外厩について。訂正あり。

アラシヤマさんからコメントを頂きまして、外厩について考えてみました。

外厩が必要な理由は

・各調教師さんがJRAから貸与される馬房数に制限があるからですね、馬房数X2.5が預かれる馬の上限。

・レース10日前までには入厩しなければならない。

・JRAの調教施設に対する不満。

・調教師の能力不足に対する不満。

この辺りでしょうかね~、特に栗東、美浦両トレセンの坂路コースと、ノーザンファーム(以下NF)しがらき、天栄の坂路コースは大きく違います。

栗東坂路 全長1085m 高低差32m 最大勾配4.5%

美浦坂路 全長1200m 高低差18m 最大勾配4.7% *2023年に改良予定

NFしがらき 全長800m 高低差39.7m 最大勾配8%

NF天栄 全長900m 高低差36m 最大勾配8%

最大勾配が全然違いますね、美浦は2023年に改良するそうですが、単に高低差を大きくするだけでなく、香港のように芝の坂路を作るなどの工夫も必要なのでは?

NF以外にも外厩はあって山元トレセン(坂路最大勾配10%)、グリーンウッドトレーニングが社台系ですね、更に社台系では2020年1月にチャンピオンヒルズが開業予定、もの凄い規模だそうです。社台系の外厩という情報がありましたが間違いでした、正確にはチャンピオンズファームの外厩です。ただチャンピオンズFだけであれだけの外厩施設を作れるのかな~?

非社台系では吉澤S-west(滋賀県)、吉澤S-east(茨城)、宇治田原優駿ステーブルこちらは”タガノ”の冠名でおなじみの八木良治さんが設立。他にもたくさんありますが規模では社台系が圧倒していますね。

美浦の堀厩舎はNF天栄ではなく信楽を利用、なんか色々噂は聞きますが…。栗東の友道厩舎も馬によってしがらきと天栄を使い分けているようですね。それからダノンキングリーはノーザンファーム生産馬ではないのですが天栄を利用しています、オーナーがNFのお得意様のダノックスですからね~、もしかしたら共同オーナーとかになっているのかもしれませんが。2019年皐月賞では5着までの馬がしがらきか天栄を利用している馬でした( ゚Д゚)

参考になるリンクを貼っておきますね。

外厩成績一覧  http://wdb.jrdb.com/awahana/joc/gk.php

今週のレースの外厩情報  http://blog.jrdvsp.com/

NF天栄の動画 前編 https://youtu.be/xxXzJ3W2Eeo?list=WL

後編 https://youtu.be/hsbmCzj0S0M?list=WL

アラシヤマさんへのお返事

まず外厩での調教内容などを新聞に載せるのは大賛成です、できればJRAのホームページで公表して欲しいですね、映像付きで。次に5週間前に帰厩義務付けについては、現状の馬房数制限がある限り難しいと思います。調教師さんも組合を作って1人勝ちを防ぐようにしていますし、調教師さんの淘汰が進まないと・・・。怪しげなサイトの関係者情報とかもどうにかして欲しいですね、競馬記者もトレセンに出入りできる身分で馬券が買えるのもどうかと思います。

今回コメントいただき外厩についてサラッと調べてみましたが、今後ますます重要になりそうですね。2018年ダートG1勝ち馬2頭は山元トレセンからでした、短距離馬もしがらきや天栄を利用する馬が少ないので、ノーザンファームが力を入れているのが芝の中距離以上ということの表れかもしれませんね。

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