2022年マイラーズC　予想。人馬ともコース適性が高いコンビから。

土曜日の馬場情報　重馬場　　Bコース

＜向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です。＞

土曜日は良馬場でした、10R丹波特別2勝クラスのマイル戦では、走破時計1:33.8で上がり3F最速は33.2でした。このレースでは外差しが決まったように見えましたが、1着のシャイニングフジは3，4コーナー内から2頭目、2着のゲバラは内から3頭目でした。ゲバラは0.4秒離されたし、上がり3Fもシャイニングフジに対して0.5秒遅かったので、内から2頭目が良さそう。11R難波S3勝クラスの1800mで1:44.7、上がり3F最速は33.3です。このタイムなので高速馬場ですね、このレースの1着サターンは中段の後ろから差し切りましたが、このレースは少頭数で全馬内から2頭目でした。中段の後ろと言っても少頭数で、直線入り口では前から4頭目くらいでした。これは10R丹波特別を勝ったシャイニングフジも一緒で、直線入り口では前から4頭目くらいでした。なので後ろからだと届かない可能性が高く、直線入り口で前から4頭目辺りに居ないと届かないかも。

◎ファルコニア

○シュリ

▲レッドベルオーブ　　　　　　　　　　　　　　    

△エアファンディタ 　　　　　  　　　　　　　　　   

★ホウオウアマゾン                        　　　　 

☆ソウルラッシュ       　　　　　　　　　　　　　　

Xカラテ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＊エアロロノア  　                                

馬連 ③＝④⑤⑦⑨⑩⑫⑬　7点

3連複 ③＝④⑤⑦⑨⑩⑫⑬＝④⑤⑦⑨⑩⑫⑬　21点

逃げるのはシュリ、2番手にホウオウアマゾン、ダイワキャグニー。中段の前からファルコニア、中段のやや前からレッドベルオーブ、ソウルラッシュ、中段からヴィクティファルス、エアロロノア、中段のやや後ろからベステンダンク、カラテ。中段の後ろからレインボーフラッグ、サトノアーサー、後方からエアファンディタ、ケイデンスコール、ロードマックスという並びを想定。

何がなんでも逃げたい馬は居ません、ベステンダンクが逃げたいと思うのですが、スタートが遅く内枠に入ってしまったので、前を塞がれて逃げられないと思います。シュリは秋山騎手に乗り替わり、谷川岳Sで逃げ切った時のコンビなので、スタートさえ出れば逃げると思います。ダイワキャグニー三浦、ホウオウアマゾン坂井騎手は積極的な騎乗をしないので、前には行くと思いますが逃げを主張はしないと思います。

ファルコニアがスタート良く中段の前、最内ではなく内から1.5頭目あたりで、いつもの川田ポジションですね。レッドベルオーブは内目の枠から最内、前に馬を置ければ折り合いは付くと思います。その外にソウルラッシュ。ヴィクティファルスが中段からで、その外にエアロロノア、幸騎手の継続騎乗なので前走と同じような位置取りだと思いますが、外目の枠なので馬群の切れ目に入れるかどうかですね。カラテは内に閉じ込められたくないと思うので、切れ目から外に出す位置取りだと思います。エアファンディタ、ケイデンスコール、ロードマックスがいつも通り後方からだと思います。

4コーナーです、シュリが先頭でホウオウアマゾンとダイワキャグニーが続き、ファルコニアがそろそろ外を伺う感じ。レッドベルオーブがファルコニアを追いかける形で、ソウルラッシュはその外で内から3頭目を回しそう。エアロロノアとカラテも内から3頭目を回しそうで、この距離ロスが直線に響くかどうか。ロードマックスとケイデンスコールも外を回しそうですね。エアファンディタは松山騎手なので、外へは行かずに中目を捌くコースを選択すると思います。

