2019年東京新聞杯 全頭評価

過去5年3着以内15頭中複数回馬券になった種牡馬は、ディープインパクト6回、キングカメハメハ2回。ペースは過去4年は前半がスローのバランス、2014年は重馬場で前傾ペースでした。展開は良馬場で行われた過去3年がスローからL3で急加速を問われる展開で、質の高いトップスピード持続力が問われる展開でした。
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<サトノアレス>・ディープ産駒、休み明けでも走るが疲れやすい。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力が低いので、勢いを付けたいタイプ、トップスピードの質はかなり高い。

・重は良くない。

2018年東京新聞杯、内枠で後方からややスローを追い込んで2着、休み明けで直線スムースに長くいい脚を使えた。京王杯SCでも内枠から直線スムースに外に出し長くいい脚を使って3着。阪神Cは内優位の馬場を外々を周って凡走、稍重馬場も影響。



<インディチャンプ>・ステゴ産駒で掛かりやす。

・休み明けでも走る。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は少ない、下り坂で加速できれば瞬発力は補えるが、L3が平坦だと加速に手間取る。 

有松特別では内枠から掛かり気味に中段まで下げ直線はスムースに外に、坂で一気に前を捉えて1着。元町Sでも内枠からドスローで掛かりながら中段の後ろに、直線はスムースに外に出し坂で周りが苦しくなったところを纏めて面倒見た。目視でL3から11.0,11.0,11.2位で長くいい脚を使ってきた。

<テトラドラクマ>・ルーラー産駒で休み明け良くない。

・心肺機能とパワーの両立型。  

クイーンCでは800m46.0で飛ばしながら、、L3で12.0に緩めてからL2の坂で11.5の最速を記録、ギヤチェンジ後もしっかり粘り込んでいる。フェアリーSでは前半3F35.9とドスローになり後半失速。NHKマイルCでは3か月の休み明けで凡走、オーロCでは半年ぶりで凡走。

<ストーミーシー>・休み明け良くない。

・アドマイヤムーン産駒で重馬場は得意。

・パワー型でハイペースをバテ差すのが得意。  

ービー卿CTではL2で緩み馬群が凝縮したところを外から取り付きながら減速せずに直線へ、パワーを生かして坂でしぶとく伸びて3着。

<タワーオブロンドン>・Raven’s Pass産駒、休み明けでも走る。

・馬群を割れるほどの闘志はない。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低いがトップスピードの質はまずまず。  

NHKマイルCでは内枠から中段のインコースを追走、直線では前が狭くなり投げ出すように凡走。キャピタルSでは中段から直線スムースに外に出し、内優位の馬場を外から長くいい脚で伸びて2着、休み明けでフレッシュな状態で長く足を使ってきたが、坂での加速は平凡。

<レッドオルガ>・休み明けでも走るが疲れやすい。

・直線は一本調子に加速した方が良い。

・心肺機能とパワーの両立型。   

ターコイズSは休み明け3走目で前走1着の反動、出遅れ外から追い込んだが届かず。紅葉Sでは内で詰まったが外に出してからL1でバテ差し、湘南Sではドスローを先行して4F戦に持ち込みL3最速のギヤチェンジも克服して押し切り。

<ゴールドサーベラス>・スクリーンヒーロー産駒でギヤチェンジは苦手。

・3F以上のロンスパ戦で台頭する。

・心肺機能が足りないために重賞では苦しい。

・パワーにものを言わせてバテ差しが効く中山は得意。 

幕張Sでは前半800mが47.5とややスローな展開で楽に追走して1着。続くダービー卿CTでは 800m46.2で追走一杯で凡走。函館記念ではほぼ平均ペースを中段やや前で追走したが、直線ではズルズル後退。心肺機能の低さを見せた。

<ロードクエスト>・休み明けでも走る、疲労にも強い。

・心肺機能が足りないので1400がベスト。  

パラダイスSは休み明けで2着に好走、1400稍重渡航条件、スワンSは休み明け4走目1400でやや力の要る馬場で1着。

<ヤングマンパワー>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。

・後傾ラップで好走する。

・間隔空けても走る。  

2016年富士S前半ドスローに落としてからの4F戦に持ち込み1着、2016年関屋記念では自身のラップは平均でL1バテ差し。新潟は得意で平坦コースの粘り込みで注意。

<ロジクライ>・ハーツ産駒で休み明けでも走るが疲れやすい。

・瞬発力はなく、心肺機能とパワーの両立型。  

中京記念では前半からハイペースになり先行勢の中で唯一粘り込む、このレースは休み明けでフレッシュだったことが大きい。富士Sでは休み明け3走目だが前走から中1か月半空いたことで回復していた、高速馬場で平均ペースを先行してしっかり粘り込めた。続くマイルCSでは中1か月、前半からスローになり掛かって凡走。

<ジャンダルム>Kitten’s Joy産駒で体型は短距離型。休み明けは良くない。母ビリーヴなのでマイルでも長いかも。

<ショウナンアンセム>ジャンポケ産駒で休み明けでも走る。前半が46秒台では後半苦しくなる。パワーは有るが心肺機能が足りないタイプでハイペースになると息切れしてしまう。重馬場はラップが下がるので得意。

<リライアブルエース>・ディープ産駒、休み明け良くなく、疲れやすく休み明け3走目以降は注意。

・心肺機能特化型で瞬発力とパワーは不足気味、外から一本調子に加速すれば伸びるが、坂では加速が鈍る。

・坂上での粘りは心肺機能を生かしてなかなか。    

中京記念では内枠から後方になり直線スムースに長くいい脚を使って3着、ハイペースになり前が苦しくなったところを心肺機能を生かしてのバテ差し、グレーターロンドンと同じような位置だったがパワーの差で見劣り。京王杯SCでは直線で揉まれて伸びきれず、晩春Sでは内枠から直線で空いた内をスムースに伸びて1着、坂は4コーナーからの勢いで克服している。サトノアラジンからパワーを割り引いた感じ。直線でスムースに加速し前がバテたところを心肺機能を生かして差し込むのが得意パターン。

<レアリスタ>・心肺機能とパワーの両立型、瞬発力もまぁまぁ。

・非常に掛かりやすく騎手次第。

・休み明けは良くなく恐らく疲れやすい。  

キャピタルSでは休み明けだが-6㎏と絞って好走、外枠ながら馬群に入れてしっかり折り合った上で、縫うように進路を取って伸びた、モレイラ騎手だからこその騎乗で日本人騎手では難しい。府中Sでも外枠から向う正面で前に馬を置いて折り合いに専念、直線は馬なりで坂を上るパワーで押し切り、ルメール騎手の折り合いの上手さから。

<レイエンダ>・軽い高速馬場が得意。力の要る馬場で前半が平均以上に速くなると後半失速する。

・休み明けでも走るが肉体的な疲労は大きそう。  

セントライト記念では高速馬場を中段追走から長くいい脚を繰り出し2着、夏木立賞では高速馬場を中段追走からロンスパ気味に長くいい脚を使って圧勝。チャレンジCでは間隔開けての輸送も良くなかったのか、力の要る馬場で平均ペースを中段追走して後半失速。
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