2025年AJCC 回顧。

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走破時計 2:12.1   前半1000m  60.6  上がり3F 36.6

まずは馬場状態ですが良馬場でした、走破時計2:12.1は平均的な良馬場のタイムですね。後半時計が掛かりましたが、これは超ロンスパ戦になった影響です。12Rが1勝クラスのマイル戦で1:33.8なので、標準的な良馬場だったと思います。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は2024年オールカマー、緑は2024年札幌記念のグラフです。

このレースはかなりのロンスパ戦になっていて、力のある馬が上位にきたなという感じ。前半1000mも60.6なので、遅いという程ではない。馬場を考えれば前半は平均的なペースですね。1000m通過からコスモキュランダが捲り上がったことで、一気にペースが上がり激流になりました。

こうなると力のない馬、体調万全ない馬は振い落されました。L2から12秒台に落ちる消耗戦ですから、トップスピードの質は問われず。パワーと持続力が問われたレースでした。

期待したアウスヴァ―ルは殿負け。前半の1000mはほぼ理想的な流れでしたが、早目に来られて4コーナーでは一杯になってしまいましたね。さすがにオールカマー2着のように可愛がってもらえず。札幌記念を凡走した時のように、6F戦になってしまうと苦しいですね。

逃げたのはアウスヴァ―ル、2番手にチャックネイト、その後ろからポタジェ、マテンロウレオまでが先行勢。中段の前からエヒト、ボーンディスウェイ。中段のやや前からレーベンスティール、ダノンデサイル。中段からライラック、ボルドグフーシュ。中段のやや後ろからマイネルクリソーラ、アラタ、コスモキュランダ。中段の後ろからカラテ、ホウオウリアリティ、ビザンチンドリーム。後方からディープモンスター、ポツンとニシノレヴナントという並びでした。

逃げたのはアウスヴァ―ルでした、チャックネイトが積極的に出して行き2番手、マテンロウレオも前に行きましたね。ただペースは上がらず、前半はゆったり入っていました。動きがあったのは1000m通過辺りで、コスモキュランダが捲り始め、一気にペースが上がりました。特にチャックネイトが反応して、3コーナー手前では、先頭のアウスヴァ―ルに並び掛けてきました。

ダノンデサイルは動かず、折り合いも付いていました。レーベンスティールも折り合いは付いて、馬群の中で動けませんでした。ボルドグフーシュはスタートやや遅れましたが、中段からの競馬でした。

4コーナーです、コスモキュランダは3コーナー手前で3番手に上がりました。これで内から3頭目でコーナーを走れました。ダノンデサイルは内から4頭目、その後ろにビザンチンドリームが居ました。レーベンスティールは馬群の中で動けず、その後ろにボルドグフーシュが居て、こちらも動けませんでした。

直線L1標識付近です、マテンロウレオとコスモキュランダが先頭に抜け出し、チャックネイト、アウスヴァ―ルが一杯。ボーンディスウェイも伸びなくなります。ダノンデサイルはレーベンスティールを内に閉じ込め、自分のタイミングで追い出します。ボルドグフーシュは4コーナー出口で外へ出しスムース。

ここから前の2頭マテンロウレオとコスモキュランダが粘りますが、ダノンデサイルが一気に伸びて差し切り。マテンロウレオがコスモキュランダを競り落として2着でした。ボルドグフーシュがジリジリ伸びて4着でした。若干動き出しが遅かった感じで、もう少し早目に捲り追い込みに行けば、着差は縮まっていたと思います。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はダノンデサイル、強いですね。レースレベルが上がれば上がる程、この馬は真価を発揮しますね。有馬記念は逃げたことで終いが甘くなりましたが、有馬記念でももっと強気に乗ったら勝っていたかも。トップスピードの質や瞬発力を問われると、取りこぼす可能性はあります。しかしハイレベルなレース展開では、他馬が苦しくなりこの馬の独壇場になりそう。

2着はマテンロウレオ、日経賞で逃げて4着なので、トップスピードの質よりもパワーと持続力に秀でたタイプですね。輸送が不安でしたが、今回の好走で輸送もクリア。大阪杯に出てくれば好走しそうですね。

3着はコスモキュランダ、この馬がレースを動かしているので、持続力の高さは相当ですね。横山武騎手もこの馬の良さを分かっている感じなので、このコンビが出て来るレースは、前半がスローでも超ロンスパの消耗戦になると思います。

4着はボルドグフーシュ、中段が取れてしまったので、動き出しが遅くなり届きませんでした。ただこの馬も持続力の高さを見せているので、コスモキュランダと一緒に来そうですね。

5着はライラック、この馬も持続力勝負で良さが出るタイプで、この5着も納得の着順ですね。さすがにレースレベルが高く足りませんでしたが、体調は良かったと思うので、今後も好走しそうです。

レーベンスティールは12着、過去最高馬体重で仕上がっていませんでしたね。香港ヴァ―ズも8着だったので、寒い季節は良くないのかもしれませんね。

馬券の方はハズレ、縦目でした。次回は1週空いて東京新聞杯の予定です。

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