下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。
<ピクシーナイト>・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
レース名 | 着順 | 内容 |
新馬戦 | 1着 | スローバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。 |
秋明菊賞 | 3着 | ハイペースバランスを出遅れ後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。 |
シンザン記念 | 1着 | ややハイペースバランスを逃げ切り。 |
アーリントンC | 4着 | 重馬場で平均バランスを逃げて4着。 |
総評 | ||
秋明菊賞では出遅れ後方から、スムースだったが届かなかったのでトップスピードの質が低いことを見せた、L1まで差を詰めているので持続力は見せた。シンザン記念ではややハイペースバランスを逃げ切り、心肺機能と持続力を見せたし、このレースの2着はファルコンS1着のルークズネスト、3着はニュージーランドT1着のバスラットレオン、4着がアルテミスS2着のククナなので、レースレベルを考えても高評価で良いはず。アーリントンCでは重馬場で逃げて4着、直線入り口で若干バランスを崩すシーンがあったので、右回りが苦手なのかもしれないし道悪も悪影響かもしれない。 |
「NHKマイルCへ向けて」好材料:休み明け2走目、距離適性。 悪材料:初輸送。
好材料は休み明け2走目での上積みで、前走は3カ月強の休み明けでマイナス6㎏、この影響がどこまでかは分からないが、一叩きされての上積みは期待できると思う。距離適性はシンザン記念で好走したことで良さを見せた、相手は上記したように重賞で結果を出しているメンバーだったので、クラス負けの危険もないと思う。前走の負け方が道悪の可能性もあるが、右回りが影響したのならば府中は好材料になる。悪材料は初輸送で、牡馬なので神経質になる必要はないと思うが、一応は不安材料。
適性:松
<ホウオウアマゾン>・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
”新馬戦”では稍重で平均バランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線入り口で前が壁になってから粘って2着。”未勝利戦”では重馬場でややハイペースバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し1着。”野路菊賞(中京)”ではスローバランスを逃げ切り圧勝。”デイリー杯2歳S(阪神)”ではややスローバランスを逃げ体勢から2番手で折り合い、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し2着。”朝日杯FS”ではハイペースバランスを中段やや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”アーリントンC”では重馬場で平均バランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。
「NHKマイルCへ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:初輸送、反動。
<心肺機能について>未勝利戦ではややハイペースバランスを2番手先行で押し切っている、L1でもう一伸びと言うか他馬が垂れたところを踏ん張ているので、心肺機能は高いはず。アーリントンCでは重馬場で平均バランスを2番手先行から押し切り、心肺機能は高いものを見せた。
<パワーについて>未勝利戦が阪神でL1部分で後続を突き放しているので、パワーは十分にある。野路菊賞でも中京のL2区間で後続を出し抜いているので、ここでもパワーを見せた。
<瞬発力について>野路菊でスローバランスを逃げてL2最速、この地点は上り坂で後続に2馬身程差を付けているので、出し抜くだけの瞬発力は持っている。
<トップスピードの質について>野路菊Sでスローバランスを逃げてL2最速10.9、この日は6R1勝クラスでL2が11.1なので、まぁまぁの評価で良いと思う。デイリー杯2歳SのL2区間ですぐ後ろに居たレッドベルオーブに並びかけられた、この区間は10.9のラップでこれは自身のもの、レッドベルオーブのラップは目視推定だが10.7くらいなので、トップスピードの質で若干見劣った感じ。朝日FSではスタートでバランスを崩してしまい中段のやや前から、直線スムースだったが全く伸びなかったのでトップスピードの質で見劣った。
<持続力について>未勝利戦がL1の坂部分で後続を突き放したし、野路菊賞でも3F戦でL1までしっかり、デイリー杯2歳Sでも中緩みの無い展開でレッドベルオーブとクビ差同タイム、持続力の高さはかなり高いはず。
<その他について>朝日FSで凡走しながら休み明けのアーリントンCを快勝したので、連続好走しないタイプかもしれない、特に間隔を詰めている時は注意が必要。
