2018年チャンピオンズカップ 回顧

抜群のスタートから先行して楽に抜け出したルヴァンスレーブが1着、空いたインコースを強烈な末脚で伸びたウェスタールンドが2着。
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走破時計1:50.1 前半1000m61.9 上り3F35.9

LL9(12.8) L8(11.2) L7(13.1) L6(12.5) L5(12.3) L4(12.3) L3(12.3) L2(11.7) L1(11.9)

馬場状態は標準からやや軽め、上がりがかなり速いのでスローペースとはいえ軽めと見て良さそうですね。騎手の意識としてはそれ程軽い馬場という感覚は無かった為に、ペースが上がらなかったのかもしれません。

展開はルヴァンスレーブが最高のスタートから2番手追走。逃げたのはサンライズソアではなくアンジュデジールでした。ルヴァンスの外にヒラボクラターシュ、インカンテーションでここまで逃げ集団。中段は内からパヴェル、外にサンライズソア、ミツバ、アスカノロマン、ケイティブレイブ、オメガパフューム。後方集団にセンチュリオン、アポロケンタッキー、サンライズノヴァ、ノンコノユメ。ポツンとウェスタールンドという並び。

走破時計の1:50.1はなんと3年連続同タイムです。こんなことあるんですね、昨年の1000m通過は61.6で今年と0.3しか違わない。ゴールドドリームが出ていたらどうなっていたのでしょう。逃げたアンジュデジールはマイペース先行でスローに落とし、2番手のルヴァンスレーブは楽に追走、そのまま直線入り口まで動きなくL2最速戦になりました。L2最速はアンジュデジールのものなのでかなりいい逃げでしたが、最後に差されてしまったあたりスピード負けしてますね。ルヴァンスレーブはL1まで待ってスパート、反応も良く圧勝でした。

サンライズソアは4コーナー出口で早目に仕掛けながらコースをしっかり確保して、長くいい脚を使ってきました。なぜか4コーナー出口で中段以降の馬が全て外に膨らみ、内がポッカリ。ここを突いたのがウェスタールンドでした、最後の伸びは素晴らしいの一言。ポツンした時点では藤岡騎手をどうしてやろうかと思いましたが、内が空いてくれてよかったです。4コーナーで外を回した組は伸びませんでした。前で進めたルヴァンスとサンライズソアは上がり3F35秒台ですから届かなくても仕方いですね。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はルヴァンスレーブ、先週のアーモンドアイ同様スタートが全てでした、強い馬が最高のポジションでレースを進めれば、圧勝も納得です。それにしてもミルコは集中していましたね、土曜のエアウィンザーもいい騎乗でしたから、来週以降のミルコは要警戒ですね。アンジュデジールの直後に居て上がり3F35.6ですから今回のメンバーとなら何回やっても勝つでしょうね。ゴールドドリームと決着をつけて真の王者がどちらか決着をつけて欲しいですね。

現状は素晴らしい心肺機能とL1での瞬発力を兼ね備えていますが、古馬になって瞬発力が落ちた時にも先行してしまえば問題ないので、当分ダート界はこの馬を中心に回りそうですね。個人的には最優秀3歳牡馬はこの馬ではないかと。

2着はウェスタールンドでした、道中はポツンと後方で騎手が乗り間違えたのかと思いました。道中付いて行けずにひたすら足を溜めてからの、3Fを11.5を連発してきた格好です。長くいい脚を使うタイプですが、前半速いと自慢の末脚が使えないタイプですね。そういう意味ではマイルは短いのでしょう。つまり高い運動強度を持続できるのは3Fくらいで、前半から速くなってしまうと良くないタイプ。

3着はサンライズソア、逃げるかと思いましたが積極的に出して行かずに様子見、アンジュやルヴァンスが行ったのを見て中段の前を選択しました、ルヴァンスに前に行かれた時点で勝ちはありませんでしたが、直線入り口では進路を確保してまっすぐ加速させた当たりはさすがモレイラ騎手。4コーナー出口から勢いを付けていましたから、いい脚を長く使ってきました。この馬の長所は出せたと思いますが、逃げてルヴァンスにリードを保ったうえでこの足が使えたらと思うとやや心残り。まだ4歳なので今後に期待しましょう。

4着はアンジュデジール、マイペースのスロー先行からL2最速ラップを刻み逃げ粘りを計りましたが、L1で失速してしまいました、この辺りはトップスピード持続力がやや足りないのでしょう。もう少しリードを取っていたら3着はあったかもしれませんが、牡馬相手によく頑張りましたね。正直言うと直線では「垂れろ、垂れろ」と念じていました。横山典騎手はやる気のある時に限っての話ですが、マイペースで逃がすと本当に上手いですね。

5着はオメガパフューム、終始中段の外目からのレースで直線もいつもの弾け方ではなかったですね。調教はあまり良くなかったので評価を下げましたが、やはり疲れがあるのかも。シリウスSで見せた末脚はかなり強いものでしたから、疲労を取って次走に向かって欲しいですね。

6着はサンライズノヴァ、いつものように後方からでしたが、展開も向かずに6着まで。この馬は東京のマイル、1400がベストでしょうね。中京の1400もいいかも。

11着のケイティブレイブはちょっと心配な負け方でしたね。中段からの競馬で決して不利があったわけでもない、直線は全く伸びずに後退。1つの可能性ですが、坂が苦手なのかも。この馬が好走しているレースってほとんど坂がないんですよね、前走の京都も平坦ですから・・・。今後は坂の有る無しをしっかり検討材料に入れた方が良いかもしれませんね。

馬券の方は1番人気に圧勝されてしまい、配当はまぁまぁ。8番人気のウェスタールンドを対抗にして2着に来てくれたので、もう少し配当期待したんですが、皆さんお上手ですね。

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