金曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
<雨の中で競馬を施行したことにより、3コーナーから4コーナーの内柵沿いに軽微な傷みがあります。>
金曜日の馬場状態は良馬場、先週は土日が良馬場でしたが、月曜日は重馬場まで悪化していました。金曜日に散水しているし、気温も高くはないのでパンパンの良馬場で、高速馬場というよりは、標準からやや高速くらいの馬場を想定しています。先週の毎日王冠では直線が内の方が優位のように見えました。2枚目の画像は昨年の府中牝馬S、L2標識付近です。上位3頭は全て内を通しているので、昨年も内優位だったはずです。今年は月曜日に雨の中でレースが行われたので、変化している可能性はありますが、エクイターフはかなり丈夫なので、変わらず内優位で予想しました。
◎ルージュエヴァイユ
○コスタボニータ
▲アンドヴァラナウト
△ディヴィーナ
★イズジョーノキセキ
☆ルージュスティリア
Xプレサージュリフト
3連複 ⑤=①③⑥⑦⑨⑫=①③⑥⑦⑨⑫ 15点
逃げるのはアンドヴァラナウトの可能性を考えました。近走は後ろからで届かないレースが続いていますが、1勝クラスでは逃げたこともありその時は2着、2022年の阪神牝馬Sでは先行して2着と好走しています。今回鮫島駿騎手へ乗り替わるので、現状を打破するためにも逃げの指示が出ているのではないかと。
アンドヴァラナウトが逃げられなければ、普段から先行しているルージュエヴァイユが逃げ体勢、中段の前からコスタボニータ、前走の関屋記念ではスタート決めて先行したディヴィ―ナ。中段のやや前からルージュスティリア、中段からエリカヴィータ、ストーリア、ファユエン。
プレサージュリフトが中段のやや後ろからで、その外にフィアスプライド。中段の後ろからライラック、シンリョクカは外目の枠からポジションが取れるかどうかで、行き脚がつかないと後ろになる。イズジョーノキセキはスタートはソロっと出して、最内を狙う岩田康騎手らしい競馬をするのではないかと。
前に行きたい馬が少なく、スタート五分に出ればどの馬にも逃げる可能性はありますね。アンドヴァラナウトが一番可能性が高いと思いますが、この馬はスタートで遅れることもある。なので普段から先行してるルージュエヴァイユ、横山武騎手なので思い切った騎乗をする可能性があります。いずれにしろ逃げ争いはないし、押し出されるような逃げになると思うので、ペースは上がらず、スローからの3F戦、もしくはスローからの4F戦になりそう。
4コーナーです、アンドヴァラナウトが逃げるにしろ、ルージュエヴァイユが逃げるにしろ、この辺りからペースが上がるはずで、隊列に大きな変化はないと思います。後ろは中目に出す馬が居るはず、フィアスプライドはファユエンを交わしに行くかも。
直線L1標識付近です、アンドヴァラナウト、ルージュエヴァイユ、ディヴィ―ナ、ルージュスティリアが並んで先頭列。コスタボニータが2列目で、その後ろからエリカヴィータ、イズジョーノキセキが内からですね。外からになりそうなプレサージュリフト、フィアスプライド、シンリョクカは馬場次第になりそう。この3頭は毎日王冠のソングラインとシュネルマイスター程、力が抜けているわけではないので、馬場のわずかな差が大きなハンデになりそうです。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ルージュエヴァイユ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。
エプソムCで同コースを2着していますね、この時も2番手先行で同斤量のジャスティンカフェに差されただけで、しっかり粘りました。ややハイペースバランスで粘った心肺機能と持続力は高評価だし、条件戦ですがユートピアSも同コースで差し切り。この時はスローからの3F戦で上がり32.9とトップスピードの質も見せています。なので非常にバランスの良い馬で適性の幅が広い。メイSのようにドン詰まりや重馬場の愛知杯のように適性外のレース以外は、安定した着順が望めると思います。
○コスタボニータ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
同コースのメイSで6着でしたが、スローからの3F戦で切れ負けしました。この馬はイスラボニータの産駒で、お父さんによく似て瞬発力やトップスピードの質は高くない。パワーと持続力で勝負するタイプで、前に行けるので自分の展開を作りやすい。松山君が3走目なのでもう掴んでいるはずだし、ルージュエヴァイユの横山武騎手も3F戦よりは、4F戦くらいにすると思うので、展開的には合うと思います。
▲アンドヴァラナウト ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は高い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は今のところまぁまぁ。
好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。
近走前に行けずに凡走していますが、昨年の阪神牝馬Sまでは前で勝負していました。勝ち切れなかったために後ろからを試したようですが、届かないレースばかりなので、逃げ馬不在のここでは前に行く可能性があると思います。鮫島駿騎手なら調教師の指示に従うと思うので、促して前に行けば粘り込める可能性はあると思います。
△ディヴィーナ ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
前走はスタート決めて先行粘り込み、中京記念とヴィクトリアMでは後ろからになり2,4着に好走と、一見適性の幅が広いように見えますが、前走はややスローバランスだったので心肺機能は不安。連続して2着なので、今度こその思いはあるはずで前よりも中段辺りからになり、直線のコース取りも難しくなりそうですね。先行してしまえばチャンスはあると思いますが。
★イズジョーノキセキ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:近走の不振。
近走は不振ですが、クイーンSは57㎏背負って0.4秒差はまだまだやれる証明。昨年のこのレースを勝っているのでコース適性は良いし、岩田康騎手の継続騎乗なので内を狙うと思うので、馬場の良いコースを通すと思います。
☆ルージュスティリア ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、休み明け。
川田騎手の継続騎乗なので期待はできますが、クラス負けの危険はあると思います。前走躓きましたが3着でしたね、ただこの時はディヴィ―ナに1㎏貰っていたので、ディヴィ―ナ以上の評価はしにくいですね。
Xプレサージュリフト ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高く、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性。 悪材料:距離適性、クラス負けの危険。
骨折の影響で復帰が遅れたようで、半年ぶりのレースです。ノーザンF生産馬ですから仕上がりに不安はありませんが、この馬は中段よりも後ろから外を差してくる脚質。今の府中だと馬場の良くない部分を通りそうで、届かない可能性があります。