2021年朝日杯FS　予想。前に居た方が良さそう。

 

 

土曜日の馬場情報　稍重　　Bコース

土曜日は稍重スタートで、7Rに良馬場に回復しました。2Rの2歳未勝利戦は稍重でしたが、Ⅼ2で10秒台に入っているので、馬場はどんどん乾いて行きましたね。含水率を見ると金曜日の朝の時点では12.2と11.1％だったのが、土曜日の朝には11.7と10.6％に回復、ゴール前も4コーナーも0.5％回復しているので、明日も同じように回復すると予想すると、11.2と10.1％の含水率になりますね。先週の日曜日は10.5と9.6％なので、先週程には軽くないと思いますが、それでもやや高速くらいの馬場にはなると思います。

先週はハッキリ外優位の馬場でした、直線は内から5頭目くらいが堺になっています、内はナミュール以外伸びていないので、今週も同じように外優位だと思います。土曜日の10R甲東特別は1頭逃げていますが、1，2着は中段の前に居た馬でした。3着セントウルは上がり最速33.1でしたが、届かなかったのである程度前に居ないと勝ち切れないかも。

 

◎トゥードジボン

○セリフォス

▲カジュフェイス　　　　　　　　　　　　　　    

△ジオグリフ 　　　　　  　　　　　　　　　  

★ドーブネ                        　　　　　　   

☆トウシンマカオ　　　　　　　　　　　　　　　　　

馬連 ④⑭＝①④⑪⑫⑬⑭　9点

3連単 ④⑭ー①④⑬⑭ー①④⑪⑫⑬⑭　24点

 

 

逃げるのはドーブネ、2番手先行にカジュフェイス、オタルエバー。中段の前からドウデュース、中段のやや前からプルパレイ、セリフォス。中段からトゥードジボン、トウシンマカオ、ダノンスコーピオン、中段のやや後ろからアルナシーム、スプリットザシー、中段の後ろからセッカチケーン、ヴィアドロローサ、ジオグリフ。後方からシンリミステという並びを想定。

先週に引き続き2歳のGⅠで出走回数が少なく、展開予想は難解です。逃げると思うのはドーブネ、前走スタートは五分で決して良くはなかったのですが、二の足が速く直線でも0.3秒引き離しているし、吉田隼騎手の継続騎乗なので逃げの手に出ると思います。カジュフェイスとオタルエバーも何が何でも行くことはなさそうだし、ドウデュースも豊騎手なので無理はしないと思います。あとはプルパレイですね、ミルコが乗っているのにスタートが良い馬ですが、逃げ争いはしないはずで出たなりでしょう。

セリフォスが中段の前辺りから、前走のデイリー杯2歳Sではスタート五分に出ましたが、手綱を引いて下げて行きました。本番前に差す競馬を覚えさせたかった感じで、内枠引いたので出たなりで中段の前からの、好位差しを狙ってくるでしょうね。トウシンマカオ、ダノンスコーピオンが中段で、その外にトゥードジボンが折り合えるかどうか。ジオグリフは前走スタートがやや遅かったので、あえてリカバリーせず前走のようなレースを狙ってくるかも。

ペースについては結構流れる可能性を考えています、1400mを逃げ切ったドーブネ、カジュフェイス、オタルエバーで、この3頭はハイペースや平均バランスで結果を出しているので、スローに落とす可能性は低いと思うのですが・・・。平均バランスくらいでも馬群は縦に伸びずに、固まる感じだと思うのですが、セッカチケーンは小倉で芝スタートを前に行っていないので、置かれるかもしれませんね。

 

 

4コーナーです、中緩みがあればジオグリフが捲り上がるでしょうね。隊列自体は大きな変化はないと思います、豊騎手も早仕掛けはないと思うし、ミルコも先週のイメージがあるので動かないでしょうね。ダノンスコーピオンは動いた方が良いかもしれませんが、内に居れば動くに動けないですからね。

 

 

直線L2標識付近です、ドーブネが外に流れながら直線に入るはずで、この地点で馬群は大きく外に広がるはず。なのでコースが空かずに詰まる馬は居ないと思います。オタルエバー、ドウデュース、ジオグリフが上がってきて、ここからⅬ2区間で速いラップを求められると思います。11秒台の前半から10秒台に入るラップが求められると、トップスピードの質が高くない馬は苦しくなるはず。ただこの地点は下り坂なので、L2区間で一気に前に行ける馬は居ないと思います。逆にトップスピードの質で見劣る馬が脱落していくでしょうね。

