2019年1月28日 気になった競馬ニュース

アメリカの高額賞金レース、ペガサスワールドCターフ1900mに挑戦したアエロリットは9着でした。スタートは良かったですね、そこから2番手を追走しましたが1000m過ぎ辺りから手応えが怪しくなり、直線では見せ場なく後退してしまいました。惨敗の理由はペースではなかったと思います。まず800m通過は47.9なので決してスローではなかった、手動計算ですが1000m通過59.77で前後半で見ると1秒くらいのハイペース、このペースはアエロリットにとって悪くないペースです。

その上で1000m通過辺りで手応えが怪しくなったことから、やはり輸送による体調不良ではないでしょうか。この馬は関西輸送でも調子を崩してしまうのでアメリカへの長旅は良くなかったですね。もう一つは重馬場が苦手な可能性も大いにあります、稍重以上になると成績が悪くなるので単純に重馬場が苦手かも。ただ重馬場に関してはどうしてもペースが遅くなり、この馬に合わない展開になることもあるので、重馬場が苦手と決めつけない方が良いと思います。地元の中山、東京でこその馬と考えていいと思います。
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昨年のエリザベス女王杯1着のリスグラシューは今春の目標を香港・クィーンエリザベス2世Cに定めました。昨年の香港ヴァ―ズ2着が余程悔しかったのか、それとも首差2着で今度は勝てると思ったのか分かりませんが、コース適正の良さは実証済みですし輸送もクリアーできているので今度こそ。前哨戦を日本で使うようですが、どのレースを使うかは未定だそうです。休み明け2走目で参戦できるようなら大いに期待したいですね。

根岸S1着のコパノキッキングは次走フェブラリーSです、鞍上は藤田菜七子騎手の予定。嬉しいニュースですが馬の方はマイルが不安ですね。藤田菜七子騎手がフェブラリーSに騎乗すればJRAのG1では初めてのことです。今後もどんどん大きなレースに騎乗して新たな競馬ファン開拓につながって欲しいものです。

キッキングの方ですが、レース後マーフィー騎手がインタビューで1Fの距離延長を問われて「No」って言ってましたね。今回上手くスローペースになったこと、中段で足を溜めて直線も前がクリアーだったことなど多くの幸運に恵まれた感は否めません。フェブラリーSでは良馬場でも800m45秒台に入ってきますから、根岸Sの47.1は明らかに遅かった。越えなければならない壁が非常に多いレースになりそうですね。



シルクロードS1着のダノンスマッシュは高松宮記念に直行です。シルクロードSは驚くほど強かった、直線で前が詰まり万事休すかと思われたところから、強引に進路をこじ開けてから一気に加速して圧勝、とてつもない瞬発力を見せましたね。3歳のサートゥルナーリアのような瞬発力で、改めてロードカナロア産駒の特徴を見せつけられました。

2か月の間隔空けはむしろ歓迎の口で、距離も不安なし。みややが見ていて不安に思うのは騎手ですね、今回も内に詰まっていましたがメンバーが手薄だったこともあり、無理やりこじ開けられました。本番ではコース取りは苦しくなるので今回のように内枠を引いてしまうと不安です。もう一つが坂です、昨年の夏以降は坂の有るコースを走っていないので今なら克服できるかもしれませんが、本番と同コースの中京ではファルコンSで7着、この時は後方からでしたので確定できませんが不安は不安です。NHKマイルC、朝日杯FSでも坂で減速はしませんがその後、坂上で減速幅が大きいのか一気に後方から差されています。この2つの不安要素は覚えておきたいと思います。

東海S圧勝のインティは次走フェブラリーSです。2着のチュウワウィザードも決して弱い相手ではなくレースレベルも低くはない、走破時計も1分50秒を切ってきましたので強さを見せつけましたね。フェブラリーSへ向けては不安材料があります、それがペース。フェブラリーSでは前半の800mが良馬場でも45秒台に入ってくることもありますので、今回の東海Sの800m49秒台とは比べ物にならないほどのペースを求められます。この前半のハイペースをクリアーできるかどうかですね。

昨年のチャレンジCを勝ったエアウィンザーは金鯱賞で始動します、鞍上は藤岡佑騎手です。お兄さんのエアスピネルとはずいぶんと違った性質でパワー豊富、坂をものとのしません。そういう意味では中京コースは合うでしょうね。休み明けでも走るので不安は騎手だけでしょう。ここで好走すれば当然大阪杯でしょうね。

若駒Sを勝ったヴェロックスの次走は若葉Sです。阪神内回り2000mですからジャスタウェイ産駒のこの馬にはコース適正良さそうです。問題は2カ月後の若葉Sを使って皐月賞に影響がないのか。ハーツクライ系は疲れやすい産駒が多いので思い切って直行でもいいと思いますが…。若葉S後の状態次第ではダービー直行でもいいと思いますね。

東海S12着に終わったアンジュデジールは状態を見てフェブラリーSだそうです。う~ん・・・、疲れやすいディープ産駒なので疲労で投げ出した結果だと思います、昨年10月から4走目で馬群に揉まれてしまったのも凡走理由でしょう。現状は肉体的にも精神的にも疲弊しきっていると思うので、1カ月やそこらで回復するとは思えません。しっかり休養を取って欲しいですね。

シゲルガガが種牡馬入りします。北海道スプリントを勝ったくらいで目立った成績は無いのですが、お父さんがパイロなのです。パイロはアメリカで活躍したダート短距離馬でダーレ・ジャパンで種牡馬となったんですね。大物が出ていないのでこの子に白羽の矢が立ったようです。パイロの産駒では根岸Sで3着に入ったクインズサターンが居ますからこちらにも期待したいですね。

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