2019年1月26、27日 気になった馬。

土曜東京10Rからディキシーナイト、ダイワメジャー産駒らしくない勝ち方でちょっと驚いたのですが、シャドロールの効果かもしれませんね。このレースは前半800mが48.0とかなり緩く、L3で0.8、L2で更に0.7の加速とロンスパっぽいレースでした。この展開にも拘わらず終始馬群の外で折り合っていたところが最初の驚きでした、ここで折り合えたのはシャドロールのおかげかもしれませんね。もう一つの驚きはL3の0.8の加速で脚が削がれなかったことですね、ダイワメジャー産駒はギヤチェンジが苦手な馬が多いのですが、今回は平坦部分でのギヤチェンジ後も更に坂で加速しているのに足が削がれていませんね。考えられる要因は馬場が軽かった可能性です、日曜に条件戦で上り3F33.5が出ているので軽い高速馬場の可能性は大いにあると思います、要は軽い高速馬場だった為にギヤチェンジが苦にならなかったのかも。L1でバテ差しているのでトップスピードの質はそれほど高くはないと思いますし、L3やL2で一気に差を詰めたわけでもないので瞬発力も褒められるほどではない。この辺りはダイワメジャー産駒らしいのかもしれませんが、シャドロール効果か馬群の外でも折り合えたのは収穫ですね、折り合いがついて早目にロンスパが出来れば上のクラスでも勝機十分だと思います。
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土曜東京11Rからトリコロールブルー、2着でしたが馬群の内に入れて折り合い、直線でしっかり前を捉えられましたね。この馬の好走パターンは2つあって、1つ目は内目の枠で馬群に入れられることで闘争心が湧いてくるタイプ。もう一つは軽い高速馬場の方が合うことですね。軽い高速馬場が得意というのはステゴ産駒らしからぬ特徴ですが、心肺機能が足りないためだと思います。チャレンジCの大敗は外枠で馬群に入れられず、暮れの阪神で良馬場でも力の要る重い馬場だったことから直線で投げ出してしまいましたね。今後も内枠、高速馬場がこの馬の好走パターンでしょう。



同じく土曜東京11Rからブラックスピネル、6番人気であっと言わせましたね。前走が初めてのダート挑戦で大敗でしたが、これがいい気分転換になったのか逃げて圧勝でした。元々GⅡで4着がある馬なので態勢が整えばこれくらいは走って当然なのですが、いかんせん近走の成績が悪過ぎましたね。今回の好走要因はすんなり逃げられたことと、単騎逃げが容認された開幕週という事情でしょう。開幕週で騎手が馬場状態を把握しきれていない感じがしました、ペース判断がやや遅くなった感じで逃げ馬に楽をさせ過ぎましたね、誰も掴まえに行きませんでしたから。今回は幸運もあったともいますので、次走以降の状態を見てから判断しないと危険でしょう。

土曜中京11Rからノームコア、ハービンジャー産駒ですが2か月半の休養明けでもしっかり仕上げてきましたね、紫苑Sでも休み明けで勝ち切っているようにハービンジャーらしくない馬です。スタートで躓いてしまい後方からになり、スローペースに落とされ厳しい展開になりましたが、L3から追い出しにかかり長くいい脚を使って大外伸びてきました。惜しくも2着でしたが斤量も1㎏重かったですし、展開も恵まれなかったので好走といっていいと思います。パワーが豊富で瞬発力はやや足りない、坂があった方が良いタイプですね。

同じく土曜中京11Rからウラヌスチャーム、勿体ないレースでしたね、直線で追い出しが遅くルメール騎手に外から合わされて進路を消されてしまいました。この馬はルーラー産駒で瞬発力は足りない反面、長くいい脚を使えるのが強み、しかもトップスピードの質もなかなかのものがあります。今回のレースではL2まで全く追わずにエンジンが掛かり切る前にルメール騎手に来られてしまい万事休すでした。この馬の特徴を理解している騎手に乗ってもらわないとダメでしょうね。

日曜東京10Rからアイスバブル、勝つには勝ちましたが距離が長いかもしれませんね。休み明けでしたが馬場を考えると前半の74秒はドスローと言っていいレベルですし、上がりも34.5と褒められませんね、1800がベストではないでしょうか。クラスが上がって前半のペースが速くなった時にこの距離で対応できるのか未知数ですね。

同じく日曜東京10Rからへリファルテ、スタートの遅さがどうしても付き纏う馬で、終いはしっかりしているのに届かないというもどかしい競馬が続いています。今回も前半をスローに落とされてしまい、届かずでした。スタートが改善すれば末脚は良いものを持っているので重賞でも活躍できると思いますが、現状では取りこぼしてしまいます。東京でばかり使われていますが京都2400の方が脚質的に合いそうです。

日曜京都11Rからダノンスマッシュ、馬の強さ以上に本番での騎乗が心配になるコース取りでしたね。まずダノンスマッシュの方ですが、ロードカナロア産駒らしく素晴らしい瞬発力で、直線前が壁になった展開でも外に出した途端に弾けるように差し切りました。時計自体は馬場状態もあるので大したことはありませんが、レース内容は圧巻でしたね。本番でも十分好走できるポテンシャルを見せつけてくれました。

で、問題の騎手の方です。ラブカンプーミルコを頼りにし過ぎて、4コーナーで怪しくなったラブカンプーが下がってきた煽りをモロに受けてしまいましたね。外に出すのに後ろの2頭に迷惑をかけ制裁を喰らっていました。本番で内枠を引いてしまうと大きな懸念材料になりそうで、また他馬への影響も考えないといけなくなってしまいました。この騎手は好位置を取ってしまうと勝負どころでも自ら勝ちにいかないんですよね、アルアインの天皇賞秋も。さて本番でこの馬に運があるのかないのか、すべては枠順でしょう。
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