好材料は距離適性でマイル戦は3-2-0-1と好相性。デイリー杯でレッドベルオーブとタイム差なので、クラス負けの危険はないと思う。悪材料は初輸送で、牡馬なので神経質になる必要はないと思うが一応不安材料。朝日FSで9着に凡走した理由が反動ならば、前走休み明けで快勝、それも重馬場での好走だったので反動は不安材料。
適性:竹
<ランドオブリバティ>・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
”新馬戦”では不良馬場でスローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。”芙蓉S”ではスローバランスを離れた追走集団の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し圧勝。”ホープフルS”ではスローバランスを逃げて4コーナーで逸走して競争中止。”きさらぎ賞”ではスローバランスをスタートから遅れて後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに3着まで。”スプリングS”では重馬場でややスローバランスを中段やや前から掛かっていた、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったがL1で失速凡走。
「NHKマイルCへ向けて」好材料:・・・。 悪材料:気性難、クラス負けの危険。
<心肺機能について>現状では不明。
<パワーについて>芙蓉SでL1の坂をものともせず押し切り圧勝しているので、パワーは十分にある。
<瞬発力について>新馬戦が新潟の不良馬場で、L2で0.7の加速をしているのでまぁまぁの評価で良いと思う。
<トップスピードの質について>芙蓉SのL2が11.5なので、まぁまぁの評価。
<持続力について>芙蓉Sがスローからの4F戦になっていて、これで圧勝なので持続力は高い。
<その他について>ホープフルSでは押し出されるように逃げてしまい、4コーナーで逸走して競走中止。この馬は4月生まれで478㎏だったので、精神的にも肉体的にまだ幼かった可能性がある。きさらぎ賞ではスタートでぶつけられて後方から、掛かっていて折り合いを欠いたためか、直線スムースだったが伸びずに3着だった。スプリングSでは重馬場でも掛かっていて、L1で失速しているのでペースが遅く、折り合いが付けられない。
好材料はなし、これまでのレース振りを見ると前半ペースが遅いと掛かってしまう、マイルへ短縮になるしNHKマイルCは流れることが多いので、前半45秒台ならば折り合えるかもしれない。悪材料は気性難で、前走は重馬場でも掛かっていたので、ペース次第では再度掛かって凡走するかもしれない。重賞では結果を出していないので、このクラスで通用するかは未知数。
適性:竹
<リッケンバッカー>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
レース名 | 着順 | 内容 |
2020年11月未勝利戦 | 2着 | スローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。 |
2020年12月未勝利戦 | 2着 | ややハイペースバランスを2,3番手先行、3,4コーナー内目を回して直線やや待たされたが2着まで。 |
2021年3月中京未勝利戦 | 4着 | 重馬場でスローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず4着。 |
2021年3月阪神未勝利戦 | 1着 | スローバランスを中段やや前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに押し切り。 |
アーリントンC | 2着 | 重馬場で平均バランスを中段やや前から、3,4コーナー内目を回して直線進路変更してから伸びて2着。 |
総評 | ||
未勝利戦を見ると”先頭に立ちたくない病”を患っている感じで、特にL1で前を抜きたがらない感じがある。中京の未勝利戦ではスムースだったが届かずの4着で、トップスピードの質がキレッキレではないことを見せた。勝った未勝利戦ではルメール騎手の継続騎乗で、ショート捲りで早目に先頭に立ってしまう作戦が見ごとに嵌った、ただL1では差を詰められているので先頭に立つと力を抜いているのかもしれない。何しろ11月の未勝利戦ではルークズネスト相手にクビ差なので、未勝利戦でモタモタしている馬ではないはず。アーリントンCでは直線入り口から縦の並びで1着ホウオウアマゾン-3着レイモンドバローズ-2着リッケンバッカーという並びで、外に進路変更してからホウオウアマゾンを目標に出来たことでしっかり伸びた。 |
「NHKマイルCへ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:初輸送、使い詰め。
好材料は距離適性で、マイル戦は1-3-0-2と前走のアーリントンC2着を含めて好相性。前走はホウオウアマゾン相手に0.2差だったが、直線入り口で進路変更させられたので、スムースならもっと差は少なかったはず、11月の未勝利戦でもルークズネストとクビ差なのでクラス負けの危険はないと思う。悪材料は初輸送で、牡馬なので神経質になる必要はないが一応不安材料。今年は3月から始動して短い期間で4走目になる点も、使い詰めで疲労が抜けるかどうかで悪材料になると思う。1着はないかな~。
適性:竹