2018年11月9日 気になった競馬ニュース

サトノクラウンはジャパンCでC・デムーロ騎手と新コンビ。ウインテンダネスは次走ジャパンCに参戦、騎手は内田騎手に。菊花賞4着のブラストワンピースは有馬記念。菊花賞9着のジェネラーレウーノはAJCC。JBCレディースクラシック優勝のアンジュデジール、JBCクラシック2着のオメガパフューム、4着のノンコノユメはチャンピオンズCに。

ジャパンC参戦を予定しているサトノクラウンはC・デムーロ騎手に決まりました。昨年の天皇賞秋も宝塚記念からの休み明けで2着と、休み明けを苦にしないタイプ。戦績を見れば一見稍重以上でないと好走しないよに見えますが、香港ヴァ―ズは良馬場です。何が違うのか、稍重以上に馬場が悪化すると道中ペースが遅くなり、ポジションを取りやすくなります。中段から直線で持続力勝負になった時に台頭するんですね。もちろん良馬場では切れ負けしてしまうのは昨年の大阪杯で証明されています。

では稍重だった前走の宝塚記念は中段からなぜ好走できなかったのか?宝塚記念のラップタイムを見ると分かるんですが、L2最速戦なんです、L3、L4が緩いんですね。馬群の最内に居たミッキーロケットは瞬発力を生かして抜け出し、馬群の後方外目に居たワーザーとヴィブロスはL3、L4の緩みを利用して勢いをつけ、ロングスパートで好走、ノーブルマーズも最内の後方から3F戦にして3着に。この馬は馬群の真ん中に居て動けずでした。瞬発力は無いので前が開いても好走は出来なかったはず、L3、L4で緩んだところを外から押し上げていれば好走したかもしれませんが、スペース有りませんでした。

昨年の宝塚記念1着はミルコが外からキタサンブラックに追い出しを掛けて、厳しいペースの消耗戦にしたことが勝因。1000m通過後はL1以外は一度も12秒台に入らない厳しい展開でした。で、今回のジャパンCなんですが、厳しい展開で良さが出るウィンテンダネスが内田騎手で出走します。この馬がサトノクラウンに好走をもたらす可能性はありますね。

で、そのウィンテンダネが内田騎手でジャパンCです。内田騎手への乗り替りはいいですね、3走前まで内田騎手が手綱を取り緑風S、目黒記念と連勝していますからね。この馬は前半は緩くてもいいんですが、アル共の回顧にも書きましたが、後半を緩めずに消耗戦にもっていっけば好走できるんですよね。このことを内田騎手が理解していれば恐らく逃げて後半緩めない消耗戦に持って行くはず、そこで台頭しそうなのがサトノクラウンなんですよね~。ただキセキも消耗戦で良さが出るタイプなので強敵ではありますが。

菊花賞では消化不良なレースで4着のブラストワンピースが有馬記念です。前走は直線だけの勝負で切れ負け、この馬にとっては最も合わない展開でしたね。母系をたどるとアルナスラインが居る血統なので、長距離は得意なはず。問題は瞬発力の無さです、中山では内枠に入ってしまうと詰まってしまう可能性が高く、外枠ではコースロスが大きいので仕掛けのタイミングが難しいんですよね。スタートも良くないので真ん中辺の枠から中段の外目に付けられれば面白い存在になりそう。

菊花賞9着のジェネラーレウーノはAJCCに向かう予定。同じ中山の2200mで行われたセントライト記念1着ですから、コース適正はいいですね。前走は疑惑のペースで物議をかもしているので、ここはしっかりしたレースを作って欲しいですね。休み明けでも走るっタイプなので年明け初戦から好走しそうです。

JBCレディースクラシック1着のアンジュデジールがチャンピオンズCに参戦です。牡馬相手にどこまでやれるのか。ダートのスピードタイプでパワーはあまりなさそうですね、心肺機能を生かして長くいい脚を使う感じ。距離は1800だとちょっと短いと思うので乗り方が難しくなりますね。

JBCクラシック2着のオメガパフュームはチャンピオンズCに。デビュー以来3着以内を外していないダート巧者で、前走も一番強い競馬でしたね。シリウスSで坂も克服済みですし、不安と言えばスタートが遅いことくらいです。タイムも良かったのでチャンピオンズCで好走しても驚けない、今年の3歳馬は非常にレベルが高く世代交代を予感させます。

同じくJBCクラシック4着のノンコノユメもチャンピオンズCに。前走は直線の短さに泣いた感じで、末脚はしっかり見せてきました。後方からになってしまうので展開待ちではあるのですが、嵌れば今年のフェブラリーSのようにまだまだG1を勝つ力は十分あります。3年前に2着になっているレースでコース適正もあり無視できない存在ですね。

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