2018年11月30日 気になった競馬ニュース

スマートレイアーは次走ダート戦の東京大賞典、ケイデンスコールはC・デムーロ騎手で朝日杯FSへ、サラキアは次走京都金杯、ノーブルマーズは次走日経新春杯、ミッキーブラックはホープフルS、サトノダイヤモンドは有馬記念後に種牡馬入り、サトノクラウンも種牡馬入り。

スマートレイアーの次走は東京大賞典です。エリザベス女王杯9着から1か月半の間隔開けての初ダート戦です。ダート戦自体は問題ないと思いますが、8歳の牝馬をこれ以上走らせるのはどうでしょうね。実績十分な牝馬ですから子供に期待したくなりますよね~。前走のエリザベス女王杯は全く条件の合わないレースでしたから度外視していいのですが、今年は全く好走できていないことからも、ハッキリ力は落ちてきています。昨年の香港Cまでが競争馬としては賞味期限だったのではないかと思います。

新潟2歳Sを勝ったケイデンスコールはC・デムーロ騎手で朝日杯FSへ。新潟2歳Sが稍重だったので走破時計は遅いのですが、馬場の良い外を追いこんできて1着、トップスピードを維持する能力は高そうです。ロードカナロア産駒ですから期待してしまいますね。新馬戦はアドマイヤマーズに負けていますが、4コーナーでアドマイヤマーズの外から無駄に仕掛けて行ってハナ差負け、騎手の差が出ただけで地力はアドマイヤマーズより上ではないでしょうか。アドマイヤマーズも朝日杯FSに出走予定です、戦績的にケイデンスコールの方が低く評価されるでしょうから意外に狙い目かも。

秋華賞4着のサラキアは次走京都金杯の予定。秋華賞では休み明け3走目で―8㎏とディープ産駒らしい疲労の蓄積で負けてしまいました。それでも4着ですから地力は相当なものがあります。スタートが良くないので中段のポジションが取れるといいのですが。休み明けでフレッシュな状態、初の古馬混合戦、得意のL2最速戦になりやすそうなのも好材料です。懸念材料としては年明け4歳で成長した分、体のバランスが取れているかどうかです。

ジャパンC13着のノーブルマーズは次走日経新春杯の予定。ジャパンCではキセキの作り出すハイペースに疲弊して大敗してしまいましたね、全く緩むところがなかったのでキセキの2,3番手を追走しては仕方ないです。この馬はL3辺りで緩んだ方が良いタイプ、日経新春杯ではあまり起こらない展開なので苦しくなるかも。宝塚記念3着があるので斤量も重くなるでしょうし、重い印は打てないでしょう。

京都2歳S4着のミッキーブラックはホープフルSへ、評価できるほどのタイムが無いんですよね~。人気になるようなら切ってもいいかも。9月23日のコラムでも書いたのですが、芙蓉Sはルメール騎手に勝たせてもらったレースでしたから、周りが強くなると苦しくなってしまったのでしょう。京都2歳Sで先着している馬もクラージュゲリエ以外はあまり評価できる馬ではないので、ミッキーブラックも今後は苦労するかも。

有馬記念出走予定のサトノダイヤモンドが、今年で引退し来春から種牡馬入りするそうです。4歳以降結果が出ない状態が続いていますし、何とか有馬記念では有終の美を飾りたいでしょうね。有馬記念への展望は一昨日の記事に書いておきましたのでどうぞ。ディープ産駒なので種牡馬としての需要がとこまであるか分かりませんが、いい子を出して欲しいですね。

サトノクラウンも引退、種牡馬入りです。こちらは重厚な欧州血統ですからサンデー系と相性が良さそうですね。底なしのスタミナが魅力でしたが、ハイペースに弱く瞬発力にも乏しいという弱点を抱えていたため好走条件が限られてしまいました。サンデー系のスピードタイプの血が上手く作用すればいい子が生まれそうですね。

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