2022年オールカマー 全頭評価。その1。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

<アドマイヤアルバ>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

”京都新聞杯”ではややハイペースバランスを中段から、3,4コーナー外を回して直線スムースだったが2着まで、高速馬場で前が止まらずステイフーリッシュを捉えきれず。”ダービー”ではスローバランスを最後方から、直線はジリジリ伸びたが9着まで、休み明け4走目で疲労の影響。”神戸新聞杯”ではスローバランスを後方から、直線は外からスムースだったが、後ろからエポカドーロにも並ぶ間もなく交わされて凡走。”2018年オクトーバーSではスローバランスを後方から、直線は外からスムースだったが前が止まらず5着まで、後方過ぎて届かず。”2019年京都金杯”では平均バランスを中段から、直線前が壁になって追えずバテ差しで4着まで。”2019年白富士S”ではスローバランスを中段から、直線スムースだったが伸びず。”2019年六甲S”ではややスローバランスを後方から、直線最内を突いたが伸びずに凡走。”2019年谷川岳S”ではスローバランスを後方から、直線は外からスムースだったが伸びずに凡走。”2019年小倉記念ではスローバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー外を回して上がって行ったが、直線入り口で力尽き凡走。”2019年ポートアイランドS”ではハイペースバランスを後方から、3,4コーナー外を回して直線スムースだったが全く伸びずに凡走。”2019年リゲルS”では平均バランスを後方から、3,4コーナー最内を回して直線全く伸びずに凡走。”2020年福島民報杯”では重馬場でハイペースバランスを中段のやや後ろから、3コーナー手前で中段に上がり、4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2020年メトロポリタンS”ではスローバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線全く伸びずに凡走。”2020年宝塚記念”では稍重でハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線伸びずに凡走。”2021年大阪ハンブルクC”ではスローバランスを後方ポツンから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年メトロポリタンS”ではスローバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線狭くなったこともあり伸びずに凡走。”2021年目黒記念”ではスローバランスを離れた追走集団の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。”2021年宝塚記念”ではスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年オールカマー”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが凡走。”2021年アルゼンチン共和国杯”ではスローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年ステイヤーズS”ではスローバランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年中山金杯”ではスローバランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年ダイヤモンドS”ではスローバランスを離れたメイン集団の後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年阪神大賞典”ではスローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年大阪ハンブルクC”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年メトロポリタンS”ではスローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年札幌日経OP”ではバラケタ中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年丹頂S”ではスローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。

「オールカマーへ向けて」好材料:なし。 悪材料:近走の不振。

3歳の京都新聞杯でステイフーリッシュの2着に好走したのを最後に、凡走を繰り返している。その京都新聞杯で見せたのが、まあまあの心肺機能とトップスピードの質、高い持続力だった。この時は高速馬場でややハイペースバランス、コーナーで外を回して直線も外から2着までだったので、ㇳップスピードの質は高いとは言えないと思う。

ダービーでは上がり最速で9着だったが、道中最後方になってしまったのは休み明け4走目の疲労が原因だと思う、結果的にここで無理をしたことが尾を引いているのか、3歳秋以降全く良いところがない。唯一好走と言っていいのが2019年京都金杯で、中段から直線で待たされたがL1でバテ差し4着まで持ってきた。これで一定の目途が立ったかと思ったが、その後は再び凡走街道に入っている。左回りの成績が良くなくて、中京の下級条件で2着が3回あるが、オクトーバーS,白富士S,谷川岳Sと凡走を続けたので、左回りは特に注意した方がいいと思う。

2020年福島民報杯は去勢明けで凡走。2020年メトロポリタンSでも後方からで全く伸びず、久々の2400mでも凡走してしまい距離適性が見えてこない。2020年宝塚記念では追走にも苦労していて、4コーナーでは一杯になり凡走した、クラス負けで稍重も良くなかったかも。

2021年大阪ハンブルクCでは後方ポツンで伸びずに届かず。2021年メトロポリタンSでは直線で狭くなり伸びず。2021年目黒記念ではブービー人気で3着と激走、スローバランスを離れた追走集団の前からで、心肺機能は問われなかった。スローからの3F戦でL2最速10.6に対応できず、すぐ前に居たウインキートスにL2で引き離されている。2021年宝塚記念ではスローバランスを中段の後ろからで全くレースにならず、前残り馬場でトップスピードの質で見劣っただけでなく、クラス負けでもあった。2021年オールカマーでは中段から0.7差の8着、直線で差を詰めていないので先行しないと勝負にならない。