 

 

直線L1標識付近です、ここからの登り区間はパワーが問われますが、Ⅼ2で10秒台に入るようだと、L2で一杯になる馬も居るはず。なのでトップスピードの質とパワーを両立していないと苦しいと思います。ジオグリフは流れた中で外から動くとかなり消耗するはず、その状態でL2が10秒台に入ると苦しいかも。先週の阪神JFでベルクレスタが苦しくなっているので、同じようなレースになると危ないですね。

流れるようなら前に居て1400mの持ち時計が速いドーブネ、カジュフェイスの粘り込み。スローや中緩みが大きい展開ではジオグリフやセリフォスに展開が向きそう。トゥードジボンは折り合いが付くかどうかですね。

 

では1頭ずつ見ていきます。

◎トゥードジボン　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は高い。　　　

・トップスピードの質は高く、持続力はやや高い。

好材料：コース適性。　悪材料：クラス負けの危険。

調教データ

今回：栗東w38.4-11.4，単走やや強め、バランス良い。

折り合いに難を抱えていて、新馬戦では終始掛かりっぱなしで3着、この時の1着がセリフォスで0.5差だったので、折り合いが付けば逆転できるのではという評価。未勝利戦①の前半で、とんでもないトップスピードの質を見せているので、それを後半引き出せれば一発あってもおかしくないと思います。藤岡佑騎手も思うところがあるでしょうし、ここで情けない騎乗をするようだと、今後も乗り替りの憂き目にあうと思うので意地を見せて欲しいですね。

 

○セリフォス　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力はかなり高い。

好材料：コース適性。　悪材料：特になし。

調教データ

今回：栗東w40.1-12.3，単走持ったまま、バランス良い。

前走は意図的に下げて競馬を教えるような内容でした、4コーナー出口で大きく外に膨れましたが、内枠だし外に馬を置けば大丈夫でしょう。クリスチャン・デムーロ騎手へ乗り替りは問題ないし、コース適性も良いので軸に最適だと思います。

 

▲カジュフェイス　　・心肺機能はやや高い、パワーは有る瞬発力は低い。　

・トップスピードの質は不明、持続力は高い。

好材料：・・・。　悪材料：クラス負けの危険。

調教データ

今回：栗東坂路38.0-13.3，単走持ったまま、バランス良い。

近2走が後続に差をつける圧勝で、特に2走前の未勝利戦では1:21.2という好タイムでした。昨年は1分20秒台の持ち時計があったグレナディアガーズが圧勝しているので、1400mを好タイムで勝ってきたこの馬に期待です。

　　　　　　　　　　　　　　    

△ジオグリフ　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：・・・。　悪材料：初輸送。

調教データ

今回：美浦w38.3-11.9，持ったまま併入、バランス良い。

札幌2歳Sはロング捲りが決まって圧勝でした、とんでもない持続力を見せたし、新馬戦ではトップスピードの質も見せているので、力を出し切れば大丈夫だと思いますが。外枠なので、スタートで後手を踏んで無理やりなまくりになると、L1で力尽きそうですが。　　　　　  　　　　　　　　　  

★ドーブネ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは不明、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：・・・。　悪材料：距離適性、クラス負けの危険。

調教データ

今回：栗東w38.0-11.9，単走持ったまま、バランス良い。

土曜日の馬場を見る限り前に居た方が良さそうだし、1400mの持ち時計も1:21.4とまずまず。前走0.3秒離して勝っているので、逃げなくても前に居れば残る可能性はあると思います。吉田隼騎手もソダシショックから立ち直らないと、有馬記念でも乗り替りの憂き目にあうようだし、来年にも響くと思うので思い切った騎乗を期待したいですね。

                        　　　　　　   

☆トウシンマカオ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは不明、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料：距離適性。　悪材料：初輸送、クラス負けの危険。

調教データ  

今回：美浦坂路38.6-13.0，強め半馬身先着、バランスは良い。

前走の京王杯2歳Sが2着で、この時の3着が阪神JFで2着になったラブリイユアアイズですから、ここでもクラス負けの危険はないでしょう。お兄ちゃんにベステンダンクが居るので距離も持つはずだし、戸崎騎手の継続騎乗もプラスだと思います。