2018年12月3日 気になった競馬ニュース

まずは有馬記念情報、天皇賞秋、ジャパンCと好走したキセキが有馬記念参戦を表明。騎手は引き続き川田騎手です。この決定は英断ではないでしょうか、再三書いてきたようにルーラー産駒は使い減りしないので、秋4走目も全く問題なし。前走のスーパーレコードで馬体に異常が無ければ嫌う必要はありませんね。驚異的な心肺機能とパワーを持ち合わせている馬ですので、先行してしまえば圧勝まであると思います。

凱旋門賞17着だったクリンチャーは福永騎手と新コンビで有馬記念参戦。雨乞いが必要な馬ですから馬場次第ですね。福永騎手とは手が合わないと思いますが、重馬場で流れてしまい、且つ先行出来れば粘り込みの可能性はあると思います。

みんな大好き?オジュウチョウサンの鞍上が武豊騎手に決定しました。話題の馬に豊騎手ですから大いに注目されるでしょうね。オジュウチョウサン自身はキセキが作るであろう厳しい流れならチャンスがあるかもしれません。スローペースの上がり勝負では分が悪いと思いますが、消耗戦になれば好走の可能性はありますね。ただいきなり平場のG1ですから多頭数で揉まれた場合や、道中キセキの作るハイペースに付いて行けるかどうかなど不安要素もたくさんあります。まずは真ん中あたりの枠を引くことが、最初のハードルになると思います。

先日有馬記念がラストランとお伝えしたサトノダイヤモンドの鞍上が、B・アヴドゥラ騎手に決まりました。アヴドゥラ騎手は今年の夏に短期免許で騎乗して勝率189、複勝率378とかなりの好成績なので騎手の問題はクリアー。あとは馬の方ですね、このレースは勝っているのでいい頃のサトノダイヤモンドに戻っていれば好走しても驚けません。京都大賞典での勝ち方を見ると、早いラップを踏むと苦しくなるようなので、年末で馬場が重くなりキセキがハイペースで飛ばす消耗戦なら軽視禁物でしょうね。

もう1頭、サウンズオブアースも有馬記念がラストランです。この馬2勝しかしてないんですよね、しかも未勝利戦と500万条件。それでもG1で数々の好走があるのですから大したものです。ネオユニ産駒でパワー溢れるタイプ、4歳ころまでは上手くパワーをスピードに変換できていましたが、年齢とともにスピードが足りなくなってしまった。近年の異常な高速馬場では好走できるはずもなく着順も下位に低迷。しかし稍重だった今年の札幌記念では強敵相手に差のない4着と、条件さえ合えばまだまだ力があるところを示したのは意地でしょうね。出走するレースがことごとく高速馬場だったのは運が悪いとしか言いようがないのですが、ラストランの有馬記念で重馬場にでもなれば大穴候補として面白いかもしれません。

昨日のチャンピオンズC圧勝のルヴァンスレーブの次走はフェブラリーSです。更に結果次第では海外挑戦にも意欲的な感じです。回顧にも書きましたが強い馬が一番いい位置を取ってしまえば圧勝は当然ですね。フェブラリーSではゴールドドリームとの頂上決戦が待っていますから、好レースを期待します。

このブログで新馬戦のことを取り上げることはあまりないのですが、日曜中山6Rで勝ったシェドゥーヴルについて。調教再審査処分を言い渡されてしまいました。レース内容はかなり強く、将来を期待させるに十分でしたね。ただ・・・向う正面で掛かり気味に上がって行って直線でも大きく外に寄れる、お父さんの血を感じさせるヤンチャっぷりでした。外に馬が置けないと上手く折り合えないのは若い頃のオルフェそっくりです。つまり3歳の内は外枠が鬼門ってことです。

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