走破時計1:06.2 前半600m32.5 上がり3F 33.7
まずは馬場状態ですが良馬場でした、9Rの長久手特別はスローからの4F戦で、1着ハートオブアシティの上り3F33.9、L2で2馬身程の差を詰めているように見えるので、自身のL2ラップは10秒台に入っていたはず。なのでかなり速いラップが出る馬場。セントウルSでも前半32.4で行きながら、後半も33.7ですから超高速馬場でレコード決着。メイケイエールの上り3F32.9ですから、メイケイエールの強さは本物ですが、馬場が異様に速かったですね。
上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は2021年セントウルSのグラフです。
まず今回は異様な高速馬場でした、昨年も前半3F32.9で速かったのですが、後半のⅬ1で12.3迄落としているので、今日の馬場はイレギュラー、走破時計は額面通り見ない方が良いでしょうね。勿論メイケイエールの強さにケチが付くわけではありません。2着のファストフォースに0.4秒もの差を付けて、最後は流していましたから圧勝しています。しかもファストフォース、サンライズオネストに対して1㎏差し上げているわけで、格の違いは明らかでした。
シャンデリアムーンは7着、ファストフォースに絡まれましたが、昨年と同じような負け方でした。この辺りが斉藤騎手の限界なのかな~。ファストフォースが2着に激走、昨年のCBC賞でレコード勝ち、今回はその時と同じ1分6秒台の決着でした。ただ高速馬場が合うというわけではなく、スタートが遅い割に先頭を走りたいタイプなんだと思います。スタートが遅いのでなかなか先頭に行けずに凡走していましたが、京阪杯では稍重で脚元を気にしたためか3着に好走、重馬場だった高松宮記念でも9着ですが、0.3差と僅差だったのでこの辺に好走条件がありそうですね。
逃げたのはシャンデリアムーン、並んで2番手にファストフォース、中段の前からボンボヤージ、ジャスパープリンス。中段のやや前からメイケイエール、中段からモントライゼ、ダディーズビビッド、中段のやや後ろからサンライズオネスト。中段の後ろからソングライン、メイショウケイメイ、後方からチェアリングソング、タイセイアベニール、ラヴィングアンサーという並びでした。
スタートが速かったのはジャスパープリンス、シャンデリアムーンとファストフォースはスタート五分、押して押して前に出て逃げ争い気味。モントライゼもスタート速かったのですが、ここから引いてしまったのは調教師からの指示でしょうね。逆にスタートイマイチからリカバリーして中段のやや後ろに位置したのがサンライズオネスト、前走もスタート良くなかったので改善しなかったのは不安が残りました。
メイケイエールは中段のやや前から、前にジャスパープリンスを置いて折り合い重視、かなりのハイペースで折り合いが付いていました。ソングラインは出して行きませんでしたね、次走へ向けてもう少し前に行くかと思いましたが、スタート五分に出た割に謎の位置取り。スタートから2頭が押して押して前に行きましたから、ペース認識の良いルメール騎手が無理をさせないためにこの位置にしたのかも。
直線L2標識付近です、シャンデリアムーンとファストフォースが並んで先頭、コーナーで最内から差を詰めてきたボンボヤージが2頭のすぐ後ろ、ジャスパープリンスが徐々に苦しくなり、その外に出したメイケイエールはスムース。ダディーズビビッドがモントライゼの前に出てスムース。サンライズオネストが4コーナー最内を回して、前との差を詰めて前から5馬身程でスムース。この地点でモントライゼ以降は勝負権がなかったですね。
直線L2標識付近です、ここまではシャンデリアムーンが粘っていましたが、昨年を再現するようにこの辺から苦しくなり減速。ファストフォースが持続力を発揮して2着に粘り、L2区間で先頭に並びかけたメイケイエールが、ここから突き放して圧勝。内から伸びてきたサンライズオネストが3着でした。ソングラインはジリジリ伸びては来ましたが5着まで、展開的には良く伸びてきたと言った方が良いと思います。ただ上り33.1なので安田記念の時よりも遅いので、仕上げていなかった可能性も高いと思います。関屋記念の前科がありますからね。
