土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
<3コーナーから4コーナーの内側に傷みがありますが、その他の箇所については概ね良好な状態です。>
土曜日の馬場状態は良馬場、11RのグレイトフルSが同コースの3勝クラスで2:32.0、上がり最速は差してきたニシノレヴナントで33.9でした。昨年のグレイトフルSは走破時計2:33.8、上がり最速は差してきたシフルマンで35.7でした。含水率とクッション値は大きく違いませんが、今年はかなり速い馬場のなっているので、傾向が大きく変わりそうですね。
◎タイトルホルダー
○スターズオンアース
▲ディープボンド
△シャフリヤール
★ライラック
☆ジャスティンパレス
※ソールオリエンス
3連複 ④⑯=①②④⑥⑧⑩⑯=①②④⑥⑧⑩⑯ 25点
3連単 ④⑯ー④⑯ー①②⑥⑧⑩ 10点
逃げるのはタイトルホルダー、内目の枠を引いたしスタートも安定しているので、ここはスンナリと先手を取ると思います。先行は内からディープボンドとアイアンバローズ。中段の前からシャフリヤール、ハーパー、タスティエーラ。中段からソウルオリエンス、ヒートオンビート、プラダリア、ホウオウエミーズ、ライラック、スターズオンアース。中段の後ろからウインマリリン、ジャスティンパレス、後方からドウデュース、スルーセブンシーズという並びを想定。
前と後ろはスンナリ決まると思いますが、中段は結構流動的で、スタート次第で前後が入れ替わることがありそうですね。スターズオンアースは思い切って後ろから行く可能性もあると思います。この馬はスタートが悪かったのですが、ヴィクトリアMからスタートが改善しているので、普通に出れば中段だと思います。ただ今回は大外を引いてしまったので、最初の3,4コーナーで外を回すロスを嫌う可能性は十分にある。その場合は出して行かずに、ジワジワと内へ内へ進路を取ると思います。
もう1頭気になるのはジャスティンパレスで、宝塚記念からスタートが遅くなっています。その前の天皇賞(春)でもゲート内でソワソワしていたので、今回もスタートがカギになりそうですね。昨年も5枠10番から前に行ったことで凡走しました。今年は前に行くことはないと思うので、中段の後ろになりそうですね。
ペースは前半スローだと思います、逃げそうな馬がタイトルホルダーだけなので、前の隊列が決まればペースが落ちそう。アイアンバローズはどこかで仕掛けると思いますが、早く仕掛けすぎるとタイトルホルダーに無視されて1頭で行くことになりそう。遅過ぎるとタイトルホルダーに合わされて潰されそうですね。
4コーナーです、タイトルホルダーが先頭で、アイアンバローズが2番手、その外にタスティエーラです。外からスターズオンアースが捲り追い込み、ジャスティンパレスがそれに続き、更にその後ろからスルーセブンシーズ。ソールオリエンスは内から、ドウデュースも内を捌くコース取りをしそうですね。この辺りはペースが上がっていると思うので、外を回す馬は結構脚を使わされるはず、なので誤魔化しが効かないハイレベルなレースになりそうですね。
直線L1標識付近です、タイトルホルダーが抜け出し、内からディープボンドが追走。外からタスティエーラでその後ろからスターズオンアーズ。内からシャフリヤール、中目からハーパーとヒートオンビート、その後ろからソールオリエンス。追い込み勢はドウデュースが内から、ライラックが中目、外からジャスティンパレスとスルーセブンシーズですね。
ここからタイトルホルダーが押し切れるかどうか、外枠の馬は最初の3,4コーナーで前に行くかどうか。中段辺りで外を回された馬は末脚が鈍りそう。スターズオンアースは初手で中段を取りに行くと苦しい、大阪杯のように後ろからなら伸びそうですね。あとはジャスティンパレスとスルーセブンシーズが届くかどうか。内のディープボンドがどこまで粘るかですね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎タイトルホルダー ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
待望の内枠を引きました、過去2年のこのレースでは外枠に泣かされたので、内枠を引けばコース適性を生かして好走できると思います。他に行く馬が居ないので、マイペースに逃げられるはずだし、宝塚記念の時まで調子が戻っていれば押し切れるはず。
○スターズオンアース ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:なし。
大外枠を引いてしまいましたね、スタート決めて中段辺りを取りに行くようだと、最初の3,4コーナーで足を使ってしまい危なくなると思います。ルメール騎手はこの辺りは分かっていると思うので、最初の3,4コーナーでは無理をせず、スタンド前で中段辺りが取れれば、捲り追い込みを決められるのではないかと。
▲ディープボンド ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質は低く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:なし。
この馬も昨年は外枠に泣かされた組で、2年前は内枠から2着に好走しているので、再度の好走に期待です。和田騎手が差しに回る謎騎乗をしていましたから、マーカンド騎手へ乗り替わることは好材料で良いと思います。
△シャフリヤール ・心肺機能はまぁまぁ、パワーある、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
好材料:なし。 悪材料:海外帰り。
一旦香港へ行ってレースをせずに帰ってきたので、臨戦過程はよくない。検疫で外厩は使えなかったし、最終追い切りも中山競馬場で、仕上がっているかどうか不安です。ただ前走のブリーダーズCターフは僅差3着、最終の4コーナーで中目をに行って一瞬詰まっていたし、勝ったオーギュストロダンはここで最内をスムースだったので、コース取りが逆なら勝っていた可能性があります。内枠を引いたし、馬場が軽いのでディープインパクト産駒の末脚が合う可能性もあります。
★ライラック ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前走のエリザベス女王杯はスタート五分に出ていますが、やや後ろからで3,4コーナー中目を回して届きませんでした。内枠の馬にやられて格好なので、コース取りで負けた感じですね。今回は4枠なので上手く内に入れられれば、末脚が生きそうです。
☆ジャスティンパレス ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質は高く、持続力はやや高い。
好材料:距離適性。 悪材料:特になし。
2年連続の5枠10番、昨年は前に行って前半で足を使ってしまいました。今回タイトルホルダーにお兄ちゃんが乗るので、どちらかが勝つシナリオなら、タイトルホルダーが前、ジャスティンパレスは最後方からということも考えられます。スタートが悪くなっているので、後ろからになりそう。届くかどうかですね。
※ソールオリエンス ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は高い。
・トップスピードの質は高く、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:初古馬戦。
いい枠を引きました、正直言って現3歳世代は高評価していないのですが、斤量の恩恵と枠の恩恵でなんとか好走できないかなと。