2024年阪神C 回顧。

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走破時計1:20.1   前半600m  34.5  上がり3F 34.4

まずは馬場状態ですが良馬場でした、走破時計1:20.1なので標準的な良馬場という感じですね。金曜日に散水しているので、4コーナーで含水率が上がりましたが、大きな影響はなかった感じ。直線は外の方が伸びていました。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

このラップ推移で差し切ったナムラクレアはレベルが違いますね。平均バランスですが、L1まで11秒台の半ばを連発しているので、本来なら前が止まらないはずです。これを差し切ったのはトップスピードの質の高さと、持続力の高さの表れ。

オフトレイルは後方からでしたが、3,4コーナーで内目を回して前に取り付きました。ここから直線のコースはギリギリ伸びる部分で、この馬よりも内だと伸びませんでした。このコース取りに助けられた面はありますが、この馬も高いトップスピードの質と持続力を見せましたね。

逃げたのはアサカラキング、マッドクールが2番手先行で、外からエトヴプレが上がってきて先行しました。中段の前からウイングレイテスト、ママコチャ。中段のやや前からシャンパンカラー。中段からウインマーベル、トゥラヴェスーラ、レッドモンレーヴ、ダノンマッキンリー。中段のやや後ろからソーダズリング、ダノンスコーピオン、ナムラクレア。中段の後ろからセリフォス、エイシンスポッター。後方からモズメイメイ、オフトレイル。ポツンとマテンロウオリオンという並びレした。

スタート早かったのはマッドクール、やや早かったのはトゥラヴェスーラ、ウイングレイテスト、アサカラキング、ウインマーベル、ママコチャ。五分に出でたのがソーダズリング、シャンパンカラー、ナムラクレア、エトヴプレ。モズメイメイが遅れて、マテンロウオリオンは躓いてしまいました。

マテンロウオリオンはスタートで躓いたことで、横山典騎手は馬の状態を確認するために、リカバリーせずにポツンでした。これは責められないですね。ナムラクレアは1F目と2F目で下げて行ったので、ここでは無理をしていません。なので残り1000mくらいを11秒台前半を連発していますね。

4コーナーです、アサカラキングが先頭で、エトヴプレが2番手。マッドクールが3番手で内から2頭目でした。ナムラクレアは内から4頭目を回しているので、距離ロスと馬場の悪さも克服しています。オフトレイルは内目で、距離ロスを最小限にして直線に入って行きます。

直線L2標識付近です、アサカラキングとエトヴプレが先頭で、マッドクールが先頭に並びかけます。ママコチャとウインマーベルが追走して、その後ろからダノンキングリー、レッドモンレーヴ。この2頭の後ろからナムラクレア。オフトレイルは4コーナーで内目を回して前との差を詰めました。ソーダズリングも最内を回して前との差を詰めました。

直線L1標識付近です、距離ロスを最小限にした内目の馬と、外からスムースだった馬が横にズラッと並んでいます。ソーダズリングが伸びてきて前から2列目、ナムラクレアが大外に出してここから伸びてきます。

ここからマッドクールが抜け出し押し切るところを、大外からナムラクレアが伸びて差し切り。オフトレイルが内目のギリギリのラインを通して伸び3着でした。セリフォスはトップスピードの質で見劣った感じ。ママコチャはこの辺りで苦しくなりました。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はナムラクレア、スタート五分に出て中段のやや後ろに下げましたね。前が飛ばす素振りを見せたので、ルメール騎手はあえて下げたんでしょうね。この馬自身は後半の1000mで11秒台前半を連発しているので、短距離においてはとんでもない持続力を見せましたね。届く位置に居ること、これがルメール騎手には出来るので、高松宮記念の制覇が見えてきました。

2着はマッドクール、この馬の得意パターンでしたが、ナムラクレアには格負けしましたね。休み明け2走目で上積みがあったし、この展開で負けたら仕方ないと思います。

3着はオフトレイル、この馬はスワンSで好走していますから、荒れている馬場は好相性ですね。直前に乗り替わりましたが、コースが空いたことで騎手不安はなかったし、間隔空けてもしっかり仕上がっていました。

4着はセリフォス、L1でナムラクレアに並ぶ間もなく交わされているので、トップスピードの質で見劣りましたね。この展開なら前に居た方が良かったと思います。まぁ無事に引退できて良かったと思います。

5着はママコチャ、この馬のレースはしていますが、L1で甘くなったので100m長い感じですね。1200mなら巻き返せると思うので、高松宮記念で期待ですね。

馬券の方はハズレ、オフトレイルを間隔空けを理由に嫌ってしまい抜けてしまいました。スワンSで好走していますから、黙って入れておけばよかったです。

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