土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
土曜日は良馬場でした、週中に雨はなくかなり乾いています。10Rの但馬Sが3勝クラスの2000mで2:00.0、逃げたアルサトワがスローからの4F戦に持ち込み1着同着でした。内前優位と見て良いと思います。ただ明日はお昼前から雨が降る予報です、雨量は多くないようですが早い時間から降るようだと悪化しますからね～。ギリギリ良馬場、悪くても稍重位だと思います。
◎レッドガラン
○アフリカンゴールド
▲タガノディアマンテ
△ユーバーレーベン
★サンレイポケット
☆レッドジェネシス
Xジェラルディーナ
馬連 ④＝①⑤⑥⑨⑩⑪ 6点
3連単 ④ー①⑪ー①⑤⑥⑨⑩⑪ 10点
逃げるのはアフリカンゴールド、2番手にマリアエレーナ。中段の前からタガノディアマンテ、中段のやや前からレッドガラン、サンレイポケット。中段からエヒト、ジェラルディーナ、マカヒキ、中段のやや後ろからユーバーレーベン、レッドジェネシス。中段の後ろからラーゴム、ダノンマジェスティ、後方からディアマンミノルという並びを想定。
逃げ馬不在なので近走で先行している馬が押し出されるように前に行くと思います、アフリカンゴールドかマリアエレーナが行くと思いますが、アフリカンゴールドは外を回されるくらいならハナを取り切ってしまった方が距離ロスもなく良いと思います。マリアエレーナの坂井騎手も逃げ争いはしないと思うので、アフリカンゴールド、マリアエレーナの隊列はスンナリ決まるのでは。
中段の前からタガノディアマンテ、スタートは速くないのですが最内枠で出して行けば、土曜に逃げ切り同着がある幸騎手なので、ある程度前に行くと思います。その外にレッドガラン、前走も後ろまで下げなかったし中段前辺りを確保できるはず。サンレイポケットがその後ろで最内に入れるでしょうね。中段からジェラルディーナ、内に入れられないと折り合いが心配。その外にマカヒキ。
レッドジェネシス、ユーバーレーベンが中段のやや後ろ辺りで、ラーゴムも後ろからだと思います。タガノディアマンテは奇数馬番で先入れになると、ゲート内で煩いのでスタートは遅れそう。ディアマンミノルは前走中段のやや前に行きましたが、3，4コーナーで速いラップに対応できませんでした。結果的にバテ差しで5着でしたが、脚を溜めた方が良いと考えそうなレースでした。
アフリカンゴールドにしろマリアエレーナにしろ、ハイペースはないですね。逃げ争いも可能性が低いので、前半はゆったり入りそう。スローならば向正面で捲りの可能性もありますが、その1番手はユーバーレーベンのミルコですね、ただ位置取りで外に馬が居るようだと動けませんから、初手で後ろに下げるかどうかですね。捲りがなければスローからの4F戦だと思います。
4コーナーです、捲りがなければ隊列に大きな変化なく3，4コーナーを通過するはず。動きたいのはユーバーレーベンですね、隊列の中に入ってしまうと動くに動けなくなり、仕掛が遅れそうです。開幕週なので内の方が優位な馬場ですし、ここで外を回す馬は距離ロスも含めて脚を使わされてしまうはず。
直線L1標識付近です、アフリカンゴールドが先頭で直線に入ってきて、ここで出し抜けるかどうかですね。ここである程度のリードがないと苦しくなると思います。レッドガランもスムースに直線に入って、その後ろから中段勢がどこまで伸びるか。前優位なので後ろからだと苦しいはず。マリアエレーナはクロフネ産駒なので2200mはやや長い印象、この辺りで苦しくなるかも。ジェラルディーナはお母さんジェンティルドンナですが、お婆ちゃんがドナブリーニなのでこちらも2200ｍはやや長い印象。外からスムースなのはレッドジェネシスとディアマンミノルですが、この2頭はL1が12秒台まで減速しないと届かない可能性が高い。
前走屈腱炎明けの中山金杯で4着に伸びてきたタガノディアマンテ、内をロスなく回って直線スムースなら届くかも。ユーバーレーベンは直線でコースが空くかどうかですね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎レッドガラン ・心肺機能はやや低い、パワーは高い、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料：・・・。 悪材料：クラス負けの危険、騎手不安。
調教データ
今回：栗東坂路41.8-11.7，単走持ったまま、バランス良い。
7歳にして勢いがありますね、前走中段のやや前から押し切ったパワーは、阪神2200mでも生きるはず。斎藤騎手ですが逃げ馬ではないので大きな不安はないと思います。母系はダンス一族なので初めての2200mですが、むしろ長い方が合うのではないかと思います。
○アフリカンゴールド ・心肺機能は低くはない、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや低く、持続力はやや高い。
好材料：距離適性。 悪材料：クラス負けの危険。
調教データ
今回：栗東w37.4-12.1，単走強め、バランスは良い。
2021年鳴尾記念：栗東w38.0‐11.7、単走強め、バランスは良い。10着。
2020年宝塚記念：栗東w38.6-12.5、単走やや強め、バランスは良いが伸びはイマイチ。18着。
2走前から国分騎手が前に行くレースをして好走しています、逃げ馬不在なので逃げがなくとも2番手はあると思います。中日新聞杯でスローからの5F戦を2着に好走しているので、スムースなら開幕週の馬場も味方するはず。
▲タガノディアマンテ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力は低い。
