中段でも折り合える可能性がありますから、結構楽しみな1頭です。

安田記念への登録はありますが流動的なのがタワーオブロンドン、海外の1400mを視野に入れているようですが、マイルがダメなわけではないと思います。この馬は気が弱いので直線狭くなると怯んでしまうんですよね~、マイルでも外からスムースなら好走すると思いますが。

ドバイシーマクラシックで6着だったレイデオロは宝塚記念を予定、前走は逃げる形になり全く力を発揮できませんでしたね、前に目標を置いて差す競馬が合っているのでしょう、昨年の天皇賞秋は強かったですからね~。似たようなコースのオールカマーを勝っているので、コース適正は問題なさそう、有馬記念2着なのでこれも好材料で、両グランプリは同じ馬が好走しますからね。ブラストワンピースが居ない宝塚記念では,期待が膨らみますね、ルメール騎手も乗れますし。

大阪杯4着のマカヒキも引き続き岩田騎手で宝塚記念へ、大阪杯の4着は最後方から直線だけの競馬だったので、4着はあまり評価できませんが、距離が伸びるのは良いと思います。大阪杯で阪神内回りは目途が立っていますので、体調万全なら期待したい1頭、ダービーで本命打った馬なので頑張って欲しいです。

天皇賞(春)で故障したヴォ―ジュ、フェブラリーS3着のユラノト、阪神JF3着のマウレア、昨年の富士Sなど牡馬混合重賞で2着3回のワントゥワン、2016年ファンタジーS1着のミスエルテが引退です。怪我や成績不振もありますがとにかく無事に引退できて良かったです。第2の馬生が幸せになって欲しいです。

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