2021年アルゼンチン共和国杯では中段のやや後ろから、全く届かず凡走。2021年ステイヤーズSでは後方から伸びずに凡走、トップスピードの質で見劣り。2022年中山金杯では後方から全く届かず凡走した、スタートは出るが二の足が遅くなっている。2022年ダイヤモンドSでは後方から伸びずに凡走、トップスピードの質で見劣り。2022年阪神大賞典ではスローからの5F戦で、中段のやや後ろからという中途半端な位置取りで届かず。

2022年大阪ハンブルクCではスローからの5F戦、中段からスムースだったが伸びずに凡走。この時はホウオウエクレール53㎏タイセイモナーク53㎏アドマイヤアルバ53㎏でハナ・ハナ・クビ差なのでこの3頭は同じような力量だと思う。2022年メトロポリタンSでは中段から伸びずに凡走、前を抜く意識がない感じ。2022年札幌日経OPでは中段のやや後ろから、スムースだったが流れ込むだけ。2022年丹頂Sでは中段のやや後ろから、向正面で11秒台に入った地点で追走一杯、L1までバテてはいないの持続力は持っているが、前を抜く意識は感じられない。

<前を抜く意識が感じられない、目黒記念3着時は先行しているので、逃げ・先行した時、なおかつ道悪が好走条件になりそう>

好材料はなし、悪材料は近走の不振で、中段辺りからだと前を抜く感じが全くないし、距離も2200mだと後半11秒台を連発するはずなので、やや短い感じ。

適性:梅

<ヴェルトライゼンデ>・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

”新馬戦”では重馬場でややスローバランスを2,3番手先行、3,4コーナーで捲り追い込み行って直線で突き放して圧勝。”萩S”では稍重でスローバランスを中段から、直線入り口でスムースに外に出して押し切り。”2019年ホープフルS”では平均バランスを中段のから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。”スプリングS”ではスローバランスを中段やや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着。”皐月賞”ではハイペースバランスをやや離れた追走集団の中段から、3,4コーナー中目を回して直線内目に切り込み凡走。”ダービー”ではスローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに粘って3着。”2020年神戸新聞杯(中京)”では平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回してL2標識付近で大きく外に進路変更して、スムースに伸びて2着。”菊花賞”ではスローバランスをやや離れたメイン集団の中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年AJCC”では不良馬場でスローバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが2着まで。”2022年鳴尾記念”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し差し切り。

「オールカマーへ向けて」好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:特になし。

新馬戦では重馬場でスローバランスと特性はあまり見せていないが、萩SではL3で12.2から11.2へ一気に加速している、稍重で前半が遅いので高い評価はできないが、一応トップスピードの質と瞬発力は見せている。これを平均やハイペースバランスでも見せられれば相当強いが・・・。2019年ホープフルSでは平均バランスを中段から進めて2着まで、終始1着コントレイルの後ろから進めてスピード負けしているが、心肺機能と持続力、パワーは見せた。

スプリングSではスローバランスを中段やや前から、向正面でミルコの押し上げに釣られて早目に動いたことで、直線一杯になり2着までだった。この時の鞍上がテン乗り池添騎手だったので、仕方ない面もあるが。皐月賞では中段から進めたが、直線は馬場の悪い内目に切り込んでしまい凡走した。ダービーではスムースなレースで3着に粘った、良馬場だがトップスピードの質が問われない重い馬場で、血統が生きた感じ。

2020年神戸新聞杯(中京)では中段の後ろから進め、直線入り口で大きく外にサイドチェンジ、かなりロスが大きかったが外からスムースに伸びて2着まで持ってきた。トップスピードの質、瞬発力、持続力を見せた。菊花賞では中段からスムースだったが伸びずに凡走した、〇✕血統のようで間隔を空けないと連続好走しないタイプの可能性がある。2021年AJCCでは3コーナーからアリストテレスに先んじて仕掛けてしまい外を回したことで、ラストドラフトに詰め寄られての2着までだった。

2022年鳴尾記念ではスローからの5F戦を中段から、3,4コーナー内目をスムースから、直線入り口で狭いスペースをスッと反応して抜け出し、まぁまぁの瞬発力とトップスピードの質、持続力の高さを見せた。

この馬はノーザンF生産馬なので休み明けは問題ないはず。1カ月以上間隔を空けると好走するが、1カ月未満だと凡走する傾向がある。

好材料はコース適性で、中山コースでは皐月賞以外は全て2着と好相性、この2着ははGⅠのホープフルSとGⅡのスプリングS、AJCCなので当然クラス負けの危険もない。距離適性もAJCC2着、神戸新聞杯2着と好相性。悪材料は特になく、3か月半の休み明けだが、前走の鳴尾記念では1年4か月ぶりで快勝しているので、休み明けは問題ない。不安材料は乗り替りになる戸崎騎手がテン乗りであることと、次のGⅠが本番のはずなので100%には仕上げて来ない可能性があることくらいかな。

適性:松