・トップスピードの質は低く持続力は高い。 ・血統的に重馬場は合いそう。
好材料：コース適性。 悪材料：クラス負けの危険。
調教データ
今回：栗東坂路38.4-12.2，単走やや強め、バランスは良い。
前走屈腱炎明けでしたが4着に好走、今回は内枠ですし頭数も多くないので、出して行けば中段辺りは取れるはず。1枠から外へ行くことはないと思うので、開幕週の恩恵もあるはず。休み明け2走目で上積みも期待して。
△ユーバーレーベン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料：距離適性。 悪材料：休み明け。
調教データ
今回：美浦w38.5-11.9，単走持ったまま、バランス良い。
2021年ジャパンC：美浦w38.1-11.9，持ったまま併入、バランス良い。6着。
秋華賞：美浦w38.1-11.9，持ったまま半馬身先着、バランス良い。13着。
オークス：美浦w38.7-12.1，やや強め、バランス良い。1着。
阪神JF：美浦坂路38.6-12.5、持ったまま併入、バランス良い。3着。
以下手塚調教師のコメントです
オークス馬ですからこの中では格上、次走は海外の話もあるのであっさり勝ってもらわないと困るのですが・・・。この馬は休み明けが良くないんですよね、フラワーCが1番人気3着、秋華賞は5番人気で13着とレースになりませんでした。休み明け2走目のジャパンCでは6着、内容は明らかに秋華賞よりも良かったですし、休み明け3走目のオークスを勝ち切っています。手塚調教師はデビュー以来一番の出来と言っていますが・・・。
フローラS 3着「動きはよかったし、時計も予定通り。体もいい感じです。今週はすべてにおいて前走よりいい」
オークス 1着「予定通りだよ。先週より全然いい。休み明けを2回使っているし、状態はとてもいい。前走2000メートルでもあれだけやれているから、距離が延びるのはいいと思う」
秋華賞 13着「今日は満足行く動きだったと思います。先週、2週前と比べても馬がやる気になっていますね。追い切りを重ねるごとに思った以上に良化していますし、十分整ったと思います」
ジャパンC 6着「いつも気持ちの方が大切な馬。今日も競馬へのモチベーションを上げていくことをメインでやった。レース後も脚の負担は問題なく、状態はアップしている。上積みというのはあると思う。東京2400メートルが一番力を発揮できるコースであるのは間違いない。ジャパンCというレースは強い馬が出てくるので胸を借りるつもりですが、この馬の適性にかけてみたい。3歳牝馬ということで斤量も恵まれているので、そこにも望みを託したい。順調にレベルアップしています」
京都記念「６ハロンから速い時計になるよう追った。馬場状態を思えば上々。状態はデビュー以来一番じゃないかな。問題はいつ輸送するかだ。金曜にと思っていたが、雪で高速が通行止めになるかも…。木曜に運ぶかもしれない」
秋華賞の時でさえ「十分整った」と言っているので、話半分に聞いておいた方が良いと思います。
★サンレイポケット ・心肺機能はまぁま、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料：距離適性。 悪材料：休み明け、コース相性。
調教データ
今回：栗東坂路39.6-12.0，一杯併入、バランスは良いが見劣り。
2021年ジャパンC：栗東坂路39.1-12.2，強め併入、バランス良いが見劣り。4着。
2021年天皇賞(秋)：栗東坂路40.0-12.2，強め3馬身先着、バランスは良い。4着。
2021年毎日王冠：栗東坂路38.7-12.4，持ったまま半馬身先着、バランス良い。6着。
2021年鳴尾記念：：栗東坂路37.7-12.0，強め併入、バランスは良い。6着。
2021年金鯱賞：栗東坂路39.8-12.4，強め半馬身先着、やや右傾でバランスまぁまぁ。6着。
2021年日経新春杯：栗東坂路38.6-12.6，単走やや強め、右傾でバランスまぁまぁ。4着。
2020年アルゼンチン共和国杯：栗東坂路39.0-12.3，単走強め、やや右傾でバランスまぁまぁ。6着。
2020年毎日王冠：栗東坂路38.0-12.6、単走強め、やや右傾だがリズム良くバランスまぁまぁ。3着
2020年新潟記念：栗東坂路38.5-12.4，単走やや強め、バランス良い。3着。
昨秋は天皇賞(秋)、ジャパンCとGⅠで連続4着でした、共に左回りなので右回りは不安ですね。それ以上に休み明けは良くなく、直近でも毎日王冠で凡走しているので、力はあると思いますが不安が大きいです。
☆レッドジェネシス ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料：距離適性。 悪材料：クラス負けの危険。
調教データ
今回：栗東w38.0‐11.8、強め併入、バランス良い。
菊花賞：栗東w39.7-12.0，単走持ったまま、バランス良い。13着。
ダービー：栗東芝37.6-11.9，単走持ったまま、バランス良い。11着。
雨量が多くなればチャンスですね、神戸新聞杯2着、京都新聞杯1着からもⅬ1で時計が掛かれば届くと思いますが。
Xジェラルディーナ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料：・・・。 悪材料：距離延長。
調教データ
今回：栗東w39.4-11.3，単走持ったまま、バランス良い。
この馬は前走2000mへ延長して取りこぼして、更に1F延長してきました。お母さんジェンティルドンナのイメージがあるので、中距離で期待してしまいますが、この馬のお婆ちゃんはドナブリーニで、1200mで良かった馬です。距離不安から最後に垂れてしまうような気がします。