2020年皐月賞 全頭評価。その1。

<アメリカンシード>・心肺機能は不明、パワーはまぁまぁ、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

”新馬戦”ではスローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに押し切り。”福寿草特別”ではスローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して早目先頭に立ったが差されて2着。”フリージア賞”ではややハイペースバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出したが差されて2着。”若葉S”ではスローバランスを離れた追走集団の中段やや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。

「皐月賞へ向けて」好材料:・・・。 悪材料:使い詰め、クラス負けの危険。

<心肺機能について>現状では不明。

<パワーについて>阪神で新馬戦を勝ち、若葉Sでも3着なので十分ある。

<瞬発力について>若葉Sですぐ前に居たアドマイヤビルゴにあっさり引き離されているので、武器になる程のものではない。

<トップスピードの質について>若葉Sでアドマイヤビルゴに、フリージア賞ではサトノフウジンに見劣っている。

<持続力について>福寿草特別で早目に先頭に立ったにもかかわらず、差されてしまったのは印象が悪い、L1で12.4迄落していて持続力が高いとは言えないと思う。フリージア賞でもL1で12.5迄落として差し返されているので、使える足が短い印象はある。

<その他について>

好材料はなし、悪材料は昨年の12月から使い詰めで、安定して馬券内をキープしているが疲労の不安は大きい。前走アドマイヤビルゴに完敗しているように、このクラスでは通用するかどうか不安。

<ウィンカーネリアン>・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質は低く、持続力はまぁまぁ。

”新潟2歳S”ではスロバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”芙蓉S”ではスローバランスを逃げて2着。”セントポーリア賞”ではスローバランスを逃げて凡走。”弥生賞”では重馬場でややハイペースバランスを逃げて凡走。”3歳1勝クラス”ではスローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し1着。

「皐月賞へ向けて」好材料:無し。 悪材料:クラス負けの危険。

<心肺機能について>重馬場の弥生賞でハイペースバランスを逃げて凡走している、4コーナー入り口で一杯になってしまったので、前半無理をしてしまうと後半持たないんだと思う。これは3歳1勝クラスを勝った時に、前半がドスローで後半5Fのロンスパを押し切ったことで証明されたと思う。

<パワーについて>3歳1勝クラスで中山を勝っている、L1の坂をバテ差す形で押し切ったので、十分なパワーを見せた。

<瞬発力について>セントポーリア賞では凡走しているが、L4から0.8の加速をしている、平坦部分の加速なのでまぁまぁの評価でいいと思うが、この時もスローバランスなので流れてしまえば、瞬発力も鈍るはず。

<トップスピードの質について>新潟2歳S,セントポーリア賞で凡走している、新潟2歳Sでは中段の後ろから全く伸びず、セントポーリア賞では逃げたがスローバランス、3F戦で直線後ろからバンバン差されてしまったので、トップスプスピードの質は低い。

<持続力について>3歳1勝クラスでは5F戦を押し切っているので悪くはない、ただこのレースは前半が遅過ぎて評価の対象にはしにくい。芙蓉Sでは3F戦で外を回したオーソリティにボロ負けしたので、トップスピードを持続できていない。

<その他について>スクリーンヒーロー産駒なので重馬場で期待値が上がるが、弥生賞では凡走してしまった。単に重馬場で期待値が上がるのではなく、前半がスローになることも必要条件なのだと思う。

好材料はなし、悪材料はクラス負けの危険で、芙蓉Sでオーソリティにボロ負けしている、オーソリティがホープフルSで5着だったのでこのクラスでは厳しいはず。道悪になっても弥生賞で良くなかったので、現状では期待できない。

<ガロアクリーク>・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質は高い、持続力は高い。

”新馬戦”ではスローバランスを中段から、4コーナー外目を回して直線はスムースに伸びて圧勝。”2019年ホープフルS”では平均バランスを中段やや後ろから、3,4コーナー外を回して4コーナーで一杯。”水仙賞”ではハイペースバランスを離れた追走集団の中段やや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。”スプリングS”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに抜け出し1着。

皐月賞へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

新馬戦では当然のようにスローバランスで心肺機能は不明、L2で11.1を出しているのでトップスピードの質は高いものを持っていると思う。もちろんかなりのスローペースだったので速いラップを踏めている可能性はあるので、流れた中で速い上がりを使えるかどうかは未知数。 中段から進めてかなりのスローバランスにもかかわらず掛かる素振りを見せなかったので、折り合いに不安はないと思う。 直線のL2部分で11.1を出している、この部分は上り坂になっているのでパワーもあると思う。2019年ホープフルSでは平均バランスを中段やや後ろから、3,4コーナー外を回したが4コーナーで一杯、心肺機能で見劣り。

スプリングSではかなりのスローバランスで3F戦を外から押し切り、タイムと展開を考えても評価できるモノではない。前半無理をしないことが好走条件になっている感じ。

好材料はコース適性で前走スプリングSを快勝した、まぁレース内容を考えると褒められたものではないが、コース適性は良いと思う。悪材料はクラス負けの危険で、ホープフルSで11着に完敗したのでこのクラスでは厳しいと思う。