2024年オールカマー 回顧。敗因不明。

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走破時計2:11.8   前半1000m  61.0  上がり3F 34.7

まずは馬場状態ですが良馬場でした、パラっと降る時間もありましたが、馬場が悪化することはなく、9Rの木更津特別が2勝クラスのマイル戦で1:32.4、やや高速馬場でした。Cコース替りで内が良く、内から2頭目に居ないと勝負になりませんでした。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は2024年大阪杯のグラフです。

ステラヴェローチェの敗因は何でしょうか?赤の大阪杯のグラフを見ると、今回よりも苦しいラップになっていて4着、単純に展開が合わなかった可能性は低いと思います。終始内から3頭目を回していますが、同じく内から3頭目を回して、ステラヴェローチェのやや後ろに居たアルビージャに、直線で差されています。なので単純にコース取りの悪さだけが、凡走の理由とは出来ないと思いますが。

レース後の騎手のコメントは「頑張っています」と相変わらずで、何の参考にもなりません。明確な敗因が分からず、今後が不安になる負け方でした。

レーベンスティールは内から2頭目あたり、直線でコースが空いたのは残り100m辺り、スパッと切れる感じではなく、パワーと持続力で差し切りました。内で揉まれても差し切ったので、外差し一辺倒の馬ではなく、レースの幅が広がりましたね。

逃げたのはアウスヴァ―ル、リカンカブールとサヴォ―ナが先行。中段の前からサリエラ、レーベンスティール、ステラヴェローチェ、ロバートソンキー。中段のやや前からラーグルフ、フェーングロッテン。中段からアルビージャ、ヤマニンサンパ。中段のやや後ろからキラーアビリティ。中段の後ろからミクソロジー、後方からニシノレヴナント、ナイママという並びでした。

前半はスローで1000m通過61.0、後半の1000mが58.4ですから、かなりのスローペースでした。スローからの5F戦で、L2最速11.3でしたから、馬場状態を考えるとトップスピードの質は問われませんでした。

キラーアビリティはゲート内で煩くスタート遅れました。ニシノレヴナントも同じくスタート遅れてしまい、リカバリーできずに後方でした。ナイママもスタート遅く後方。アウスヴァ―ルはスタート早く逃げ、サリエラ、レーベンスティール、ステラヴェローチェはやや早い位で、前に行けましたね。リカンカブールは五分に出て外から前に、同じくサヴォ―ナも五分に出て前に行きました。

4コーナーです、アウスヴァ―ルがスローからの5F戦にして、サヴォ―ナは内から3頭目。その後ろにステラヴェローチェ。レーベンスティールは内から2頭目でした。ロバートソンキーとアルビージャは内から4,5頭目あたりで、かなり距離ロスしていますね。

直線L1標識付近です、アウスヴァ―ルが先頭で、サリエラが苦しくなって下がったスペースにレーベンスティールが入ります。サヴォ―ナとリカンカブールが並んでいて、その後ろからラーグルフとステラヴェローチェ。大外からアルビージャがジリジリ伸びてきます。

ここからアウスヴァ―ルが粘り、リカンカブールが差を詰められなかったことで、この間をレーベンスティールが割って差し切り。着差以上に余裕で差し切った感じですね。サヴォ―ナはL2の11.3を踏んだことで、脚が一杯になった感じで伸びず。アウスヴァ―ルが2着に粘り、リカンカブールが3着でした。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はレーベンスティール、前半はやや行きたがる感じでしたが、ルメール騎手が上手くなだめて折り合いが付きました。直線まで我慢して残り100mであっさり差し切り、着差以上に余裕がある手応えでした。トップスピードの質だけでなく、パワーの高さも見せたので、詰まらなければGⅠでも通用しそうですね。

2着はアウスヴァ―ル、57㎏を背負って逃げ切れたので、スローからのロンスパ戦が得意なんですね。レーベンスティールには着差以上に見劣ったので、GⅠでどうこうということはないと思いますが、GⅡで自分の形に持ち込めば侮れない馬ですね。展開と馬場状態が嵌った2着という感じです。

3着はリカンカブール、スタート五分から出して行ったことが良かったですね。前で決まる展開だったし、終始内から2頭目で馬場の良いコースを通せたことも良かった。この馬も展開と馬場状態に助けられた感じですね。

4着はサヴォ―ナ、良馬場だったので4着でもよく粘った方でしょうね。やっぱりこの馬はトップスピードの質が足りないし、無理に11秒台前半を踏むと苦しくなるので、道悪待ちになりそうですね。

5着はアルビージャ、道中は内から3頭目で、4コーナーでは大外でしたから、2,3馬身前に居たステラヴェローチェを差したのは驚きでした。中段以降から伸びてきたのはこの馬だけなので、パワーと持続力を見せたし、展開次第でこのクラスでも通用しそうですね。

馬券の方はハズレ、ステラヴェローチェの凡走は予想できず、敗因もよく分からずで、狐に摘ままれたような外し方でした。油揚げでも食べてまた来週頑張ります。次回はスプリンターズSの予定です。