シュリのペースですが、谷川岳Sではスローからの4F戦、新潟でL4が11.5なので実質3F戦くらいですね。2番手になりそうなホウオウアマゾン坂井騎手とダイワキャグニー三浦騎手も競り掛けることはないと思うし、スローからの3F戦くらいになりそうですね。このペースだと普通は馬群が凝縮しそうですが、ケイデンスコール、ロードマックスは末脚勝負で押し上げる動きはないと思うし、エアロロノアは幸騎手なのでL4からの先捲りもないと思います。カラテの菅原騎手は動く可能性がありますが、外を回すリスクを取るかどうか微妙なところ。

直線L2標識付近です、シュリが先頭でホウオウアマゾン、ダイワキャグニーが続き外からファルコニア。レッドベルオーブが続き、その外にソウルラッシュ、エアロロノア。内からヴィクティファルスが中段辺りから。後ろからカラテ、ケイデンスコール、ロードマックスが外から。エアファンディタは中目から末脚勝負ですね。

直線L1標識付近です、シュリがどこまで粘れるか。外からファルコニアが抜け出しを図り、ホウオウアマゾンはトップスピードの質でやや遅れそう。レッドベルオーブがファルコニアに続きスムースのはず。エアファンディタが中目を捌きながらで、どこまで伸びるか。外からのエアロロノア、カラテは3，4コーナーで内から2頭目で我慢できれば伸びると思いますが、内から3頭目を回すと距離ロスもあり伸びがイマイチになりそう。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ファルコニア　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高い、持続力はやや高い。

好材料：コース適性。　悪材料：クラス負けの危険。

人馬ともにコース適性が非常に高く、今の馬場も洛陽Sで1:32.1で3着していますから対応可能、この時の1着がエアファンディタでしたが1㎏重かったので、同斤量で前残りの馬場なら逆転は可能だと思います。

○シュリ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

好材料：コース適性。　悪材料：クラス負けの危険。

近2走はスタートで遅れて後方からになって届かずですが、隣の馬の影響もあったのでスタート出れば逃げる可能性はあると思います。秋山騎手とは谷川岳Sで逃げ切ったコンビですし、今の内・前優位の馬場なら粘り込みも。

▲レッドベルオーブ　　・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

好材料：コース適性、休み明け2走目。　悪材料：クラス負けの危険。

前走は休み明けで掛かってしまい凡走、デイリー杯を勝っているのでコース適性は良いし、内目の枠を引けたので折り合いも付きそう。休み明け2走目で上積みも期待出来るし、岩田望騎手が詰まらなければ。

△エアファンディタ　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：コース適性、休み明け2走目。　悪材料：特になし。

 この馬は届くかどうかですね、洛陽Sでは届いていますが、この時はファルコニアに1㎏貰っていたので、同斤量ではどうでしょうか。あとはコース次第ですね。

★ホウオウアマゾン　　・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：騎手不安。

 今の内・前優位の馬場なら先行押し切りもありそうですが、如何せん坂井騎手はこの馬で差したい騎手、マイルCSでも控えて切れ負けしましたから、ここでもスローからの3F戦を容認すると危ないかも。

☆ソウルラッシュ　　・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

好材料：距離適性。　悪材料：クラス負けの危険。

マイルに短縮して3連勝してOP入りしてきました、ルーラーシップの産駒でキレッキレのトップスピードの質が期待できないことと、外目の枠を引いて3，4コーナーで内から2頭目を回せるかが不安ですね。持続力は見せているので、流れてくれればチャンスはあると思いますが。

Xカラテ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。

好材料：距離適性。　悪材料：初コース、転厩。

転厩初戦なので能力を出せるかどうか、距離適性は良いので3，4コーナーで内から2頭目を回せるかどうか。

＊エアロロノア　　・心肺機能は不明、パワーはある、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。

好材料：コース適性。　悪材料：蓄積疲労。

キングカメハメハ産駒の5歳なので、蓄積疲労からそろそろトップスピードの質が落ちてきそう。外目の枠なので3，4コーナーで内から2頭目を回せるかどうか。