2019年2月7日 気になった競馬ニュース。

昨年大活躍したキセキの次走は大阪杯に決定したようです。ドバイと両睨みだったようでですが辞退して大阪杯へ。コース適正は有馬記念で5着があるので問題ないでしょう、有馬記念では休み明け4走目、GⅠで2度激走した後のレースでしたからさすがに疲労もありましたね。疲労を吹き飛ばして走ってくれるかと思って◎を打ったのですが、外枠で逃げ体勢を築くのに足を使ってしまった感もありました。

問題は休み明けで、500万条件1着、毎日王冠3着、日経賞9着といきなりGⅠで好走できるのかは未知数ですね。ルーラー産駒は休み明けはイマイチで尻上がりに調子を上げるタイプが多く、この馬もその傾向があります。社台系の馬ではないのでしがらきが使えないのも痛い。結構いい相手が揃いそうで天皇賞春へ向けての叩き台と見た方が良いかも。ただここで勝ち切るようだと昨年から更にレベルアップしたことになり、それはそれで楽しみですね。

エルフィンS1着のアクアミラビリスは桜花賞へ直行です。昨年の11月にデビューして1月、2月と走っているので、桜花賞へ2か月の間隔を空けられるのは良いと思います。陣営の青写真としては前走のフェアリーSを勝って2カ月休んでチューリップ賞から桜花賞というのが理想だったのかもしれませんが、セカンドプランとしては悪くないでしょう。とにかく強烈な瞬発力の持ち主ですから、折り合い重視で終いを生かす競馬になるはず。内枠が欲しいですね。

AJCC1着のシャケトラの次走は阪神大賞典に決定したようです。長距離適正を確認できるのは良いですね、その上で掛かりやすいので内枠が欲しい。あとは骨折歴があるのでとにかく無事に走り終えて欲しいですね。2017年の天皇賞春ではスタートで遅れてリカバリーしようと出して行って掛かり、と前半で苦しくなってしまった感じでした。長距離戦で直線はばらけると思うのスタート決めて内でスムースに立ち回れるかどうかだと思います。

阪神C3着のスターオブペルシャの次走は阪急杯です。休み明けはまぁまぁ、ダイワメジャー産駒で1400がベストなので内枠なら。この馬はダイワメジャー産駒らしく一本調子なペースが得意な馬で、ハイペースからの減速戦でバテ差してくるタイプ。良馬場になると内で詰まる可能性も出てくるのでちょっと怖さもあります。

きさらぎ賞1着のダノンチェイサーは放牧を挟んで皐月賞に直行です。きんもくせい特別で2着ながら1:46.2のタイムを出してきたので、ハイペースでもやれますね。このきんもくせい特別ではペースバランスは平均ですが、かなり速いペースを3番手先行して直線まで溜めてしまい差されてしまいました。4コーナーから勢いを付けてきたマイネルサーパスが外から合わせて、内で何とか粘り2着と瞬発力のなさを見せてしまいましたね。きさらぎ賞では心肺機能を上手く使ってドスローからの3F戦で圧勝。この感じはダノンプレミアムに似ていますね。ディープ産駒で休み明けでも走るの皐月賞ですんなり先行出来れば楽しみです。

アメリカの3冠競争に日本馬4頭が登録、ケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークスいずれもダートです。ゼルク(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)、デルマルーヴル(牡3、美浦・戸田博文厩舎)、マスターフェンサー(牡3、栗東・角田晃一厩舎)、ロマンティコ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)の4頭です。

有力なのはデルマルーヴルですね、前走は全日本2歳優駿2着ですから期待しちゃいますね。ただアメリカのダートは砂ではなくクレイなんですよね、昨年のチャンピオンズCでもアメリカから来たパヴェルが最下位でしたから、全く質の違う力が求められると思います。パイロの産駒で高速ダートは得意だと思うので、前半からガンガン飛ばすアメリカの展開に対応できれば期待できると思います。

イクノディクタスが32歳で亡くなりました。大往生とはいえ亡くなってしまうと悲しいですね。宝塚記念はメジロマックイーンの2着、安田記念ではヤマニンゼファーの2着ですから、一線級の牡馬相手に連続2着に好走するなど現役時代は大活躍、お母さんとしてはいい子が出ませんでが、長生きしてくれて最後も苦しんだ様子はないので、良い最期を迎えたのではないでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。
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