<ミキノドラマー>
”2018年驀進特別”では内枠中段のやや前から、L2で一杯になり凡走。”2018年稲妻S”では4枠中段から外目に出して4着まで。”2018年飛翼特別”では稍重で15番枠中段大外から、ジリジリ伸びて3着まで。”2018年ルミエールOD”では13番枠中段中目から、重馬場でL1で12.1も掛かったことが良かった。”2019年韋駄天S”では13番枠中段大外から、ジリジリ伸びて3着。
「アイビスSDへ向けて」好材料:コース適正。悪材料:斤量2㎏増、高速馬場適性。
新潟1000直ばかり使う馬で3-2-2-9の成績、1200以上では1-0-0-13と1回しか連に絡んでいない、その1回が新馬戦なのでもう1000mでしか勝負する気が無いんだと思う。ただ1000mでもスピード負けすることが多く、2017年雷光特別は外枠でも57㎏を背負って55.2とスピードが足りなかった。韋駄天Sで54.2と重賞でも通用するタイムを出してきたが、この時は54㎏だったので、斤量の恩恵は大きいと思う。
好材料はコース適正だが、2㎏の斤量増で54秒フラットから53秒台を求められた時に対応できるかどうかは不安材料ですね。
<ライオンボス>・心肺機能は低く、パワーもそこそこ、瞬発力は低い。
・トップスピードの質は低く、持続力も低い。
・休み明け良くない。
”2018年7月函館500万条件”ではダート不良馬を逃げて辛勝、1000ⅿで息が持った。”2018年噴火湾特別”ではダート重馬場を逃げて凡走、この時は連闘。”2018年知立特別”では芝でスローバランスを2番手先行、4コーナーで一杯になり凡走、この時は半年ぶり。”2019年3月中山1000万条件”ではダート1200ⅿをハイペースバランスで4,5番手から、4コーナーで一杯になり凡走。”2019年驀進特別”では5番枠大外に出して逃げて圧勝、この時が53㎏。”2019年韋駄天S”では15番枠大外から逃げて圧勝、この時が53㎏。
「アイビスSDへ向けて」好材料:コース適正。内枠からでも外に切り込めるスタートの速さ。悪材料:斤量3㎏増。
心肺機能もトップスピードの質も持続力も低いので、1000直に矛先を向けたのは好判断だと思う。ダート1000を不良馬場で勝ち切ったので、適正は有ったのだろう。
1000直で2連勝とコース適正は良い、特に驀進特別で5番枠からスタート決めて、すんなり大外まで誘導できたのは大きな武器になる、このコースはどうしたって外優位だからね。悪材料としては斤量が一気に3㎏も増える点で、1000直で56㎏を背負うのは初めて。ここ2走は53㎏で走破タイムが54.1と53.9とほとんど変わらない、これを3㎏増えた斤量でも同じタイムを出せるのか、ココが最大の不安要素だと思う。
<ラインスピリット>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。
・トップスピードの質は低く、逃げ・先行から粘り込みタイプ。
・森騎手の時はスタートで右に寄れることがある。
・1200ベストで1400なら軽い高速馬場で。
”2017年CBC賞”ではハイペースバランスを中段から、直線はトップスピードの質で見劣り凡走。”2018年セントウルS”では重でハイペースバランスを先行して5着に。”2018年京王杯SC”では高速馬場で平均バランスを先行して5着。”2018年函館SS”ではハイペースバランスを中段の前から、直線はやや狭くなって伸びず。”2018年アイビスサマーダッシュ”ではスタートで躓き中段から、伸びない内を進めて凡走。”2018年セントウルS”では重馬場のハイペースバランスを離れた追走集団の先頭から、直線はトップスピードの質で見劣り5着。”2018年スプリンターズS”ではハイペースバランスを3,4番手最内先行、直線は残り100mまで待たされてしまったがバテ差して3着、この時は豊騎手。”2018年阪神C”稍重では平均バランスを2番手先行、直線はL1で一杯になり凡走なので1F長い。”2019年シルクロードS”ではハイペースバランスを離れた追走集団の2番手からで実質平均バランスくらい、トップスピードの質で見劣り凡走。”2019年阪急杯”では平均バランス先行、直線はトップスピードの質で見劣り凡走、スタートで寄れて他馬に迷惑もかけている。”2019年高松宮記念”ではハイペースバランスを中段の最内から、直線はトップスピードの質で見劣り凡走。”2019年CBC賞”では平均バランスを2番手先行、直線はL2で一杯になり凡走、この時が休み明け。
「アイビスSDへ向けて」好材料:休み明け2走目、コース適正はまぁまぁ。悪材料:今年になって全く連に絡めていない。
最近の好走は昨年のスプリンターズSの3着で、これを含めて2018年淀短距離S、2017年タンザナイトSと連絡みしたレースは、レースのL1ラップが12.0以上かかった時、トップスピードの質が低いのは高松宮記念でも見せていて、このレースのL1は11.5だった、この時は中段からで、後ろからショウナンアンセムにも並ぶ間もなく交わされてしまった。心肺機能と持続力は十分持っているが、なぜかハイペースで逃げない、騎手がこの馬の特性を理解していないか、ペースを理解していないか。
新潟1000直は1-0-0-3と成績はあまり良くないが、2016年のルミエールODは外枠に入って勝ち切っている、この時は57㎏を背負っていたので今回と一緒なのはいいと思う。問題は8歳で今年は全く連に絡んでいないどころか、4走全て大敗と力が落ちてきた可能性は否定できない。外枠を引ければ無視はできないが、内枠では印を回せないかな~。
<ラブカンプー>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。
・トップスピードの質は低く、ハイペースバランスを粘り込むタイプ。
・重でも走る。・使い減りしないが、休み明け良くない。
”2018年セントウルS”重馬場ではハイペースバランスを2番手から2着、この時の1着がファインニードル。”2018年スプリンターズS”稍重ではハイペースバランスを2番手から2着、この時の1着がファインニードル。”2019年シルクロードS”ではハイペースバランスを2番手から、かなり馬場が重くオーバーペースで凡走、この時が休み明け。”2019年オーシャンS”ではハイペースバランスをやや離れた追走集団の先頭から、L2で一杯になり凡走。
「アイビスSDへ向けて」好材料:昨年2着のコース適正。悪材料:昨年から斤量4㎏増、今年になってすべて殿負けの体調。
2018年のセントウルS、スプリンターズSとハイペースバランスをしっかり粘って2着と、心肺機能を見せてきた。ショウナンカンプの産駒で使い減りしないことも、2018年にアイビスSDからスプリンターズSまで好走を続けたことでもハッキリしている。
昨年は51㎏だったがいきなり2着と、コース適正を見せたのは好材料と見ていいと思うが、近走がいかんともしがたいほど良くなくて全て凡走、すべて殿負け。負け方も良くなくて、オーシャンSと高松宮記念ではL2で一杯になってしまったので、実質800ⅿまでしか走れていないことになる。これではいくら1000ⅿへ短縮しても期待はできない。