2018スプリンターズS回顧 3着が抜けて痛恨

馬場に翻弄されるも春のチャンピオン・ファインニードルの強さ炸裂。ラブカンプーの2着は予想通りも3着紐抜けで痛恨。
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走破時計1:08.3 前半600m33.0 上り3F35.3                    L6  L5  L4  L3  L2  L1                        11.7 10.3 11.0 11.3 11.5 12.5

まず展開から、スタートからラブカンプーの勢いがよく、ワンスインナームーンは押して押してハナを主張。ラブカンプーとナックビーナスが控えて前の隊列は落ち着きました。4番手にラインスピリットが絶好のポジション、セイウンコウセイもこのあたり。勝ったファインニードルはこれらを見る中段外目を追走、いつでも仕掛けられる位置でしたね。人気どころではドンキ、レッドファルクスが中段の後ろ、アレスバローズはファインニードルの前。

4コーナーでファインニードルの手が動き、やや手ごたえ悪いかと思いましたが直線でしっかり伸びましたね。2,3番手追走からラブカンプーが早目に抜け出しましたが、これをしっかり捉えたのはさすが。2着に粘ったラブカンプーも仕掛けはドンピシャで、あれ以上遅いと差しの餌食だったでしょう。終始4,5番手のインでじっとしていたラインスピリット武豊は直線待たされたのが響いて3着。しかし13番人気の馬をテン乗りで3着に持ってくるとは、さすが4000勝ジョッキーです。

ペースは馬場を考えればかなり速い。前後半で見ても2.3秒の前傾ですから、これを粘ったラブカンプーは立派です。ワンスインナームーン石橋はこの馬の良さを殺す競馬で6着。ワンスは前半が速いと後半失速することが見えているだけに、この騎乗は最悪でした。おそらく自分のペースを計れないのだと思います。

では上位に来た馬と気になった馬を個別に見ていきましょう

1着はファインニードル、もう言うことないですけど、中段の外目を追走してそこから直線しっかりですからね、横綱相撲です。L1のラップを見てください、12.5と遅いんですちょね。ラブカンプーが垂れたというよりほとんどの馬が12秒台だったはず。おそらくこの馬もL1は12.0位なのでは?この馬は力の要る馬場でのトップスピードを維持する能力は非常に高い、反面4コーナーで見せた手応えの悪さから急加速する瞬発力がやや足りない印象でした。1400でも十分やれるし、マイルもこなせそうな感じ。ただ内枠で待たされたり、詰まったりすると大敗もありそう。

2着はラブカンプー、11番人気でしたね。やはり夏の間の連戦で疲労を心配してのこの人気だったのでしょう。父ショウナンカンプが高松宮記念を勝った時は、6連戦でした。前年12月から4カ月で6戦しての戴冠ですから、疲労には強いんです。ここを読み切れれば拾えたのではないでしょうか。調教を不安視する声もありましたが、好走した前走セントウルSとタイムはさほど変わらず、終い1Fが遅かっただけ、調教パートナーに遅れたのも前走同様でしたね。L5の10.3が最後差されてしまった原因でしょうね。控えるなら早目に引いた方が良かったですね。

3着はラインスピリット、これは驚きました。終始4,5番手のインでじっとしていたので、十分足が溜まった状態でしたね。豊騎手お見事です。乗り替わってすぐさまこれでは森一馬騎手も立つ瀬がないでしょう。直線でラブカンプーとワンスの間が空かず待たされたのが惜しいですね。この馬が好走する時は前半3Fが34秒くらいかかる時なんですが、この馬場で前半33秒台での好走を見ると、騎手が馬に負担をかけていないってことなんでしょう。コース取りもインでじっとして足を溜めたことも脱帽するしかないです。

4着はダイメイプリンセス、スタート悪く後方でしたが、4コーナーでインがポッカリ空いたところをスルスル上がって、直線でもしっかり伸びて惜しい4着。後方で速いラップを踏まされなかったこと、他の騎手が内を嫌ってコースが開いたことなど、幸運もありましたね~。ファインニードルには並ぶ間もなく交わされていますし、ドンキにも足色見劣っていたので、馬場がまともだとG1では好走までかな。

5着にレッツゴードンキ、スタート悪く後方から、それでも最後は良く伸びていますが、この馬の場合やはり内枠が欲しいですね。ダイメイプリンセンスの競馬をしていれば3着だったのではないかと。

6着はワンスインナームーン、上にも書いた通りこの馬にはオーバーペースでしたね。2番手からでも競馬が出来ると思うので、無理に逃げる必要はなかったと思います。この辺りは結局騎手なんですよね~、ペースを作る能力は、豊騎手やモレイラ騎手の足元にも及びませんから仕方ないのかな~。松山君と手が合うと思いますが。

7着がナックビーナス、モレイラ騎手の影響もあって2番人気でしたね。スタート抜群から速いと見るや3,4番手で様子を見ていましたね。2走前の函館SSで前半33.1から最後甘くなって3着、同じようなレースになりました。前半速いとどうして末が甘くなる、かといって控えても切れる足がないと中途半端なんですよね。G1では高松宮記念のように嵌れば3着あるかな~という馬です。力の要る今回のような馬場は合っているんですが、前半がユッタリ入れればという注文が付く馬、冬の中山は合うかも。

10着レッドファルクスは陣営のコメントで出して行くようなことを言っていたので、期待したんですが・・・。13着のムーンクエイクは馬場が悪化して1400mに近い流れで前が止まればと思いましたが、馬場もそれほど悪化せず。

馬券的には本命対抗がドンピシャなだけに痛恨の3着抜けでした。読んでくださっている方が居るか分かりませんが、みややの予想を参考にされていたら、すいません・・・。もっと精進します。

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