では1頭ずつ見ていきます。
1着はメイケイエール、ここでは格の違いを見せての圧勝、異様な馬場で額面通りには受け取れませんが、これだけ着差を付けて最後は流しているので、この馬に関しては走破時計云々ではなく、1200mでは力の違いを見せたと思います。この距離なら掛かる不安はないし、今回プラス14㎏なので一叩きして、いいリズムでスプリンターズSへ向かえますね。
2着はファストフォース、今回はほぼ逃げたようなレースで2着に激走、これがこの馬の好走パターンなんだと思います。逃げるか道悪で周りの馬を気にしなければ好走できる。ただスタートが遅いので前に行けないと脆いんですよね。今後も外目の枠で逃げ馬が少ない時は狙い目ですね。
3着はサンライズオネスト、3着に好走はしましたが、スタートがやや遅く今後に不安を残しました。高松宮記念で後ろから行ったことで、馬が変に学習してしまった感じ。横山典騎手が上手くリカバリーしましたが、勝ち負けするにはもう少し前に行かないと苦しいですね。
4着はダディーズビビッド、初手の位置取りが全てですね。馬場とこの馬の特性を考えると、メイケイエールよりも前に居ないと勝負になりませんから、この辺を考えていない感じの騎乗でしたね。
5着はソングライン、安田記念の時はスローバランスだったので単純な比較はできませんが、メイケイエールよりも遅い上がり3Fは印象が悪いですね。関屋記念でも取りこぼしているので、そういう厩舎なんでしょう。ルメール騎手のペース認識の良さも仇になったし、次走に期待ですね。
6着のモントライゼは中途半端な位置取りになってしまいましたね、調教師から差す競馬を期待されていたようで、スタート良かったわりに中段やや後ろからでは苦しいですね。開幕週にぶつけてきた陣営のレース選択も疑問を感じます。
馬券の方はソングラインが凡走してハズレ、競馬に絶対はない、これ何回目でしょうか。次回はオールカマーの予定です。
コメント
うおーサンライズオネスト(´;ω;`)
サンライズオネストが来たというよりダディーズビビッドが来なかった感(´・ω・`)
ここら辺は騎乗力の差なんでしょうかね。
私はサンライズオネストは調教で切ったんですが、個人的にはソングラインの調教も騎手の動きに比べると反応がズブい感じがしたので危うしかなと思ってたのですが…うーん。メイケイエールが強すぎたのか。
ファストフォースは応援してたのでナイスラン!
京成杯AHでは我らがクリノプレミアム…もはや人気馬となっていたので買わずにスルー…スルーしててよかった(無理)
そだしさん、こんばんは。
サンライズオネスト調教良くなかったですね、横山騎手が上手く乗ったので一叩きされて上積みがあるかもしれませんね。
ソングラインはそういう厩舎なんですね、もうわかりましたよ、関屋記念でもやられましたからもう騙されない(´∀`*)ウフフ
我らがクリノプレミアム好走しましたね、この馬も買うと来ない買わないと来る典型ですね、ハンデ戦は難しいのでスルーしますが、この馬にもどこかで返してもらいたいですね。
そうそう、我らがダイアトニックがスプリンターズSに出るようなので、気が早いですが今から内枠を引くことを祈っています。2週間も前から祈っていれば、きっと内枠引いてくれるはず。京成杯AHで岩田騎手の神騎乗もあったので期待大です。
我らがシリーズのお馬さん、最近好調ですからね~
スプリンターズSですか!
ダイアトニックからナランフレグ等ヒモに入れるもぶっ飛んだ高松宮記念の記憶が想い出されます…笑
ダイアトニックは北村騎手が乗る説もあるのでどう転ぶかですな。。そしてわたしのナランフレグもフロックではないと言わしめてほしい(願望)
そしてその次は府中牝馬Sの貴女だ!m9(`・ω・´)
モントライゼはどーも自身の集中力が持つかどうかが鍵らしいですね。
だから短距離に矛先向けたのもあるらしいですよ。乗り難しい所があるから位置取りとか言ってられない部分もあるみたいですね。どこかで馬券あるかと思いますがアテにはしにくいてすね。現地の生情報でした
嵐山さん、こんばんは。
モントライゼは集中力ですか、厄介ですね。馬具を工夫した時に一発あるかもしれないので、こまめにチェックしておきます。
現地の生情報ありがとうございます。